健康維持は日々の積み重ねが大切です。継続して軽い運動を心がける、バランスの良い食事を習慣づける。
一つ一つは簡単にできることを日々積み重ねていくことによって、年齢を重ねた後の健康状態が形作られます。
簡単にできることをしないことで、高年齢になったときに影響が出てきます。
肥満の状態としてはメタボリック症候群
通称メタボ
が一般的に広く認識されています。
メタボは内臓脂肪と生活習慣病が複合して影響を表す状態の事をさします。
厚生労働省なども予防を呼びかけており、会社などで定期的に実施される健康診断も、このメタボリック症候群の診断が中心です。
メタボの予防策としては、バランスの良い食事と1日30分程度の軽い運動が推奨されています。
これなども無理をすることなく、毎日続けていれば予防できるレベルの予防策です。
しかし人間は高齢になるにつれて、筋肉が減少していくといわれています。
筋肉の量20代をピークに年々1パーセントほど減っていくという報告があります。
筋肉が減少し、それが原因で脂肪燃焼能力が衰え、結果肥満状態になってしまう現象があります。
それが
『サルコペニア肥満』
です。
メタボは生活の習慣に大きな原因があり、これは個々人が気をつければある程度は予防できます。
しかし、サルコペニア肥満は、年齢とともに衰えていく筋肉が原因とされているため、予防策が取りにくいということもあり注意が必要です。
年齢による衰えは人間であれば誰にも起きることですのでそれを止める方法はありません。
そのためサルコペニア肥満はメタボよりも注意が必要な現象といえるのかもしれません。
サルコペニア肥満の引き起こす症状
筋肉の減少は、転倒、骨折、寝たきりなどのリスクを伴います。また肥満状態は糖尿病、脳卒中などを引き起こす原因ともなりかねません。
なかでも血糖値の上昇率はメタボと比べるとサルコペニア肥満の場合のほうが数値が高いため、注意が必要です。
予防策は
サルコペニア肥満は筋肉の衰えが引き金となっていますので、予防策としては筋トレを取り入れることが有効です。
筋トレといえばスポーツジムなどでバーベルを持ち上げたりする場面をイメージしますが、そこまで大げさなものでなくて構いません。
スクワット、もも上げ、つま先立ちなどの簡単な運動で充分なのです。
日常的に使っている筋肉をこれらの運動で刺激することによって加齢による筋肉の衰えをカバーできます。
また、食事も意識することが大切です。
BCAAとよばれる必須アミノ酸群を多く含む食材が有効です。
具体的には赤身の魚、赤身の肉、大豆、乳製品などを多く摂りましょう。ビタミンBも必要です。ごま、きな粉、豚ヒレ肉などがお勧めです。
メタボとはまた違う、サルコペニア肥満・・・
これになると糖尿病まっしぐらみたいやな。気いつけやなアカンねぇ~ん?まさケロン大丈夫かって?何度も言うてるやろこのお腹はメタボとちゃうわ!