古今東西、猿をモチーフにした作品はたくさんあります。古典文学から児童文学、ハリウッド映画に、日本のアニメやゲームなど。そこで、どんな猿のキャラクター、もしくは猿がモチーフのキャラクターがいるか調べてみました。懐かしいキャラクターもたくさんいると思います。あなたはいくつ知っていますか?
孫悟空(西遊記)
石から生まれ、仙人に師事し仙術を学び、筋斗雲、如意棒などおなじみのアイテムで暴れまわっていたのを、阿弥陀如来に封印され、その後、三蔵法師の弟子となり、天竺への旅へのサポートをします。乱暴者でしたが、三蔵との旅を通して成長していきます。
さまざまな作品のモチーフとなっている西遊記ですが、作者や発表された年などははっきりとしておらず、その成立にはさまざまな説があります。
サイヤ人 (ドラゴンボールZ)
西遊記をベースとした、日本が世界に誇る人気コンテンツとなったドラゴンボールに登場するサイヤ人たち。猿のように、長く茶色い尻尾が生えています。
実際に海外でのドラゴンボールの人気は大変なもので、筆者が12年前に渡米し、図書館に立ち寄ると、すでに単行本が全巻書架に並んでいました。
子供や、大学生くらいの年頃のひとに
「かめはめ波」
をすると、ものすごく喜ばれます。
キングコング(キングコング)
ドラゴンボールの主人公が満月を見て変身した姿、何かに似てると思いませんでしたか?私は
「キングコングみたい!」
と思いました。何度もリメイクを繰り返されているハリウッドの名作です。リメイクを重ねるごとに、クライマックスでキングコングが登るビルが、エンパイア・ステート・ビルから世界貿易センタービルと、時代にマッチしたビルに変更されています。
アメリカ発の“モンスターパニックムービーの太祖”と言われていますが、当時の社会問題を織り込んだ内容も人気の要因の1つになったいます。
ドンキーコング(ドンキーコングシリーズ )
任天堂のドンキーコングシリーズ の主人公です。キャラクターデザインはマリオと同じ宮本茂氏です。スーパーファミコンのイメージが強いですが、もともとはアーケードゲームのキャラクターです。
初登場は1981年で、愛嬌(あいきょう)のあるデザインですが、実はマリオの恋人をさらい、助けにきたマリオを樽で妨害する悪役です。
任天堂で猿のキャラクターというと、ポケットモンスターシリーズの「ヒコザル」もかわいらしいデザインで人気が高いです。
アメデオ(母をたずねて三千里)
世界名作劇場の『母をたずねて三千里』に登場。主人公マルコがわずか9歳でイタリアから南米に渡り、音信不通の母を探しに行きます。そのマルコの肩にいつものっていた、白い猿がアメデオです。アニメの放送が1976年ですが、そのかわいらしさから、ぬいぐるみやキャラクターグッズ化されています。
ジョージ(おさるのジョージ)
Eテレでアニメが放映されているのでご存じの方も多いかと思います。オリジナルのタイトルは「ひとまねこざる」といって、日本で初めて出版されたのは1954年です。
作者のレイ夫妻が亡くなったあと、この作品を原案にした『おさるのジョージ』シリーズがヴァイパー・インタラクティヴによって1998年より制作されました。こちらもアニメ化、映画化されていて、グッズも雑貨屋さんなどでよく見られます。
アブー (アラジン)
1992年にディズニーが製作したアラジンと魔法のランプを元とした「アラジン」の主人公が飼っている猿です。作中ではアラジンが役人に捕まりそうになったときに助けたりとなかなかの活躍です。LINEのゲーム、ツムツムにも登場します。
全部で7人(7匹?)のキャラクターをご紹介しましたが、あなたはいくつご存じでしたか?猿本来の好奇心が旺盛なところや、いたずらが大好きなところがどのキャラクターにも反映されているのが面白いですね。
なんだかやさしそうな猿もいるみたいで、まさケロンちょっと安心したよ。