敬語って難しいですよね。本を読めば読むほど、自分の言葉のアラが見えてきてしまい、実際に使おうと思うと、思ったことをしゃべれなくなってしまう・・・・・・そんな悩みを抱えている新社会人の方は、まだまだ多いのではないでしょうか。
そんな方は、まずメールで敬語を使う練習をしてみましょう。実際に目で見てみることで、
「堅すぎるなあ」
とか
「日本語的におかしいなあ」
と気づくところがあるはずです。
そのため、今回はメールで敬語を練習する方法を解説します。話し言葉と書き言葉は違うと思われるかもしれませんが、敬語とタメ語は違う言語だと思いましょう。そうすると、例えば、英語になれていない人は、1度文章を思い浮かべてから話しますよね。敬語もその段階から初めて見ましょうということです。
名刺交換したらメールの習慣を
敬語は場数が大事です。社会人なら、必ず日に何度か名刺交換をするはず。その後、きちんと改めてのご挨拶のメールを送っていますか?
まずは、名刺交換した人に、必ず
「テンプレではない挨拶メールを送る」
ことから初めてみましょう。そうすることで、敬語の場数を、まずは文字という確認しやすいかたちでチェックすることができるようになります。
もちろん会社の規則で出来ない方もいらっしゃるかと思います。そんな方は、是非、プライベート用の名刺を作り、何気なく仲良くなった人と名刺交換をしてみてください。これなら、規則に反することもありませんし、リラックスして敬語を練習することができます。物事の上達には楽しむことが重要ですからね。一期一会を噛みしめて楽しんでください。
業務連絡に追伸をつける
「お世話になっております。拝受しました。宜しくお願い致します」
なんてメール送っていませんか?本当に急を要するときは仕方がありませんが、こうした簡単なやりとりに、人間味を感じられる追伸をつけてみましょう。
例えば、上の例だと、
といった具合です。
もちろん、相手との関係性や、自分のキャラクターを考えたうえでの内容になりますが、敬語をフランクな内容の会話でも使えるようになるための、良い練習になりますよ。
ただ、長すぎる追伸には要注意!
「仕事しろよ・・・・・・」
と思われるからです。三行くらいがちょうど良い長さでしょう。また、あまり突拍子もないような内容も、相手に誤解される恐れがあるので、やや月並みな内容ぐらいがちょうどいいです。
季節の挨拶をメールで送る
学生時代やプライベートでお世話になった人に、年賀状は送っている方は、ほとんどだと思いますが、
- 暑中見舞い
- 残暑見舞い
- 寒中見舞い
を送っている人は少ないはずです。
さすがに手書きで全ての季節の挨拶を送るのは大変ですし、もらった方も返事を書くプレッシャーでちょっと大変です。
なので、メールで送ってみるのがよいでしょう。メールを送る相手は親しい方なので、フランクな内容を話せます。そういうときに、いかにして丁寧な敬語を使えるかということが、社会人にとっては大事です。話をしていて堅くないけれども丁寧さを感じてもらえるという状態が、敬語を使いこなせているという状態です。
メールの頻度・内容をまめにすることは、敬語を磨くだけでなく、親交を温めることもできます。結果として、一度会っただけの人やなかなか会えない人とでも仲良くなることができます。人との出会いが発展していく楽しみを感じながら敬語を磨いてみてはいかがでしょう。
敬語ってちゃんと教えてもらった記憶がないんだけど、みんな場数こなして学んでいってるのかな?