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錯視であそぼ/円いのに鏡に映る形は四角?何これ!?変身立体?

Written by すずき大和

ムシムシ猛暑の日本の夏が今年もやってきました。

「仕事やら家のことやら、子どもの学校のこと、ご近所のつきあい・・・・いろいろやることはあるのに、もう暑くてだるくて、だれだれ~・・・あぁ~もうイライラするぅ。。。」

と、いう時は、とりあえず、冷房効いたところで、冷たいものなど飲みながら一休みして、一度頭の中をスッキリさせましょう。

こういう時は、下世話な話で人のプライバシーつっついているワイドショーとか、バタバタせわしないバラエティーとか、パターン化して先が読める昼ドラなんか見ないで、ぼえ~っと何も考えずに見ていられる映像でも眺めながら、脳を休めてください。

「といっても、環境ビデオみたいのは眠くなっちゃうしつまらなすぎるよなぁ・・・・」

なんていう人におすすめ、ぼーっと見続けてても飽きずに面白い、でも何にも考えずに心がリラックスできそうな、「ゆる~いイリュージョン映像」をどうぞ。



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鏡のこちらと向こうで形が違う、不思議な立体

まずは導入編。このトリックあなたにわかる?

イリュージョンといっても、大がかりなマジックショーじゃありません。

とてもレトリックでスタンダードな「立体パズル」です。

画像の加工はしていません。鏡にも仕掛けはありません。目の錯覚を利用した「錯視パズル」です。


「なになに??これ、どうなってるの???」

ってなっちゃった人、もう一度最初から、見直してみましょう。

冒頭、立体をくるっと180°回す時の形をじっくり見落とさず見ていると、しかけがわかります。






え?わからない?






では、今度は次の動画をどうぞ。

しかけ、よくわかります。

わかりますが、わかっちゃっても尚、目が奪われて、見入ってしまいます。

ただただ種明かしが繰り返し繰り返し、18分33秒も続く動画ですが、ぜんぜん飽きずに、ずーっと、じぃーっと見ていられます。

暑いのも忘れ、諸々の煩わしいことも一瞬忘れて、子どもの心に戻ってお愉しみください。


興味とお暇があったら、この先も読んでくださいませ。

変身立体が醸し出す不思議なイリュージョンの世界

だまし絵好きの東大名誉教授 杉原厚吉せんせい

一連の“立体だまし絵”を作ったのは、東大名誉教授であり、名古屋大や明治大、電子技術総合研究所でも研究活動を続けている、日本の誇る工学者

『杉原 厚吉 Koukichi Sugiura』先生 です。

先生の専門は本来、数理工学なんですが、“だまし絵”“錯視”が大好きで、そちらの研究も行っており、自ら「図形計算コンサルタント」と名乗っている、ちょっと変わった(シツレイ 笑)おじさんです。

これまで、見る角度によって違う形に見える“変身立体”と呼んでいる立体だまし絵の作品をいくつも作っており、国内外で賞ももらっています。

ちなみに、最初のパイプの集合体のような作品(題名は「多義柱体」です)は2016年に、後の動画の自動車の車庫の屋根の形が変わる作品(「変身するガレージ屋根」)は2015年に、「Best Illusion of The Year Contest」で準優勝を受賞しています。

本当にはない形を脳が作り出して見せている

人間の脳は、視覚で捉えた情報を脳で理解する時に、より自分のわかりやすいように解釈しようとする性質があり、これらの変身立体は、そういう脳の性質を利用して錯覚を起こさせることで、本当にはない形を見せているものです。

車庫の模型では、屋根の端は本当は上から見た時にまっすぐではないのですが、棟方向に平面で切断した切り口のようにとらえるほうがわかりやすいので、まるい屋根の形だと脳が解釈して処理しているのです。

おまけ

どうでしたか?じわじわとハマるものを感じてしまった人は、もうひとつこちらもどうぞ。

2016年の最新作品たくさん出てきます。


まさケロンのひとこと

まさケロンはこのトリックに気がつくのに1時間かかったよ。

masakeron-sorrow


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。