食の豆知識

刑務所の食事って「臭いメシ」なのか?意外なそのメニューとは

飯

臭いメシ

豪華な食事ではないが…

刑務所に服役したことはありますか。

いや、別に悪いことではないんですよ。

前科者という言葉があります。

刑務所に服役したことがあるということは法を犯したことがあるということになります。

でも刑務所は矯正施設です。

法を犯してしまったけれど、刑務所に服役し、考えを改め、反省したという事にはなりませんか。

なかには反省などせず、出所後にまた法を犯す人もいることでしょうが、罪を犯した罰として刑務所に服役して反省した人たちを、前科者と差別するのはどうかと思いますよ。

また、そういった差別が再犯を助長させるという面もあると筆者は思います。

もちろん被害者の立場からすればこの考えも変わってくるとは思います。しかしながら社会や企業が、元受刑者を差別するのは間違っていると思います。これについてはいつか機会があれば詳しく書いてみたいと思います。

以前、軽犯罪を犯した容疑者が動機として

「刑務所に入れば衣食住に困らないと思った」


と供述しているのをニュースで見たことがあります。

あきれた動機ではありますが、確かに衣食住は保証されます。

塀の外からすると刑務所の食事ってどのようなものが提供されているのか興味がありませんか。

刑務所の食事といえば「臭いメシ」と揶揄されることが多いようです。

質の悪い食事というイメージが先行し、このような表現がなされているのかと思います。

子供の頃、受刑者は食事を口にする前に腐っていないかどうか臭いをかぐ、と聞いたことがあります。

真偽のほどは定かではありませんが、実態はどうなのでしょうか。

  • 朝:麦飯 味噌汁 サバの缶詰 ふりかけ
  • 昼:麦飯 野菜炒め かき玉汁 漬け物
  • 夜:麦飯 しらたきソテー 筑前煮 ウグイス豆
ある刑務所の一日の献立です。

豪華な食事とはいえませんが、充実したメニューだと思いませんか。

会社の社員食堂や大学の学生食堂で提供されるメニューと同じようなごく一般的なメニューですね。

質の悪い「臭いメシ」というイメージはありません。

麦飯が主食。おせちも支給

刑務所内の主食は麦飯だそうです。

麦3:米7

この比率で炊かれています。

最近はヘルシー志向を反映して、一般の食事でも麦飯が好まれている傾向があります。

刑務所内の主食がいつから麦飯中心になったのかは定かではありませんが、ヘルシーブームを先取りしているような気がして新鮮な驚きがあります。

事実受刑者の中には麦飯主体の食事により血糖値が下がり、出所の頃には健康な状態になっているなんて事もあるそうですよ。

刑務所内での一日の摂取カロリーは法務大臣の訓令で定められており、成人男性は1日当たり2200から2600カロリーだそうです。

料理担当の受刑者が調理するのが基本のため、プロの料理人が作ったものと比べると味にばらつきがありますが、基本的にはインスタントの食材などは使用しないため非常に健康的です。

ネット上では

「オレの食事より豪華じゃん」


と感想を述べている人もいました。

正月にはおせち料理、バレンタインにはチョコレート、土用の丑の日にはうなぎも支給されるなど、季節に応じた食べ物も支給されるそうです。

ちなみに刑務所内では支給される食事以外の食べ物はいっさい口にできません。

特に甘いものは一般人に比べて口にする機会が極端に少ないそうです。

ただ受給者のランクによっては食事以外にジュースやお菓子を食べることが許可される場合もあるそうです。

受給者は日常生活の態度、作業所での勤務態度などによって1から5までのランクで評価されます。

一番下のランクは5。

ランクが上がってくるとある程度の優遇措置が認められておりランク3以上になるとお菓子を食べることができるそうです。

ポテトチップスやチョコレート、ドーナツや缶コーヒー、ジュース、夏にはアイスクリームも食べることができます。

ただし無料ではなく作業報奨金からの引き落としになるそうです。



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刑務所に入らなくても食べられる

法務省の「赤れんがまつり」

意外に立派なメニューだった刑務所内の食事ですが、こうなってくると一度食べてみたいと思う人もいるのではないでしょうか。

実は刑務所内の食事を試食できる機会があるのです。

一般にも刑務所のことをよく知ってもらおうとイベントを開催することがありますが、そのときに試食会を催すことがあります。

この種のイベントで有名なのが法務省主催の

赤れんがまつり

です。

年に一度開催されるこのイベントでは刑務所内で食べられている食事の試食会が無料で行われます。

大変な人気だそうで、すぐ定員に達してしまうとか。

食べた人の感想を見てみると、みな一様に声をそろえて「美味しい」と賞賛しています。

「臭いメシ」なんていうイメージは全くないそうですよ。

食事というのは人間にとっては非常に大事なものなのですね。

ふつうの会社員だって、忙しさにかまけて食事をファストフードやコンビニのおにぎりだけですませてしまってはモチベーションが下がりますよね。

受刑者だって同じです。特に刑務所という自由が制約される環境の中で、一番楽しみなのは食事なのでないでしょうか。

まさケロンのひとこと

刑務所の食事は「臭いメシ」なんかじゃないんだね~。
ランクが上がればジュースやお菓子も食べることができるし、健康的な食事は人間性も変えるのかな?

masakeron-love


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」