人が人生の3分の1を消費すると言われている睡眠の中で、一番欠かせないのは枕の存在ではないでしょうか。ちょっと昼寝する時でも、枕に代わるものを無意識に1番初めに探していると思います。
でも、枕って本当に必要なんでしょうか??
なぜ枕が使われるのか
枕の起源については色々な説があります。古事記に登場するのはアタマを休める場所から『アタマクラ』が語源となり、現在のマクラになった説や、頭の隙間を埋める意味合いの『間座(まくら)』などといった説もあり、これだ!とはっきりした語源は未だにありません。
魂のおさまる場所の意味合いの『魂蔵(たまくら)』の説もあり、生と死と密接な関係にあるといわれていることもあります。いずれにせよ枕自体は相当な歴史のあるもので、人との関係はかなり濃いものだという事がわかります。
枕って本当にいいのか
みなさんは物心ついた時から枕を使っていると思います。そこには良いも悪いもないほど自然に生活の一部になっていたのではないでしょうか。
「枕を使うメリット」と「使わないメリット」を見ていきましょう。
枕を使うメリット
- むくみ解消
- 首への負担が少なくなる
- 慣れているから寝つきが良い
- 寝返りが打ちやすい
枕を使わないメリット
- ストレートネックの改善
- 血行改善
- 首のシワの予防
- いびきの改善
- 快適な呼吸
- 偏頭痛の改善
あれ??枕なしの方がメリット多くないですか??
パートナーのいびきで悩んでいる方は一度枕なしを提案してみるのもありかもしれません。
ストレートネックに効果ありなのも現代人にとっては大きな事です。ストレートネックはパソコンを使用している時の状態と同じで、枕を使うとその状態で寝ている事になるんですね。パソコンを長時間使ってると肩こりとかすごいです、その状態で睡眠をとっていてもスッキリしないのは当然かもしれません。
また偏頭痛で悩まれている方は意外と枕に原因が隠れているのでは。起きたときに頭痛がする事って偏頭痛持ちの人にとっては珍しくないと思います、それは枕が合ってなくて血流が悪くなっている可能性があります。枕を変える事で改善された方もいるので試してみてください。
どんな枕がいいの??
じゃあ実際にどんな枕を使えば良いんですかって話なんですが、結論から言いますと
【自分にあった枕】です。
これは探すのは結構面倒臭いかもしれませんが、個人差があるものなので一概にこれが良いですといった物が無いのが事実です。
しかし現在色々なところに枕専門店のようなお店があります。少し一般的に販売されている枕よりかは値が張りますが、自分にあった枕を専門家と一緒に作れますので、自分にあった枕探しの一番の近道になるのではないでしょうか。
タオルで改善
一番身近で試せるのが『タオル枕』です。
バスタオル一枚で作れる簡単さです。タオルで作っているので形に融通がきくのも大きなポイントと言えます。
タオル枕は主にストレートネックに効果があります、パソコンやスマホを長時間使用する人にとっては効果がすぐわかるのでは無いでしょうか。とはいえ、今使っている枕よりかは低くなるので、慣れるまで少し時間がかかると思いますが、慣れてしまえば良い事が多い為、タオル枕活動を開始してみてはいかがでしょうか。
まとめ
枕を使うにも使わないにもメリットデメリットはあります、その人にあった使用をする事でより良い睡眠がとれます。枕の使用が習慣化されている今から辞めるのは少し大変かもしれませんが、枕なしに様々な効果がありますので試す価値はあります。
人生の中の長い時間を使う睡眠ですから、より良いものにしていきたいですね。
ご覧頂きまして、ありがとうございました。
とりあえず今日は枕をぶん投げて寝てみよう。明日のコンディションが楽しみだ。