こんにちわ、皆さんも普段からコンビニを利用していると思います。
そのコンビニで発生する「廃棄商品」と呼ばれるものをご存知ですか??
コンビニのお弁当やサンドイッチ、惣菜は皆様が思っているより賞味期限か短いです。
売れなければその都度、廃棄商品として登録され販売することができなくなります。しかし、毎日各コンビニで大量に発生する廃棄商品はどこへいっているのでしょうか。
今回はそんなコンビニの廃棄商品のお話です。
コンビニの廃棄商品はどこへ??
コンビニの商品が廃棄になるまで
コンビニのお弁当などは製造から8時間ほどで廃棄商品になります。
その商品は店頭に並べることが許されていません。
製造されてから、輸送され店頭に並びわずか数時間足らずで処分されてしまうのです。しかし、購入する人の健康を考えたら結構妥当な時間なのかもしれません。
廃棄商品の行く先は??
廃棄商品はほとんどがただ捨てられてしまいます。
賞味期限を過ぎても消費期限を過ぎなければ原則安全に食べることができるのですが、賞味期限を過ぎた時点で処分するようにと各コンビニに指示が出ています。
ただ捨てるのであれば、バイトの人にまかないがわりにあげたりした方が良いかと思いますが、本部の指示で『禁止』されています。
毎日毎日大量に発生しているコンビニの廃棄商品はただただ捨てられているのが現状です。
なぜ廃棄商品は持ち帰ったりできないのか
廃棄商品が原因で食中毒が発生したら困る
本部としては廃棄のものから食中毒が発生したら困るわけです。
いくら廃棄商品だからといっても、食中毒が出ればその本部が叩かれることになります。廃棄商品だから食中毒が出てもしょうがないってことにはなりませんから。
そのため、本部としては万が一の可能性もなくすために全て処分という選択をしているのです。
従業員はお店のものを買わなくなる
働いている人が廃棄だけで満足してしまえば、全国各地にいる莫大な数の従業員がコンビニでの買い物をしなくなります。
そうすれば売り上げに影響してきます。
コンビニの本部は廃棄商品が出ても無傷!?
入荷した時点でお店の負担に
各店舗でどれだけ廃棄商品が出ようと本部が知ったことではありません。
それはお店が商品を入荷した時点で、その商品が売れようが売れまいがお店の責任になるからです。
しかし、売れなかったものは全て処分という指令は出しています。
コンビニのオーナーが廃棄商品問題に苦しんでいるのは間違いないです。
捨てるなら半額で売るとか、従業員にあげる方がよほどいいですからね、しかし禁止されているので捨てるしかありません。
近年では廃棄商品の金額を少し負担する会社も出ているようですが、気持ち程度の負担額でお店が大変なのは変わりありません。
そもそも廃棄商品を視野に入れていた
コンビニの棚は基本的にずっしりと商品が陳列されていて、隙間はあまり見かけません。これは購入するお客さんの購買意欲を上昇させる効果があるからです。
スカスカの棚から商品を選ぶより、充実した棚から選ぶ方が購入に至ることが多いそうで、それを実践しています。
しかしそれは同時に一定の廃棄商品を視野に入れた経営戦略ともいえます。
売れないのがわかっていても大量に入荷し、余ったら捨てるという形を本部がとらせている以上、店舗側は従うしかありません。確かに経営戦略と言われればそれまでですが、捨てる以外の選択肢はなかったのでしょうか。
コンビニは便利だが食べ物を粗末にしている
日本の食べ物の廃棄量は世界トップクラスです。それを牽引しているのはコンビニではないでしょうか。確かにコンビニに行けばいつでも食べ物が手に入りますし、僕たちの日常を便利にしてくれているのは確かです。しかし、同時に食べ物をただ捨てるという行為をしているのも事実です。
食べ物をただ捨てるという行為に何も思わないのでしょうか。確かに全て売ることは不可能かと思います、しかしその先の対応を変えるだけで変わることもあるのではないでしょうか。今後コンビニの廃棄商品をただ処分するだけでなく、何か他の方法がうまれることを願っています。
ご覧頂きまして、ありがとうございました。
これはまずいよね。しかもこれが「当たり前」になっちゃってるから、なかなか変えていくのは難しいかもしれないけど、労働環境見直しとかのあとにはこういった問題にも目が向けられるんじゃないかなと思ったりもしてる。