成人式

成人て何?18歳で大人になると高校3年の冬が成人式だよ

大人なお店
Written by すずき大和

日本では、20歳が成人と未成年の境です。20歳を迎えると

「大人」

になります。では、「大人」って具体的には何なのでしょうか。



スポンサーリンク

大人として認められる、とはどういうことか

選挙権=大人の責任じゃなかったのか

今まで、一般的な意識として「大人の責任」というと、

  • 「選挙権」
  • 「飲酒・喫煙」


のふたつが大きな象徴であるような印象がありました。

「責任ある大人じゃないと、やっちゃいけない」


と多くの人が考えていたことが、「選挙」「飲酒・喫煙」だったわけです。

ところが、2015年、突然公職選挙法が改正され、選挙権だけ18歳から得られることになりました。現在18歳と19歳は

“選挙権があるけど大人じゃない”

という状態です。

国民的議論もあまりされないまま、国会でさっさと法改正されてしまったこともあり、

「未成年が選挙権を持っているのって、なんか変な感じ」

という違和感を広く世間に残すことになりました。

そんなちぐはぐさを解消するという建前のもとに、自民党では、民法の規定やその他の法律の年齢制限も、「国法上の統一性」のために18歳以上に引き下げる提言を出しました。

飲酒・喫煙=大人の証だよね

例えば、「犯罪に対する責任」という視点では、現行の少年法の年齢制限が、民法の「成年」年齢を基準にしていることに不満に感じる国民の割合は年々高くなっています。18歳・19歳を子ども扱いして保護すべきではない、と考える人が増えています。

ですから、与党の提言に対しても、

“選挙権も18歳になったことだし、なら、成人年齢も18歳にしちゃっていいじゃん”

と、社会の空気が流れてもよさそうですが、実際はそうはなりませんでした。

多くの人が「飲酒・喫煙」に関して解禁年齢の引き下げに嫌悪感や危機感をあらわにしたのです。喫煙のからだへの影響や、現在の18歳19歳の飲酒の判断力(飲酒運転などの問題)への不安を心配する人がたくさんいました。

実は、選挙権同様、飲酒と喫煙の年齢制限を民法の成年とは別にするように法改正することは可能です。しかし、やはり

「飲酒・喫煙=大人の証」

という感覚が強いせいか、そこだけ別にして成人年齢は18歳に下げる、ということに賛同する人はあまりいませんでした。結局、与党は提言のトーンを下げざるを得ませんでした。

どこから大人扱いするか、はそれぞれの内容によって違う

大人と子どもの区別は、案外柔軟に判断されている

選挙も飲酒や喫煙も、犯罪の扱いの区別を定めた少年法も、民法とは別の法で年齢規定が決められています。公営ギャンブル券の購入も、未成年はダメと決める法があります。

一方で、結婚や、仕事や、車やバイクの免許取得や、大人の映画等を見てもいいかどうかなど、既に20歳より下の年齢で制限する定めもたくさんあります。

なんとなく「大人の証」と思っていたことの多くは、それぞれの都合で大人と子どもの境の年齢を区別していました。何歳未満がダメなのか、その時代の求めに応じて柔軟に決められてきています。

民法の定める大人の証は「信用」

では、民法の定める成年とは、いったい何を意味するのでしょうか。

何をもって「法律上の大人」と判断されるのでしょう?

民法第5条では、

「未成年が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない」


と定められています。

法律行為とは、具体的にいうといろいろな「契約」のことです。

未成年は、法定代理人(保護者)の同意がないと、自由にネットで買い物したり、アルバイトしたりできません。借金もできないので、ローンやクレジット契約もできません。

“社会的な信用”という部分で、一人前扱いされるかどうか、が大人の真の証ということでしょうか。

成人式事情で考える18歳成人

成人式はいつやりたい?

実際に現在20歳未満の人たちや、その親の皆さんの声はどうなのでしょう。

大規模な意識調査統計はないのですが、個別のインタビューやコメント書き込みなどを追っていくと、

“実際に、生活や周囲からの扱われ方が大きく変わるのは、高校を卒業する18歳”


という実感が圧倒的に強いようです。

が、一方で、

“成人式は20歳でやりたい”

という意見が、子どもからも親からも多数あります。

18歳で成人式なんて、非現実的

今日び、18歳の1月といえば、大学受験の真っただ中です。

そんな最中に成人式のパーティーで浮かれている余裕はありません。就職や進学して2年後くらいのほうが身の周りも気持ちも安定し、久々に地元の友だちと会いたくなるのもその頃です。

親としても、合格発表も出ていない時に、「成人おめでとう」なんて呑気に口にできません。特に女の子の親は、受験と進学で物凄くお金がかかる年に、振袖まで買ってあげるのはあまりにキツい、という事情があります。

いわれて見ると、どれももっともだ!と思えます。

国民が納得できる法改正を

民法の成年の年齢を改正するべきか否か、一概には判断できない複雑なものがあります。できれば、時間をかけて社会の理解を得ながら決めてほしいものです。

とはいえ、現政権は現場泣かせの政策を連発している感じも否めず、特に未成年がいる家庭の皆さんは、しばしハラハラしながら与党の動向を見つめることになりそうです。

18歳成人、あなたはどう思いますか?

まさケロンのひとこと

成人式ってプチ同窓会みたいな場でもあるし、20歳でやったほうがいいと思うんだよね。“社会的な信用”っていうのを考えると、20歳でも「いやまだまだでしょ」ってことは多いと思うから、あんまりこれは考えなくていいような気もする。だからあれだ、18歳で成人にして成人式は20歳でやるとかにしちゃおうよ!

masakeron-happy


スポンサーリンク
Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

あなたにオススメの記事

筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。