健康診断・検査・人間ドック

痛くない採血対策/注射不要の採血器具の実用化、早く進め!

検査道具
Written by すずき大和

『血液検査』大っ嫌い!!って、いう人、いますよね。

  • 血管が見つかりにくくて、毎回何度もプスプスされてしまう人
  • 採血した後、内出血で腫れ上がってしまう人
  • 注射器で血を抜かれていく感覚だけで貧血起こしてしまう人
  • とにかく注射の「チクッとしますよ~」がダメ~(涙)な人


下手っぴいの担当者に当たってしまう不運はどうしようもないですが、なんとか自分でできる、少しでも「痛くない・怖くない採血」に近づける対策ってないものでしょうか。



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採りやすい状態と状況を作ろう

うまく採血できないのはどんな人?

採血は、一般的には肘の内側にある静脈で行います。この静脈は、比較的太く、皮膚の表面近くを走っていることが多いためです。

太い静脈が透けて見えている人は、最も採血しやすい人です。

太っていたり、血管が細かったりすると、静脈は皮膚に埋もれて見えにくくなります。指で触って場所を確認し、注射針を刺しますが、老化などの原因で血管が硬くなっていると、うまく刺さらず血管が針先から逃げていくような感じになります。

逃げる血管を追いかけるようにグリグリ針先を動かされると、かなり痛い思いをします。

少しでも血管を見つけやすくするために

太めな人は、血管がわからなくなるほど皮下脂肪をつけないよう、ダイエットしましょう。

温めると血流が増えて血管が太くなります。寒くて手足が冷える季節は特に、採血前に温かいタオルや携帯カイロなどで温めておきましょう。腕を曲げたり伸ばしたりして運動するのも血流をよくします。

脱水状態は静脈を細くします。病院に行く前に水分をこまめに補給しておきましょう。

普段から血液サラサラ効果の高い食事を摂るなど、動脈硬化(静脈も同じです)になりにくい生活習慣に気を付けましょう。

緊張しない、リラックス、リラックス

緊張して筋肉がこわばると、血管が見えにくくなります。また、針も刺さりにくく、血管も逃げやすくなります。力を抜いて、リラックスするだけで、痛みの感じ方も和らぎます。

採血するところをなるべく見ないようにすることはとても大事です。「怖い」「いやだ」という気持ちは、見ていると余計に刺激されます。

息をゆっくり吐きましょう。これは気持ちを落ち着け、リラックスさせる効果があります。吐いている時は体の力が抜け、針もすっと簡単に刺さります。

採血直後にフラ~ッとなったことがある人は、正直にそう伝えると、ベッドに横たわる形で採血させてくれます。終わったあとも「しばらく休んでから起きて」といわれることがほとんどです。

最初から寝ているので、もしフラ~ッとしても、バターンとぶっ倒れることを心配しなくて済みます。針も見えないし、安心感からだいぶリラックスします。最初から上手な担当者がやってくれる場合も多く、その点でも痛くなく終わることが多く、結局貧血にもならずに済みやすいです。

採血担当者にプレッシャーをかけない

「痛いのダメなんです」

「私、いつも血管が見つからなくて、何度も刺されるんです」


みたいに患者さんにいわれると、採るほうもやっぱり緊張します。失敗しちゃいけない!と思うと余計にうまくできなくなってしまうのは、人間誰しも覚えがありますね。

過度にアピールして相手をビビらせてしまうより、最初から「寝て採ってもらっていいですか」ってお願いしてしまうほうが、ずっといいです。

注射いらずの採血キットも開発中

無痛で採血できる未来へ

どんなにリラックスして、どんなに上手な人が採血しても、たまたまピンポイントで針が「痛点」にヒットしてしまった場合は、ものすごい激痛を感じます。「注射」という手段を取る以上、どうしても避けることができないリスクです。

が、そんなリスクを根本的に解消する画期的技術が、ついに実現するかもしれないニュースもあります。

2015年、アメリカ・ウィスコンシン州の研究者らが立ち上げた企業「タッソ(Tasso)」が、注射器を使わず、自分でもできるウェアラブル採血器具

「ヘムリンク(HemoLink)」

を開発しました。現在、実用化に向けて準備中です。2016年のうちには、アメリカで商品化される見込みです。

皮膚に貼り付けておくだけで採血できる器具

HemoLinkは、ピンポン玉大の丸いデバイスを皮膚の上に置くと、表面張力で張り付き、その部分に小さな真空状態を作ります。そして、毛細血管から皮膚を通して血液が吸い出される仕組みです。針を刺さないので無痛です。


2分間で約0.15ccの血液が採取でき、これは、コレステロールや血糖値、感染症やがんの検査をすることが可能な量です。

タッソでは、自宅で採血したものを郵送で病院などに送り検査してもらうことも想定し、常温で一週間血液を保存できる薬剤を開発中です。


日本での実用化を切望する

  • 皮膚の毛細血管から血を吸い取って、跡が残ったりしないのか
  • 保存剤は日本では認可が下りるのか
  • 日本の検査はもっとたくさん採血しているが、0,15ccで足りる検査はどんな範囲なのか

現在わかる情報だけでは、まだ不明な点も多いですが、技術革新が進むことで、いずれは日本の病院でも導入される時がくるでしょう。というか、来てください、お願いします。

かくゆう私も、「寝てやらせてください」レベルの採血恐怖症です。

「痛くない採血」の未来、切望します。

まさケロンのひとこと

病院検査の「痛い」とか「こわい」をなくせる未来が待ち遠しいな~。

masakeron-sorrow


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。