ウイルス対策

偽セキュリティソフト?PC苦手な人もわかる・できる対策

暗がりで光るMBA
Written by すずき大和

PCでインターネットのページをいろいろ見ていたら、いきなり変な窓が開いて、何か危険な警告のようなメッセージが出てしまうことがあります。

だいたいは

「ウィスルに感染している恐れがあります」

「危険なスパイウェアが見つかりました」

「ハードディスク内にエラーが生じました。一度コンピューター内をチェックしてください」


・・・などなど、何かいけないものがダウンロードされてしまったかのような脅し文句が出て来ます。

これは詐欺の手口のひとつで、つい焦ってしまい、支持されるままにコマンドを実行すると、有料のセキュリティソフトを購入させる画面に導かれてクレジット番号などの情報を盗まれたり、本当にお金をだまし取られたりします。



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どんどん進化していく偽セキュリティソフト型マルウェア

巧みにソフトの購入を余儀なくされるよう導く詐欺

これは「偽セキュリティソフト」を売りつける詐欺です。

巧みな手口でPC操作に支障をきたすようなウイルスなどのマルウェア(悪さをしかけるソフトやコード)をダウンロードさせる、またはしてしまったと思い込ませ、支障を回復するには、指定のソフトをダウンロードして起動させてくださいと誘導してきます。

そして、強引に(偽の)セキュリティソフトを購入させます。

または、購入手続きやウイルス駆除をさせるふりをして、PC内のデータを盗み取ります。

怪しい広告や迷惑メールを無視することで防げるもの

被害が日本で初めに急増したのは2000年代の半ばぐらいです。

最初は、迷惑メールや偽広告にウイルスに感染するURLを貼りつけておいて、言葉巧みにそれをクリックさせようとするものがほとんどでした。

怪しいものには手を触れないように気を付けてさえいれば被害は防げましたが、「無料でウイルスのチェックをします」のような宣伝にひっかかって、ダウンロードしてしまう人が続出しました。

が、手口が知られてくると、みんな気を付けるようになり、一時被害の増加傾向が緩みました。

警告文が出ても無視して窓を閉じれば被害に至らないもの

その後、無料のソフトや動画、スクリーンセーバーなどをダウンロードすると、そこに紛れて一緒にダウンロードされるタイプのものが主流になります。

冒頭で紹介したように、突然警告文が出て来ることが増えました。

警告に従って次のページを開けなければ、被害にはならないものが大半でしたが、その警告文が実在の有名セキュリティソフトのデザインそっくりに作られていたり、自動的にウイルスチェックを行っているようなアニメが流れた後に「20個のスパイウェアが見つかりました」などの文が出るしかけになっていたため、つい促されるまま「次へ」をクリックしてしまう人がたくさんいました。

罠が高度化し、疑いつつもDLせざるを得ない手口が登場

2010年代に入ると、罠がしかけられたページを開くだけで、悪質なウイルスに感染してしまう手口が増えはじめ、被害は急激に増加していきました。

一例としては、次々と警告画面や購入契約画面が開き続けるものがあります。

多くは情報を入力するまで消すことができないように仕組まれていました。

スタートメニューからコントロールパネルやファイルのアイコンなどが消えてしまい、代わりに空のフォルダのアイコンを表示させたりして、PCのデータが壊されたように見せかけ、強引に契約させるものも出現しています。

新手の脅威「ランサムウェア」

2年程前から被害が増えているものに「ランサムウェア」というマルウェアがあります。

これにやられると、ファイル等のデータが勝手に暗号化されて開けなくなります。

最悪、偽セキュリティソフトの契約手続きを促すwebページしか出なくなります。

これは、データを人質に契約を迫るようなもので、思わずパニック状態になって支持されるままに手続してしまったケースがたくさん出ています。

ランサムウェアは日々進化しており、2015年には、クラウド(ネットワーク上に個人のデータを保存して利用するシステム)へも本格進出すると見られる旨が、昨年アメリカで発表されています。

被害に合わないようにするには、どうすればいいか

ちゃんとした有料のセキュリティシステムを入れる

マルウェアは、セキュリティの脆弱な部分を狙って侵入してきます。

PC内のシステムの弱い所をできるだけなくすよう心がけることが何よりも重要です。

まずは、偽ではないセキュリティソフトを入れましょう。きちんとした優良なセキュリティソフトがあれば、現在はほとんどのマルウェアの被害を防止できます。

契約期間中は、次々出て来る新手のウイルスなどにも対応させた最新版が、常時更新されるようになっています。

定期的に自動で感染チェックもしてくれます。また、万が一侵入されてPC操作に支障が出る事態が起きても、電話で丁寧に解決法をレクチャーするサービスもあります。

どれがちゃんとしたソフトでどれが怪しいのか、どうやって判断するのでしょう。

できればインターネットで契約せず、お店に買いに行き、店員さんにオススメ品を聞いて選ぶ方が確実です。

ネット内には、有名な会社の製品と良く似せたインチキ商品ページもあり、検索するとわざと上位に出て来るように巧みにしかけをした怪しい広告もたくさんあります。

信用性の高い新聞社のページにすら、マルウェアの仕込まれた広告が紛れ込む事態もおきる時代です。

自分はPCに詳しくないと思っている人は、ネット広告やDMで紹介された商品や無料ソフトは、とにかく止めておきましょう。

インストールされているシステムは常に最新版に

OSやメールソフト、画像閲覧ソフトなど、PC内にインストールされている様々なソフトウェアも、次々脆弱な部分の攻撃をされては改革することを繰り返しています。

これらも常に最新版が入っているようにしてください。特に、OS(Windowsは特に)がひとつ以上前のバージョンだと、侵入の危険が格段に高くなります。

PCの設定操作のメニューのどこかに、「重要なシステムは常に最新のものに自動アップロードされる」というような項目がありますから、必ずオンにしておきましょう。

もしもの時のためにデータはバックアップを

それでも、次々やってくる新手のものに入り込まれる場合があります。

いきなり警告の言葉が出てきたとしても、セキュリティソフトが入っていれば、それが危ないものだと教えてくれますから、金銭被害やデータ損失の被害に至る前に対処できます。

もしもデータが開けなくなったとしても、焦らず対応するためには、大事なものはバックアップを取っておく習慣をつけましょう。

それだけで、冷静な気持ちで対処できるようになります。

やたらにクリックしない・入力しない・お金払わない

そして、基本の基本、無防備に怪しいものにさわらないことです。

勧誘・広告の類のDMや差出人がよくわからないメールは開けない。

広告や感動話などのページを開けて、更に別のリンクをクリックしないと先が読めないようになっていたら、無視して画面を閉じる。

自分で入れたセキュリティソフト以外から発せられた警告は無視する、など、うっかりクリックしないよう注意しましょう。

ちゃんとしたネット商法をする会社は、いきなり個人情報の入力を促すことも金銭の契約に導くようなページが出て来ることも絶対にありません。

どんなに焦っても、住所やクレジットカード情報を入力したり、お金を振り込んだりしないでください。

焦らず慌てず、放っておいて大丈夫か不安な場合は、何もしないでセキュリティソフト会社のお客様サービスに電話しましょう。

日々進化するインターネット詐欺ですが、十分な対策と焦らない対処ができれば、多くが被害を防げるものです。PCを使うこと自体に臆することなく、安全管理をしっかりやって、楽しく便利なPCライフを送ってください。

まさケロンのひとこと

やり方がきたないよね。ここのサイトの管理人も初めてみたときは「え?」って不安に思ったみたい。
機能が多すぎてわからないことだらけになっちゃってるけど、まずは疑ってみる癖をつけよう。

masakeron-normal


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。