誰にでもある仕事のやる気が出ない時
ツイッター上で爆発している「仕事いきたくない」
フェイスブックを見ていると、キラキラとまばゆいばかりの人たちが、
「仕事ちょー楽しい」
みたいな雰囲気を出しています。
一方で、ツイッター、特に月曜日あたりにTLを開くと
「仕事爆発しろ」
「仕事いきたくない」
といった、いかにも仕事についてのやる気を出せない方々のツイートで満載です。
匿名性が高いからこそ本音
フェイスブックは基本実名制。だから、周囲のみんなに見せつけるような投稿になりがちです。一方、ツイッターは基本匿名。だから、みんな心に感じたままをツイートしています。
なので、「仕事いきたくない」などのツイートは本音で、みんなあくせく通勤しているけれども心のなかでは「やる気」が出ていないのだと推察します。
なぜやる気がでないのか?
やる気が出ない理由は人それぞれです。今回はそうした理由にあわせて、やる気を出す方法を考えました。切り口としては、
- 「内容」
- 「給料」
- 「人」
といった分野です。
誰でもできる単純作業を任されたからやる気が出ない
単純作業を任されたときみなさんどのように思いますか?
「こんなの誰でもできる……オレってこの程度しか評価されてないのかよ」
と思って、モチベーションを下げてしまっていませんか。
それは大間違いです、ということを認識すれば、きっとやる気がでてくるでしょう。単純作業とはいえ、締め切りがあるはずです。しかも、綺麗にやることがある程度必要とされているはずです。
つまり、あなたは仕事が確実で丁寧な人と評価されている可能性があります。その単純作業を楽しそうに終わらせたら、今度はさらに、どんな仕事でも楽しんでできる人という評価が加えられますよ。
安月給でやる気がでない
「安月給なんだし!一生懸命やっても給料あがることないんだし!」
と怒りの感情から、仕事に対するモチベーションを下げているかたもいらっしゃるかもしれません。
あえて火に油を注ぐ言い方をしますと、その考え方は間違っています。安月給だからこそ、もっといい給料をくれる会社に転職しよう!と考えたほうが合理的です。
そのため、一生懸命働いても給料があがらないというのは、今の会社のなかだけで考えた、とても狭い了見によるものだなのです。
もっといい会社に転職するんだ!という気概を持てば、安月給でも我慢するきっかけになりますよ。それにもしかすると、あなたが一生懸命に働いたことで、会社が思わぬ発展をとげるかも。そうしたら、給料もあがるかもしれません。小さな会社ならあり得ることです。
苦手な人と仕事をしなければならない
どうして苦手なのかはケースバイケースだと思いますが、苦手な人との仕事は連絡をとることひとつとっても気をつかうので非常につかれます。
なので、この場合の仕事に対するモチベーションの低下は、
「気疲れ」
からきているという可能性があります。気疲れに対処するというのは2つの方法があります。
上司の意図を知る
1つは、苦手な人との仕事を任された理由を考えてみること。
あなたの上司というのは、あなたが知っている以上にあなたのことを知っています。なので、もちろん相手先があなたにとって苦手な人というのは了解済みのことです。
そこであなたが克服できるか、という査定的な目と、あなたの人としての成長を助けたいという親御心的なものが上司にはあるのです。そもそも社会人なら、苦手な人との付き合い方というのは、身につけなくてはならないスキルなのです。
愚痴を言える人を探す
2つ目は、普段は愚痴を言わないようにしている人にこそ意識してもらいたいことです。苦手な人とのやりとりのなかで、もやもやがたまったとしたら、その日のうちにもやもやをしゃべって解決できるように、だれか愚痴を聞いてくれる人を見つけてください。
このときのポイントは、絶対に秘密を洩らさない、かつ中立なアドバイスをくれる人を選ぶことです。
愚痴の内容を漏らさないのは当たり前だとして、中立なアドバイスというのは、相手を悪者して解決してしまうと、どんどん苦手な人とのコミュニケーションがつらくなっていくからです。
なので、
「あなたから見るとよかれと思ってなんだけど、相手は○○の立場だから、うれしくなかったんだよ」
などと苦手な人側の心も代弁してくれるスマートな人を探しましょう。
感情の理由を探すようにしましょう
今回は、仕事にやる気が出ないというよくある悩みを、3つの原因にわけて解決していきました。
でも、仕事にやる気を出すには?
という問いにそのまま答えを出せと言われたら、
気合いだ!
としか言えません。
そう、感情の原因となっているものを見つけないと、精神論以上のアドバイスはできないのです。感情の原因を自分で見つけられるようになれば、いろいろな悩みを自分で解決できるようになりますよ。
どんな仕事でもあると思うんだよね、「つらいとき」って。今の環境がどうしても嫌ならそれを変えるためにちょっとつらい思いしてがんばる必要はあると思うんだ。なにもしなきゃなにも変わらないもんね!