英語でコミュニケーション
海外でコミュニケーションに必要なものはやはりその国の言葉、外国語。そしてナンバー・ワンはやはり
「英語」
かと思います。
英語が恥ずかしい日本人
ヨーロッパですと、例えばフランスの人は英語が嫌いとか、英語で話しかけると無視される、などと言われてはいますが、それでもほとんどの国で英語が通じます。北欧の国々では、若い世代の人たちは母国語よりも英語を好んで使うほどです。
アジアでも、観光地では教育水準が低いと言われる国でも英語が通じます。話がちょっとそれますが、カンボジアのアンコールワットで物売りをしている子供たちは、「日本語」、「英語」、「韓国語」、「中国語」、「フランス語」が話せます。生きていくために身につけたスキルでしょうね。
私たち日本人にとって英語はとても敷居が高いですよね。英語が話せたとしても、とても恥ずかしがりな国民性のせいか、自分から声をかけられなかったりします。自分が英語を話すこと自体をなぜか照れくさいと思ってしまったり、自分が話す英語が上手ではない、とりわけ発音が悪いと思い込んで、尻込みをしてしまいます。
英語のネイティブスピーカーは全体の3割。
そんな時は、英語を話す全人口の6割から7割が英語のネイティブスピーカーではないことを思い出しましょう。
試しに、ニュース番組で、アフリカや中東の人たちが話している英語に耳を傾けてみましょう。彼らの母国語のアクセントが強いのがすぐにわかると思います。また、実際にアメリカに行っても、たくさんの移民がいます。
みんながみんな、ネイティブスピーカーと言うわけではないのです。
これが留学や商社となると、その割合はもっと増えます。同級生や同僚の国籍は多岐に渡り、いろいろなアクセントの英語が飛び交います。
あなたの日本語スキルはどれくらい?
そして、あなた自身を振り返ってみましょう。私たちは日本語のネイティブスピーカではありますが、どれぐらい日本語が上手でしょうか?
「日本語の文法を正しく理解し、きれいな日本語を話していますか?」
自信をもって、「はい。」と答えられる人は少ないと思います。
なのに、なぜか外国語に対してきちんと話そう、きれいに話さなくてばと思い込んでいます。まずはその思い込みを捨てましょう。中学で学んだ英語で十分と言われていますが、それは本当です。知っている単語を並べるだけでよいのです。相手に一生懸命伝える姿勢がなによりも大切です。
アジアの国でのコミュニケーション術
予想外に思われるかもしれませんが、漢字での筆談がけっこう使えます。とりわけ、中国と台湾の人たちですね。お隣の韓国は、残念ですが、漢字教育を止めてしまったので通じません。名前に漢字を使っていて、その文字は覚えているのですが、他は完全にハングルに切り替わっています。
日本の漢字と中国語の漢字は違う
日本の漢字は戦後、GHQ(連合軍総司令部)の政策でシンプルになりました。
[例]
- 間→閒
- 剣→劍
- 黒→黑
このように、実際に中国や台湾で使われている漢字と少し違います。ですが、実際に中国語圏の人たちと漢字で筆談していても、お互いに書いてあることがなんとなくわかるのです。
中国語のI love you.を覚えていると便利!
中国語でI love you.は「我 爱 你」と書きます。
- 我(ウォー)=我(私)
- 爱(アイ)=愛
- 你(ニー)=称(あなた)
私は我、あなたは称だと、すぐにわかりますよね!
中国語と英語は、主語と述語の並び方が同じです。
「私は学校に行きたい」
と書くときは
「我求行学校」
というふうに書くと意味は伝わります。
これは筆者の実体験ですが、アメリカで、中国人のコミュニティが出版している中国語の新聞に広告を出す際に、編集者と打ち合わせをしました。難しい英語、例えば「解像度」と言う英語が分からずに、試しに紙に漢字でかくと、相手はすぐにわかってくれました。
ちなみに、現在、漢字が使われている国は、
- 中国
- 台湾
- 日本
だけです。
シンガポールやベトナムでも漢字がわかる人たちは多いですし、それに、アジアを出ても世界中に中国人街があります。逆に、日本にも中国からの観光客が増えているので、道を聞かれたときなどは、ペンとメモ帳やスマホを使って、コミュニケーションを試みてくださいね。
中国語と英語は主語と述語の並び方が同じ!中国語の勉強するときは英語の知識が活かせそうだね。