怖い夢は、悪い夢ではありません。
次の成長への転換を表わすことが多く、とても大切な意味になります。
怖い夢を見たあと、いやな感覚が残っていたということがありますね。
汗をかいたり、うなされたり。
これから何か起こるんじゃないか、トラブルの前触れかもしれない、と心配になります。
でも、怖い夢は、総じて「マイナスの意識から抜け出すことの暗示」で、良い方向へ向かっていく前兆なのです。
一見、不安になる夢にも自分の未来へのメッセージが隠されています。
人に追いかけられる夢・トラブルに巻き込まれる夢
生きることの隣りには
怖い夢でよくあること。
それは、誰かに追いかけられたり、事件に巻き込まれてしまうこと。
- 知らない人が追いかけてきて、殴られそうになった。
- いきなり、会社の上司が出てきて、おそいかかってきて、自分が死んでしまう
など。
実は、人(親族や友人も含めて)に危害を加えられる夢は、「かなりの確率で見る夢」なのです。
一般的に、これらの夢が現実になることはないので、まずは安心してもよいでしょう。
怖い夢にはしっかりとしたプラスの意味が含まれていて、自分の心を成長させるメッセージがあるからです。
死んでしまうなんて、いや〜な感じがしますね。
でも、夢とは、自分の意識や無意識を表したもの。
体はしっかりと生きているわけですから、あくまで「心の世界」を表現しているのです。
では、心が死んでしまったの?というと、そうではありません。
例えば、
なんていう夢。
一見、気味の悪い感じがしますね。
でも、これはとても重要な夢のメッセージです。
両親は、会話のない娘のことをとても心配して、本当になんとかしてあげたい、と思っているはず。
少女は、その愛情に気付かず、両親の言うことに聞く耳をもたない。
結果、少女は「今得るべき両親の愛情を得られず」、意識の成長過程を経ずに時間がたってしまう。
「自分の心の成長が死んでしまう」ということなのです。
夢は意識や無意識、心ですから、
「成長がなくなってしまうことを《死んでしまう》」
と表現しているのです。
しかし、この夢を見たあとで、両親との会話を増やし、向き合っていくことで、愛情を得ることができます。
結果、自分の心を成長させることができる。
すると、心が生きていくわけです。
この場合の怖い夢は、愛情を送りたいという両親のメッセージを、少女の無意識が感じ取ったもの。
一見、怖い夢に思えるので、
現実の両親との間にトラブルが起こるのではないか?
と感じがちですが、そうではありません。
両親の愛情を受け止めなかった場合は、心の成長がなくなってしまいます(心が死んでしまう)。
しかし、
「両親とコミュニケーションをとって、愛情を受ければ成長できる」
というメッセージと解釈できます。
怖い夢と思える夢は、自分に危害を加える「誰か」と現実で向き合い、愛情を受けなさい、という意味なのです。
それは誰かの愛情です
夢は、自分が意識していないことも察知して、寝ている間に映像にして訴えてきます。
仕事場で、上司に殴られ倒れてしまった、なんていういや〜な夢。
これは、上司が自分に対して注いでいる愛情を受け取っていないため、仕事で得られる成長が止まっていることを意味します。
仕事の成長は、知識や経験が増え、人として大きくなることです。
人の無意識というのは、周りの人の感情の動きを察知していますから、その愛情の大きさも当然知っているのです。
相手と言葉をかわさずに、意識のやりとりをしないと、その成長がなくなる。
自分が倒れてしまうということなのです。
夢をそのまま受け取ると、上司は自分に嫌な感情を持っているのかな?と思ってしまいます。
でも、まったく逆で、
「愛情を受け取らないと、自分の成長がなくなってしまうよ」
というメッセージなのです。
新しい生まれ変わり
人の心は生きることと死ぬことの繰り返し
夢の中で死んでしまうことは、新しい成長過程へのスタートを意味しています。
無意識は言葉で伝えられませんから、今の成長が終わることを、「死」という映像で伝えるのです。
仕事や学業で、違う場所に行くときなど、その場所での意識が一度途切れますから、夢に出てきます。
それは、今までの自分の考え方に決着をつけて、次の意識へ移りなさいということ。
こういった意味で、怖い夢や嫌な感情になる夢は、メッセージ性が強いのです。
夢をそのままとらえることなく、深い意味を探ることで、重要な未来をつかむことができるのです。
怖い夢に出てきた人ほど、愛情が深いことの表れです。
夢を見た後、現実の世界では、きちんと向き合って、言葉を交わすべきです。
自分に対する愛情を見極めて、その後の成長過程にしましょう。
「怖い夢」のメッセージを理解して、これからをいいものにしていきたいね。
死んじゃう夢が死の暗示じゃなくてホッとしたよ。