4月1日というと
エイプリルフール
一年の中でたった一日だけウソをついてもいい日といわれています。
この日のことをご存知の方は多いと思いますが、この不思議な日が何故できたかご存知でしょうか?
日頃、あまり深くは考えることのないこのエイプリルフール、少し掘り下げて考えてみたいと思います。
エイプリルフールの由来
エイプリルフールは世界に知れ渡っているイベントですが、実ははっきりとした由来は分かっていません。
不思議な話ですよね。
でも、いくつかの有力な話は存在しますのでご紹介します。
横暴な国王への国民の反発が始まり説
まずはこの説をご紹介。
16世紀の西欧では3月25日を新年としていました。
4月1日まで春の祭りを開催して新年を祝っていましたが、1564年、フランスの国王シャルル9世が突然1月1日を新年とする暦を発表。
それに反発した人々が4月1日を
ウソの新年
としてばか騒ぎを始めます。
それに憤慨したシャルル9世は、4月1日にばか騒ぎをして祝う国民を片っ端から逮捕し処刑していきました。
その中になんと13歳の少女も含まれており、国民は国王に対して大きく失望します。
その後、フランス王への抗議とこの事件を忘れないためという意味を込めて毎年4月1日になると「ウソの新年」として盛大に祝うようになっていきました。
これがエイプリルフールの始まりです。
ちなみに、この13歳の少女への追悼の意を表して13年に1度の4月1日には
ウソのウソの新年
として祝い、この日は絶対にウソをついてはいけない日とする風習もあったそうですよ。
しかし、次第にこの習慣は忘れさられ、エイプリルフールだけが残ったということです。
なかなか興味深い話ですよね。
まあ、13年に1度だとさすがに忘れられてしまうというのもわかります。
この風習が残っていたら、この説がもっとも有力候補になったかもしれません。
でもまあ、これがきっかけで4月1日が
として、世界中に広まったというとなんだか納得できそうでできないような気もしますが・・・
しかし、この話はエイプリルフールの由来として有力な説のひとつとなっています。
道化師の無礼講から生まれたという説
古代ローマの
さかさま祭り
が由来だという説があります。
4月1日に開かれるこのお祭り、この日だけは君主が「奴隷」になり道化師(Fool)が聖職者になって、無礼講のどんちゃん騒ぎをするというお祭り。
この日だけは、位の高い人が座るイスに道化師を座らせたりもしたとか・・・
なんともおもしろいお祭りですが、このお祭りから4月1日は
という日になったという説もあります。
本当に、ほんとかウソかわからない話ですよね。
今回は、2つの説のご紹介でしたが次回も続けて由来といわれている説をご紹介します。
エイプリルフールにはいろんな歴史があったんやなぁ~
4月1日までもう少しやで!