知っている人はやっている?LINEアカウントのハッキング対策
LINEアカウントについてセキュリティチェック
残念ながら、以下の項目に当てはまる人は、LINEアカウントがハッキングされるリスクを冒しています。
- IDとパスワードの組み合わせをほかでつかっている
- スマホにロックをかけていない
- ラインにパスコードロックをかけていない
- 他の端末からのログインを許可している
- SMSの通知を消している。
もし当てはまった項目があるなら、項目とは逆のことをして、セキュリティを強化しておきましょう。つまり、以下の様にするということです。
LINEの設定画面で出来ること
- LINEに登録するメールアドレスとパスワードの組み合わせは、他のサービスで使っていないものにする。
- ラインにパスコードロックをかけておく。
- 他の端末からのログインを許可しない。
スマホの設定画面で出来ること
- スマホにロックをかけておく。
- SMSの通知をONにする。
あの芸能人のLINE流出も対策すれば防げていたかも
人気女性タレントと人気ミュージシャンのLINE内容が暴露された事件は、皆さんご存じのことかと思います。というのも、事件が起こった原因として
「iPadバージョンのLINEからアカウントにログインされていたのでは?」
という説が有力視されているからです。
これが真実だとしたら
「他の端末からのログインを許可」
にしていた可能性があります。指先ひとつで出来る操作で人生が変わる、というのがスマホ時代の恐ろしさです。
LINEの乗っ取りも対策で防げる
さて、最近は少し下火になりましたが、一時期LINEのアカウントがのっとられ、友人たちに詐欺メッセージが送り付けられてしまうという事件がありました。あの事件の背景にあったのは、WEBサービスのIDとパスワードの流出ではないかと言われています。どこかのサービスから漏れたIDとパスワードの組み合わせを、片っ端からLINEで試したというのが事件の真相だと見られています。
ベンチャー企業が運営しているようなWEBサービスは、セキュリティがどの程度万全かわからないものです。ベネッセや堺市といった名前の知られている組織からの情報漏洩すら日常茶飯事に起きています。そのため、WEBサービスを利用するときには、IDとパスワードを重要なサービスと同じものにはしないようにしておきましょう。
LINEのアプリ自体のセキュリティが変わった!
既に述べたように有名なLINEの事件2ケースがありましたが、2016年1月27日にセキュリティを強化する方向で、アプリ自体に変更が加えられました。
<アカウントを引き継ぐ>スイッチの登場
変更の内容は、既に登録されている電話番号の端末以外へ、アカウントを引き継ぐ場合には、現在使っているLINEの設定画面で
<アカウントを引き継ぐ>
というスイッチをONにする必要があります。そして、アカウントの引継ぎは、このスイッチをONにしてから24時間以内に済ませる必要があります。新しいスマホに変える時は面倒ですが、これで少し安心度が高まりました。
実は親しい人がLINEアカウントのセキュリティホール
<アカウントを引き継ぐ>スイッチの登場で、アカウントの乗っ取り被害は少なくなりそうです。しかし、実はLINEアカウントをハッキングしていたのは親しい人だったというのはよくあることです。恋人や配偶者の秘密を、あるいは職場の誰かの秘密を知りたいというのは、残念ながら人間の性として考えてしまう人が少なくないようです。
ケースで考える親しい人からのハッキング
親しい人によるハッキングというのは、例えば次のようなケースです。
という風な具合です。なんともありそうな怖い話ではないですか?
想定しきれない親しい人からのハッキング
どんな場面でパスワードを盗まれるのか、それは親しい人との付き合い方の数だけケースがあり、ここではフォローしきれません。なので、最初に載せたセキュリティ対策を前提として、親しいハッキングを避けるのなら、できる自衛策はただひとつ。
絶対に自分のスマホを他人に触らせないことです。
例えば、
- 外出先でテーブルやコートのポケットにスマホをいれっぱなしにしない。
- 職場で机の上にスマホを放置しない。
- 防水ケースを買って、バスルームにスマホを持ち込む。
といった対策をされてみてはいかがでしょうか。
今回はLINEの怖さを強調するような記事になってしまいましたが、トークだけでなく楽しいサービスが充実してきているLINEですので、セキュリティに万全の注意を期して、安心して利用したいものですね。
こういうのは一回乗っ取られちゃうと後から対策しずらかったりもするからね~。最初が肝心!