宇宙

宇宙飛行の安全・成功を見守る番犬「スヌーピー」

NASA
Written by すずき大和

9月12日は、国際宇宙年の1992年に科学技術庁と国立機関の宇宙技術研究所によって

「宇宙の日」

と制定されました。

日付については一般公募され、毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルに乗って宇宙に飛び立った日が選ばれました。

あれから20余年、毛利さんの後にもたくさんの日本人宇宙飛行士が生れました。

日本が開発した「はやぶさ」が、2010年、世界で初めて重力圏外の星の表面物質を採取して持ち帰った時は、世界中が興奮に湧きました。

いくつもの国が共同開発し、運営に携わっている「国際宇宙ステーション(ISS)」は、2011年に本格的に稼働を始め、日本が作った実験棟「きぼう」も成果を上げています。

2014年には、日本人宇宙飛行士の若田光一さんが、ISSで司令官を無事勤め上げて帰還しました。

現在、千葉の幕張メッセでは

「宇宙博」

が開催されており、世間はちょっとした宇宙ブームです。



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NASAの宇宙開発プログラムのシンボル

JAXAとNASA

現在、世界の宇宙開発の先頭を走っているのはアメリカロシアです。

国際宇宙ステーションの計画や運行もこの2ヶ国が中心になって進んでいます。

日本の宇宙開発は、現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が一手に担っていますが、JAXA所属の日本人宇宙飛行士も、国際宇宙ステーションへは、ロシアのソユーズで行き来します。

日本はまた、特にアメリカ航空宇宙局(NASA)との関わりが深く、共同で開発事業を行ったり、多くのことを情報共有して協力し合っています。

宇宙博のテーマもNASAとJAXAの歴史と開発事業を紹介する内容がメインとなっています。

シルバー・スヌーピー賞

そのNASAから、有人宇宙飛行ミッションの成功の為に大きく貢献した人に贈られる賞があります。

例えば、国際宇宙ステーションなどの業務において、コスト削減やシステム・装置の性能向上、より効率的な運用の支援などの功績を上げると授与されます。

この賞の名称は

「シルバー・スヌーピー賞」

といいます。

実際に贈られる物は、宇宙服姿のスヌーピーがデザインされた純銀製のバッジです。

日本人にも受賞者がおり、近年では2010年に、民間宇宙開発関連企業「JAMSS」で長年宇宙飛行士の訓練に携わってきた奈良和春さんという人が受賞しています。

安全を守るため、モチベーションの向上を

スヌーピーが宇宙開発と関わりを持ったきっかけは、1950年代から1960年代にかけて、NASAが取り組んでいた計画でした。

このミッションにおいて発生した様々な問題の原因を調べると、多くが職員個人の不注意やミスであったことがわかりました。

NASAは、宇宙飛行士の命と安全を守って仕事を成功させるためには、職員のモチベーションを向上させるための取り組みが必要だと考えました。

まずは、安全飛行やミッション成功のシンボルとなり、有人宇宙飛行を見守ってくれるキャラクターを作ることにしました。

優しく強く見守ってくれる番犬キャラ

宇宙での成功を見守ってもらう番犬として、その頃新聞の連載マンガ「ピーナッツ」で人気があった犬のキャラ

「スヌーピー」

をイメージキャラクターに採用してはどうか?

と気付いたNASAは、さっそく作者のチャールズ・M・シュルツさんに、スヌーピーをシンボルとして使いたいとお願いします。

宇宙開発の熱心な支持者であったシュルツ氏は、喜んで賛成し、宇宙服のスヌーピーが誕生することになったのです。

シュルツ氏は、アップリケ、ポスター、カード、バッチ・・・など、モチベーション向上キャンペーンに使われたアイテムすべてのデザインをしてくれました。

“アストロノーツ スヌーピー”

と呼ばれる宇宙服のスヌーピーは、宇宙飛行士たちにも、マスコミや政治家の先生にも、熱烈に支持されました。

シュルツ氏が亡くなった今も、ずっとNASAの宇宙開発事業のシンボルとされ、シルバー・スヌーピー賞はNASAの職員をはじめとして多くの宇宙開発に関わる人たちにとって憧れの賞であり、受賞者は大きな名誉と誇りを感じています。

純銀のバッチは一般人には手に入りませんが、アストロノーツデザインのグッズは、日本でもたくさん販売されています。宇宙の日、良かったらちょっとキャラクターショップを覗いてみてください。

まさケロンのひとこと

「アストロノーツ・まさケロン」もいつか熱烈に支持されるはず!

masakeron-love


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。