メディア・報道

謙虚?大げさ?「シャーロット」命名問題で日本人が見えてくる

小猿

英国に失礼

サルに王女と同じ名前を付けるなんて

5月2日に英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の第2子が誕生しました。

この王女は「シャーロット」と命名されました。メディアなどで大きく取り上げられたのでご存じの方も多いでしょう。

同時期に大分市にある高崎山自然動物園が生まれたばかりの赤ちゃんザルの名前を公募で募集、結果「シャーロット」と命名したところ、多数の批判が寄せられ、動物園側が謝罪する騒動にまで発展しました。

「日本の恥だ」

「もし皇族の名前を動物につけられたら、どんな気がするか」

「英国王室に対し、失礼だ」


という苦情・反対意見が殺到し、一時は電話がパンクしてしまったといいます。

国内でも賛否両論

この騒動を受けて、日本国内のネット上でも様々な意見が交換されました。

「英王室としては、あまり良い気がしないと思う」

「名前に著作権はない。よって問題なし」

「公募で決まったのだから、しかたがないのでは」

「サルだから問題になってんだろ。これがパンダとかもっと可愛い動物だったら、ここまで大きくならなかったんじゃないか」

「謝罪する必要はないのではないか?」


おおむね、シャーロットと命名したことに対し肯定的な意見が多数を占めていました。



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海外でも取り上げられる

「日本人は礼儀正しいなあ」

この騒動は、英国はもちろんのこと、アメリカなどでもニュースとして報道されたそうです。海外の意見を拾ってみました。

「王女の名前をサルにつけるなんて、理解できない」

「日本人は礼儀正しいな。ただ、謝る必要はないと思う」

「悪いと思ったから謝罪した。それで良いじゃないか」

「お祝いの気持ちから命名したんだろう。それは英国人としてうれしいことだ。別に王室に対して悪事を働いたわけじゃない、謝罪は不要」

「シャーロットっていう名前の人はたくさん居るし、自分のペットをそう呼んでいる人も多い。なぜ謝らなければいけないの?」

「日本人は大げさすぎる」

「この報道で気分を害した英国人がいるとは思えない」

「英国人よりも、日本人の方が王室に対して敬意を払っているというのは非常に興味深い」


「動物園の自由」

英王室はこの問題に関して現時点で公式のコメントは発表していません。

ただし英国国営放送や英国の主要紙などは、

「公式にはノーコメント。ただし王室はこの件を問題視しておらず、ウィリアム王子もキャサリン妃も傷ついていない。飼育している動物にどんな名前をつけるかは動物園の自由です」


と報道しました。

名前は変えません

一時は謝罪した動物園側ですが5月8日、英国王室から抗議などがなかったため、名前を見直す必要はないと判断し、「シャーロット」のまま変えない方針を発表しました。これで一連の騒動に決着がついたわけです。

シャーロットという名前について

さて、今回問題として取り上げられたシャーロットという名前についてですが、英語圏では一般的な名前であり、当然ながら英国王室でしか使用が認められない特殊な名前というわけではないのです。

ここでまめ知識をひとつ。じつはシャーロットというのは「チャールズ」の女性系の名前なんだそうです。

チャールズといえば、ウィリアムズ王子の父親、チャールズ皇太子を思い出します。だから王女としてふさわしい名前だといえます。

この名前に対しての英国国民の反応も、

「美しい名前」

と歓迎ムード一色だそうです。

謙虚? 大げさ?

日本人の美徳?

この騒動、読者のみなさんはどう受け止めましたか?

海外の反応の大多数が示しているように、「謝罪する必要はない」と感じた読者もいることでしょう。

この謙虚さというのでしょうか、

「英国王室の王女と同じ名前をサルに命名するなんて、非常識だ」


という考え方は大多数の外国人にとっては

「悪いことではないが、日本人って礼儀正しすぎるなあ」


と映ったようです。

見方を変えてみると、これが日本人の特長でもあるような気がします。

相手に対して失礼ではないかという配慮、これは日本人にとって長所でもあると同時に短所にもなりうるわけです。

こういう部分は大切にしたいなあ、と思う反面、外交などで厳しい条件のなか交渉をしなければならないような場面においてはマイナスに作用してしまうこともあり、難しいところではあります。

まさケロンのひとこと

これから海外旅行に行く人も増えるだろうし、なにかと外国人と接する機会は増えていくと思う。
「日本人らしさ」に対する外国人の反応はしっかり押さえておきたいね!

masakeron-happy


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」