LINE

LINEの危険性?子どもにスマホをねだられたらどうしますか

おねだり
Written by すずき大和

今、子どもたちも携帯を持ち歩く時代となりました。

携帯を持つ子どもは、必ず友だち同士でメールやSNS(インターネットのサイトを通じて、特定の相手と情報を共有したり、会話したりできるページ)を使ってコミュニケーションを始めます。

が、大人よりも文字による会話のスキルが未熟なため、相手を無用に傷つけたり、傷ついたりする事例が多発し、それがきっかけでいじめに発展することも多々見られるようになりました。

特に、スマホを使ってコミュニケーションするLINEというツールが流行りだすと、SNSの中以上に

“ネットのいじめ”

が起きやすくなりました。

LINEは使い勝手がよく、見た目も楽しく、上手に使えば便利なツールです。

楽しいものにはのめり込んでしまいやすい子どもたちの間でも、あっという間に人気になっています。

「LINEの仲間に入らないと、友だち付き合いができなくなっちゃうから」


と子どもにスマホをねだられて、困っている親御さんは少なくないことでしょう。

でも詐欺や個人情報抜き取りの犯罪に巻き込まれやすいとも聞くし、ネットいじめの対象になったらどうしよう、と思うと、買い与えるのを躊躇してしまう人もいるでしょう。



スポンサーリンク

LINE 知っていますか?

使ったことがない人のための解説

LINEが心配で悩んでいる親御さんの中には、ご自身はスマホを使っていない人がたくさんいます。

自分が実際使ったことがなく、LINEで何ができるのかもよくわかっていないと、判断しようがなく不安ばかりが募るでしょう。

とはいえ、いわゆるガラケー止まりの自分としては、スマホもLINEもなかなかついて行けず、何から聞いたらいいのもかわからない・・・

そんな皆さんのために、判断するポイントと、実際子どもがLINEを使い始めてから気を付けてあげることについて、一番大事な部分だけ解説してみました。

LINEて何?基本的なことだけ理解しよう

日本では主にスマホを使って利用されているコミュニケーションアプリです、ってことまではご存知ですね。

登録した特定の相手とチャット(声ではなく、文字で会話する電話みたいなもの)しているように会話をするのに便利な機能です。

チャットと違って、必ずリアルタイムで会話するわけではなく、メールのように一方的にメッセージを送っておいて、相手が都合のいい時に返信できます。

時間差ができても、画面上には互いの会話が延々続けて表示されていくので、メールでやりとりするよりも会話がしやすく、見やすいです。

また、「スタンプ」と呼ばれる、メールで使う絵文字のようなものが、もっと大きなイラストで、いろいろなバリエーションで取り揃えられており、それを手軽に貼り付けていけることも、楽しさを演出しています。

外からくる危険はリスクのうち、という考えで成り立っている

冒頭にも書きましたが、最近LINEのIDのっとりによる詐欺被害が話題になりました。

未成年が性犯罪などに巻き込まれるなど、犯罪の温床になりやすい問題は、他にもいろいろ指摘されています。

LINEを使うには、自分の携帯番号とメールアドレスを登録することが必須です。

危険に巻き込まれる原因は、突き詰めていくと、自分の電話番号が登録されていることが、自分の全然知らない人にまで自動的に伝わってしまうシステムになっているために、悪意をもった人からのアクセスを可能にしてしまうせいです。

LINEは韓国の会社がやっているサービスで、韓国の個人情報に対する考え方は、日本とは違います。

簡単に言うと、LINEを使うことで、無料で会話ができる代わりに、自分のスマホに登録されている知り合いの電話番号やメールアドレスなどの情報を、LINEの会社に預けてしまうことになっています。

そして、それらの情報がLINEの会社以外に漏えいしないようにするセキュリティが、とても緩くできています。

緩いので、のっとりも比較的簡単にされてしまいます。

しかし、たとえ漏えいし、被害にあっても、会社は何も責任を負わないことになっています。

そこは自己責任

という考え方です。

LINEは便利ですが、そういうリスクが伴っているアプリであることをきちんと承諾して使わないといけないもの、そう認識してください。

守ってくれるのは、子ども自身のコミュニケーション能力

危険は使い方で回避できるようにはなっている

LINEを使うならば、

  • 情報共有範囲が友だちの友だちまでいかないように設定を操作すること
  • LINEで連絡を取り合う人たちを特定の知り合いだけに留めること


この2点を守れば、危険なものとの遭遇はかなり回避することができます。

しかし、判断力が未熟な子どもに、相手を信用していい人か、いけない人なのかの判断をさせるのは、大変難しいことです。

子どもが相手を信用してしまったら、それは知らない人ではなくなり、友だちにしてもいい人になってしまいます。

また、顔見知りの友だちの間で、いじめやいやがらせが起きた時、ターゲットとなる子の情報をわざと漏えいさせるようなことも、深く考えずいたずらのように行われる場合があります。

ネットでのトラブルやいじめは、会話スキルの未熟さゆえ

LINEを使うことで一番子どもに悪影響があることは、外からくる危険よりも、むしろ友だち同士の関係をストレスに変えてしまう可能性が非常に高いことでしょう。

これは実は大人も同じです。ただ、大人の場合は、子どもよりは相手の状況を思いやる思慮があり、LINEでつながる人たちとの関係だけが世界のすべてではなく、価値観も無限にあることを学習してきています。

文字のやり取りの会話で不愉快にな思いをした時に、そこから離れたり、適当にいなしたりする力を持っています。

子どもはそこがまだ一歩引いて考えられず、カチンとくる言葉に遭遇した途端、相手を憎んだり深く傷ついたりしやすく、そこを乗り越えて相手とのよい関係を保つ術を知りません。

そのため、会って話してけんかした時なら、なんでもなく仲直りできそうなことですら、どんどん後を引いて、怒りや悲しみを増幅させやすいのです。

大事なのは、トラブルに対処する力があるかどうか

スマホを持たせて友だちとLINEでやり取りさせてもいいのかどうか、を判断するならば、LINEが安全かどうか、安全に使うルールが作れるかどうか、というのは二次的な問題です。

最も考えなければいけないポイントは、

子ども自身がどこまでのコミュニケーション能力を持っているのか、

という点です。

心の発育の段階や元々の性格などを考えて、LINEのやり取りの中で起きるトラブルを乗り越えることができるかどうか見極めてあげてください。

文字の会話の問題点を親がまずきちんと把握しよう

LINEでトラブルは必ず起きるものと認識すること

大人でも、文字だけの会話では、直接会って話すよりも誤解が起きやすいものです。

長い文章の論文ならともかく、瞬時に書くショートメールならば、書き手と読み手のニュアンスが大きく違ってしまうことはありがちです。

文字で読むと、言葉で聞くよりも何でもより強い意味に受け取ってしまう傾向があるので、嫌なことはもっと悪意に感じてしまうものです。

どんなに気をつけても、思慮の浅い子どもの言葉が相手を傷つけるトラブルを起こさないわけがないのです。

ですから、トラブルは起きるものとしてコトにあたってください。繰り返しますが、どんな子どもが使っても安全なLINEも、これさえ守れば絶対安全というルールもありません。

そこを求めることにやっきにならないでください。

親がまずコミュニケーション力を付けること

子どもが問題解決していけるかどうか判断するにあたり、トラブルの時に、親がどこまでケア・サポートしてあげられるかを考えることも大切です。

いじめも、周りに力になってくれる大人がいるかいないかで、子どもの傷の深さは大きく違ってくるものです。

まず、親のあなたがLINEで起きるトラブルについて正しく理解してください。

前述のように、文字だけの会話は誤解が起きやすく、受けてが思い込んでいるほど相手に他意はないことがほとんどです。

また、相手が言葉に込めた深い意味を読み手が汲み取る力が足りなくてすれ違うこともあります。

子どもがLINEの反応で動揺した時、相手に嫌悪感を抱く前に、「それは勘違いや思い込みかもしれないよ」ということを考えることが大切だと、教えてあげられる親になりましょう。

間違っても、子どもと一緒になって、相手にキレたりしないでください。

本当にいじめられた時はLINEなんて気にしないこと

それでも相手も子どもなんで、こちらの他意のない言動(例えば既読無視=メッセージを読んだのに即時に返信しないこと)を一方的に悪く取られ、時には本当に悪意で意地悪な言葉を投げ付けられることもあります。

仲間内でグループから外されたりするかもしれません。

しかし、ネットいじめをする子たちが、学校でリアルに過ごす時までいじめ行為を行うことは稀です。

大人の見える所では、今の子は当たり障りなく過ごします。

いじめがネット内だけにとどまっているならば、LINEなんてやめちゃえば済むことです。

リアルに接する部分でこちらが普通に接していれば、わかってくれる子もちゃんといます。

ネットでも、リアルでも、声の大きい人に嫌なことを言われても、それを聞いて黙っている周りの子もみんな同じように思っているとは限らないのです。

理不尽なことを言われても、その場でそれを否定して言い合う必要はないのです。

そこをちゃんと言い聞かせてあげてください。

いじめの中にあったとしても、決してクラスの子全部が敵なわけではなく、あなたは一人ではないと、子どもに教えてあげてください。

目の前の嫌なことだけで世の中出来ているわけではないことがわかれば、一時の嫌のこともやり過ごしていくことができるようになります。

少なくとも、親のあなたはずっと味方だとわかっていれば、子どもは自殺なんかしません。

LINEは子どもを成長させる修練にもなる

大人になっても、文字の会話の落とし穴に落ちて、キレたり炎上させたりする人はたくさんいます。

子どものころからLINEのトラブルに慣れていくことは、大人としてより秀逸な受け答えができる人に成長するためにはいい体験になります。

親として、子どもと一緒に成長していく気持ちがあったら、あえてLINEさせてあげるのもいいかもしれません。

いずれにせよ、親のあなたの普段の言動が子どもの価値観に投影されています。

いじめない、いじめられない子に育たければ、あなた自身が、価値観の異なるモノに出会った時に、あからさまに嫌悪したり、排斥したりするような生き方をしていないか、見直すことが大事かもしれません。

あなたが親としてちゃんと子どものコミュニケーション能力に向き合っていく覚悟がもてるのなら、スマホ買ってあげてもきっと大丈夫です。

まさケロンのひとこと

文字会話力を身につけさせるために、あえてLINEをすすめるっていうのもアリだよね。
子どもとしては、大人になるまでの試練が増えてるのかもしれないけど、そのぶん立派な大人になると思う!

masakeron-love


スポンサーリンク
Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

あなたにオススメの記事

筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。