ガーデニング・家庭菜園

きゅうりメロン・黒トマト・虹色コーン/注目!家庭菜園新野菜

家庭菜園
Written by すずき大和

今では、どこのコンビニでも見かける定番スイーツ「ティラミス」ですが、日本でこんなに有名になったのは80年代後期です。バブルの時期、突然話題になった海外の食文化がいくつもありました。

青果や果物などの素材も、この頃初めて耳にするようになったものがあります。

「アーティーチョーク」「チコリ」「エンダイブ」などは、一部のセレブご用達野菜でしたが、この時期に急に知名度を上げ、普通のスーパー等でも売られるようになりました。「世界三大美果」のうちのふたつ、「マンゴスチン」「チェリモヤ」が輸入解禁となったのもバブル時代です。

80年代の海外食文化の到来は、多くがコンビニやファミレスでの商品化がきっかけになっていました。21世紀、時代が変わり、新しい青果や果物の情報が一番先に伝わるのは、“ガーデニング”のジャンルから、という傾向が見られます。



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まだ店先で売られていない海外の人気野菜を食べよう

ガーデニングブーム

20世紀の終わり、欧米ではヘルシー志向が急激に高まり、オーガニックブームが起きました。以後、自宅で無農薬の野菜を栽培することも注目されるようになりました。苗や種の改良も進み、新種の野菜の開発が話題になることも度々あります。

日本でも、それまで「園芸」と呼ばれ“高齢者の趣味”扱いされていた土いじりが、「ガーデニング」と呼ばれるようになり、ちょっとセレブな趣味として注目されるようになりました。ベランダや小さな敷地で行う「家庭菜園」もずっとブームです。

ネットの発展と通販の普及

ネットやスマホの普及に伴い、種苗の通信販売も広がりました。検疫の関係で、新種の食材の輸入には時間がかかりますが、先に種だけ日本の種苗業者から通販されることはよくあります。

欧米のガーデニング愛好家や食通の間で流行っている珍しい野菜が、日本で、野菜そのものが販売されるより前に家庭菜園で作られることも少なくありません。検索すると、取り寄せた種を、育てて収穫して食べてみた人たちの報告も出てきます。

欧米でブームの家庭栽培野菜

2010年代、海外で話題になっている珍しい野菜の種や苗が、日本でも相次いで発売されています。中でも向こうでの評判がいい野菜を3点ご紹介します。

皮ごと食べられる小さなスイカ?『きゅうりメロン』


2015年から「マルシェ青空」で種が販売されている新フルーツです。新種改良したわけではなく、昔からメキシコで自生していた種をアメリカの農家が商品化した作物です。

英名『Cucamelon』はキュウリ(cucumber)とメロン(melon)の造語なので、

『きゅうりメロン』

そんまんまですね。

栽培が簡単な上に、丸ごとナマでも食べられ、美味しいので、欧米で人気が高まっています。見た目はスイカのようですが、味はキュウリ+ライムという感じで、甘酸っぱさが癖になるらしいです。

フルーツとしてそのまま食べるだけでなく、ピクルスにしたりサラダに入れたりして食べられています。

真っ黒い紫トマト『インディコ・ローズ』


大手通販サイトAmazonを始め、複数の通販サイトで種を購入することができる

『インディコ・ローズ(Indigo Rose)』

は、2011年にアメリカ・オレゴン大学の研究チームが開発した紫トマト(ブルートマトとも呼ばれます)の一種です。

ヨーロッパには、濃い深緑色の「黒トマト」がありますが、紫トマトはそれとは全く違い、ブルーベリーで有名な「アントシアニン」という抗酸化作用の高いポリフェノール物質が含まれるトマトで、アメリカの農家で品種改良され生まれました。

「アントシアニンとリコピンが同時に取れる唯一の野菜」

として、欧米の市場では人気急上昇中です。

その紫トマトと普通の赤いトマトを掛け合わせて生まれたのがインディゴ・ローズで、本当に真っ黒い色をしています。栄養価は高く、アントシアニンの量が従来の紫トマトより格段に多いそうです。甘味と酸味のバランスがよく、味に深みがあります。

自然の発色虹色トウモロコシ『グラスジェムコーン』


2010年頃から海外で話題になっている、色とりどりに光る宝石のような実がびっしりついたトウモロコシも、家庭菜園で作れます。

『グラスジェムコーン(Glass gem cone)』

と名付けられたこのトウモロコシは、ネイティブアメリカンの農家のカール・バーンズさんが、ネイティブ社会で古くから伝わるいろいろな色のトウモロコシの種を栽培し、品種改良を重ねて完成させたものです。

普通のトウモロコシのように、焼いたり煮たりして食べられます。ポップコーンにもできます。カラフルで美しいので、小さいものはそのまま乾燥させ、オーナメントとしても飾られます。

これも、Amazonなどで、種や苗が数量限定で販売されています。

また、北海道や長野県では、わずかですが、商用栽培も行われるようになりました。国産のグラスジェムコーンがネットでもマルシェ青空などから限定発売されています。珍しい野菜興味あるけれど栽培は苦手、という人も、これは買って食べられます。

いかがです? 作ってみたくなりましたか?

こんな魅力的な野菜が自分ちのベランダで実ったら、なんだか毎日楽しくなりそうな気がします。

まさケロンのひとこと

ネーミングって大事だと思うんだよね〜。きゅうりメロンは改名したほうがいいような。。

masakeron-sorrow


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。