自閉症

自閉症の改善にホルモン「オキシトシン」が効果的!分泌を促す方法

Written by たき

自閉症が薬で改善できる?

東大の研究グループが自閉症の患者に、あるホルモンを投与することでコミュニケーション能力の改善が確認できたとの発表を行いました。

自閉症とは人とのコミュニケーションが上手く取れない、人の感情をうまく読み取ることの出来ない状態の患者を指します。

今回の発表ではホルモンを自閉症の成人男性40人に鼻からスプレーし、その後テストを実施したところ、ホルモンを投与しなかった自閉症患者に比べ6パーセントの改善が見られたということです。

これまで自閉症は薬で治すことが困難とされてきており、実用化されれば自閉症治療が大きく前進することになります。



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癒やしホルモン「オキシトシン」

今回のテストで使用されたホルモンはオキシトシンというものです。

このホルモンは女性の出産時に子宮筋を収縮させたり授乳時の母乳を出しやすくするための分泌促進作用のあるホルモンとして知られています。

オキシトシンには別の作用もあります。

親が子どもに触れたり抱きしめたりすると親子双方にオキシトシンが分泌されることが明らかになっています。

そして信頼感や安心感が生まれ親子の間に強い絆が生まれる効果があることが知られています。

親が子どもとスキンシップをとったり、抱きしめたりすることは珍しいことではありません。

特に子どもが乳幼児だと母親が抱っこすることは当たり前の光景です。

子供のころ親からスキンシップをたくさん受けた経験のある子どもは大人になったときにオキシトシンの量が多く、そうではない場合は量が少ないという報告もあります。

オキシトシンは人を愛したり信用したりするときに多く分泌されるため「癒やしホルモン」「優しさホルモン」とも呼ばれています。

オキシトシン分泌を促す方法

オキシトシン自体は特に最近の発見ではなく、その効果は以前から確認できていたものでした。

オキシトシンは女性特有のホルモンと認識されがちですが成人男性からも分泌されることがわかっています

オキシトシンは生活習慣を意識することによって分泌されやすい体質を作ることが出来ます。

夜は12時までに寝るよう心がけたり、朝日を浴びるなどの規則正しい生活が分泌しやすい体質を作ります。

また1日30分程度のリズミカルな運動、例を挙げるとジョギングやスイミングなどでも分泌されやすくなります。

呼吸方法を意識することでも分泌を高めることが出来ます。

ヨガ、座禅など腹式呼吸をおこなうエクササイズはオキシトシン分泌の活性化につながります。

人を愛したり、信用したりするときに多く分泌されるホルモンがある、という事実はとても興味深いです。

人間は不思議です。愛情や信用を促すホルモンが分泌されるなんて、とてもロマンチックないきものだと思いませんか?

まさケロンのひとこと

人間はホンマに不思議な生き物やなぁ~
他の動物には無いよな感情もあるし、素晴らしい発想力も持ってる
人間って羨ましいなぁ~

masakeron-love


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筆者情報

たき

TRENDRIPPLE(とれんどりっぷる)応援キャラクターの「まさケロン」になりたいと思っていますが、なれそうにありません。