「アイスランド」という国の名前を聞いただけで、とても寒そうですよね。
ですが、アイスランドは日本と同じように火山国のため、温泉がたくさんあります。
ただし!同じ温泉といっても、日本のものとはまったく違う「ダイナミックな温泉」です。今回はアイスランドの変わった温泉をご紹介します。
1.ブルーラグーン 世界最大の露天風呂
アイスランドの観光アピールの写真で必ず使われるのがこのブルーラグーンです。
面積は約5,000m2(競泳用50mプール4個分)もあり、温泉全体を一周するだけで10数分かかるほどの広さです。露天温泉としては世界最大です。
青みがかかった乳白色の温泉水は、皮膚病治癒の効果が高いため、世界中からたくさんの人が訪れる、アイスランド随一の観光スポットです。レストランやカフェ、さらにはバーまであって、温泉を楽しみながら食事もできます。また、皮膚病に効果が高い温泉水を使ったスキンケア商品も販売されています。
2.ストロックル間欠泉
間欠泉とは一定周期で水蒸気や熱湯を噴水のように噴出する温泉のことです。アメリカのイエローストーンが有名ですし、日本にも北海道や長野県にあります。
間欠泉とは一定周期で水蒸気や熱湯を噴水のように噴出する温泉のことです。アメリカのイエローストーンが有名ですし、日本にも北海道や長野県にあります。
アイスランドのストロックル間欠泉は、ゴールデン・サークルという観光スポットが集中したエリアにあり、ここの写真もアイスランドのPRに使われています。
ほぼ5~10分おきに沸騰した熱湯を噴出し、その高さは20メートル上空に達します。周辺は熱湯が沸き立ったぬかるみが広がり、蒸気が上がっているため、入浴はできません。
3.レイキャダールル 温泉の川
レイキャダールルはアイスランド南部にある、美しい渓谷にある「温泉の川」です。
アイスランドの首都、レイキャビクから車で45分、そこから1時間ほど川沿いにハイキングをしないければなりません。
地熱が活発なエリアで、ハイキングの途中でも、地面から蒸気が吹き出すところや、雄大な自然を楽しむことができます。
4.グリョゥタギャゥ 洞窟の中の秘湯
グリョゥタギャゥは、洞窟の中にある温泉です。残念ながら、現在は入浴が禁止されています。洞窟内で落石の危険性があること、さらに、温泉の水温が一定ではないためです。
一時は水温が50℃まで上がったこともあるそうです。ですが、人の手がいっさい加わっていない、自然のままの温泉です。
入浴はできませんが、一見の価値がありそうです!
また、洞窟の中の温泉には入れませんが、グリョゥタギャゥの近くには、ミーヴァトン・ネイチャーバスという温泉があります。規模はブルーラグーンよりも小さいですが、同じ青みのかかった乳白色の湯で、広大な景色の中で温泉を楽しむことができます。
まとめ
いかがでしたか?日本の温泉と比べると、水温が上がりすぎて入れなかったり、たどり着くまで1時間もかかったりと、厳しい自然そのままの温泉が多いですね。おまけに、名前がとてもむずかしくて舌をかんでしまいそうです。
アイスランドへの観光ツアーは年々増えているので、以前に比べると気軽に行けるようになりました。また、アイスランドは他の北欧諸国に比べ、緯度が北極圏に近く、9月から4月の間はかなりの確率でオーロラを見ることができます。
雄大な自然の中で温泉につかって、できることならオーロラを見てみたいですね。
アイスランドの温泉って、どこか幻想的だよね。行ってみたいな~!