防災・減災

黄砂対策。時季に備えよう!

Written by すずき大和

春一番が吹き、桜が咲き始めるころまでは、強い南風に煽られることが良くありますね。

この時季、空気が黄色く見える

黄砂

による目やのどの痛み、洗濯物や車の汚れなどに困らされることも多いです。



スポンサーリンク

日本の黄砂の時季は3~5月。ピークは4月

真冬の強い偏西風が、中国の砂漠で巻き上げた砂が、時間をかけて西に飛んできたものが黄砂です。

日本にくるのはだいたい3月から5月に入る頃くらいまでです。

一回の飛散は2~5日くらい続きます。

少なくてもあなどれない3月の黄砂対策

飛散回数のピークは4月ですが、スギ花粉のピークと重なっている3月は、黄砂がアレルギー症状を悪化させたり、新たに発症させたりする引き金になるので、量は少なくても要注意です。

一方、4月半ばを過ぎて花粉が落ち着いてきた時に、黄砂をたくさん吸い込むと、よくなってきていた花粉症が再びぶり返すことも多いです。

気象庁の黄砂情報を毎日チェックしよう

最近は、天気予報の時に花粉の飛散状況を一緒に表示してくれることが多くなりましたが、黄砂についても、気象庁では特別な情報案内サイトなど作ってくれています。

予測図と実況図は毎日細かく更新されています。

砂埃が舞い上がっている日や、目やのどの粘膜が荒れてる気がしたら、マメに点検して、黄砂が多くなる時はできるだけ外出を避けるなどの対策を取るようにしましょう。

※気象庁黄砂情報(実況図)
※気象庁黄砂情報(予測図)

ひとりひとりができる対策の一番は黄砂に触れないこと

対策といっても、ただひたすら黄砂にさらされないように心がけることしかありません。

外の風にまったく触れないで一日を過ごすことは難しいですが、黄砂を吸い込まないように気を付ける方策は、いろいろ工夫することができます。

できるだけ外に出ない 身に着けるものは不必要に出さない

まずは、無駄に外に出ないことが一番の基本です。

買い物や子どもの送り迎えなどの日常アンペイドワークは、できるだけ一度で済ませられるような手順を考えましょう。

通勤通学、地域の集まり、友人とのおつきあいなどの外出時の帰りについでに用足しすることもいいです。

が、長時間外に居すぎないように気をつけましょう。

道端で知り合いと立ち話しもほどほどに。

洗濯物も、この時季は屋内干しや乾燥機で乾かしましょう。

どうしても布団を干したい人は、取り込んですぐ掃除機で表面の付着物を吸い取るひと手間を。

外出時はマスクと眼鏡。帰ったら手荒いとうがいと着替え

外出している間は、マスクや眼鏡で防御することも効果的です。

黄砂は花粉よりだいぶ小さな粒なので、黄砂用に微細な粒もカットできるマスクが売られています。

普通のマスクの場合、濡れたガーゼなどを内側にあてると多少違います。

口や鼻の周りがビシャビシャにならないように気を付けてください。

帰宅時、家に入る前に髪や服の表面をよく払って、玄関に入ったら上着はすぐ脱いでしまいましょう。

できれば一回の外出ごとに洗濯できればいいですが、そうもいかないので、絨緞をコロコロして掃除するやつなどで、上着の表面をきれいにしておくといいです。

屋内着と外出着を分けて着替えられれば、そうしましょう。うがいと手洗いもきちんと忘れずに。

あまり過敏になって強迫観念のようになってしまうのも良くないですが、赤ちゃんや要介護の高齢者などがいるおうちでは、できるだけ用心にこしたことはありません。

無理のない範囲でマメな心がけをして、春を乗り切ってください。

まさケロンのひとこと

黄砂って、車が汚れるから嫌いやわ・・・
喉も痛くなってまうから、外出の時はマスクは外せへんなぁ~

masakeron-sorrow


スポンサーリンク

あなたにオススメの記事&広告

筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。