皆さんも学校などで1度は学ばれたことがあると
百人一首
学校などによっては何首か暗記して暗誦させられたのではないでしょうか?
今回はそんな百人一首について調べてみようと思います。
百人一首とは?
百人一首は元々藤原定家が宇都宮頼綱に頼まれて襖を飾る装飾の為の色紙の為に用意されました。
藤原定家は百枚の色紙のそれぞれ一首ずつ計百首の歌を100人の歌人からそれぞれ一首ずつ選出し年代順で色紙にしたためたのです。
この藤原定家が歌の選定を行った場所が小倉山ということから
小倉百人一首
という呼び名が浸透していきました。
百人一首の番号
百人一首には1番の天智天皇から100番の順徳院までそれぞれ番号がふってあります。
これはだいたい昔の歌人から新しい歌人へと続いています。
歌人の中には歌だけでなく有名な
- 天智天皇
- 小野小町
- 紫式部
- 清少納言
などがいます。
選ばれた百人の中には女性が21名、男性が79名います。
また春の歌が6首、夏の歌が4首、秋の歌が16首、冬の歌が6首、離別の歌が1首、羇旅の歌が4首、雑の歌が20首、恋の歌が43首と圧倒的に恋の歌が多いのです。
かるた
現在の私たちにとっては百人一首は和歌としてよりもこのかるたとしてのほうが有名ではないでしょうか?
お正月など親族が集まったときに百人一首でかるたをされた方も多いのではないでしょうか?
百人一首かるたは読み札が100枚と取り札が100枚の
計200枚
を使って行います。
現在の百人一首かるたでは読み札に作者絵と作者の名前、和歌が記されています。
また取り札には仮名書きで下の句が書かれています。
現在はこのようになっていますが、江戸時代までの百人一首はかるたは読み札に作者名と上の句が取り札には下の句のみが書かれていました。
これは本来百人一首かるたが百人一首を覚える為の遊びであった為です。
百人一首は様々遊び方があります。
散らし取り(お散らし)
1番有名なかるた遊び。
1人が読んでそれ以外の人全てが取る。
逆さまかるた
百人一首は上の句を読んで下の句の札を取る遊びですが、逆さまかるたはその名の通り逆さまで下の句を読んで上の句の札を取ります。
源平合戦
源氏と平氏の2つのチームに分かれて団体戦で行うかるた遊び。
リレーかるた
源平合戦と似ていますが取る人が順番に変わるところが違います。
他にも
- 競技かるた
- 坊主めくり
- 青冠
などがあります。
百人一首は1000年以上伝わる日本の美しい文化です。
この機会に是非とも昔を思い返して1度遊んでみてはいかがでしょうか?
まさケロンも小学生の頃、よう百人一首やってたなぁ~
正月とかは、親戚でよって坊主めくりしてたわ!