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もう行列には並ばない。これが、ライヴグッズ購入の未来形だ

Written by 言祝(kotoho)

完売と行列

ビフォアー完売

先日、知人が落語を聞きにいきました。近所の市民ホールで開催されたものです。彼は大の落語ファン、テレビにも出ている、知名度の高い噺家の話術を堪能し、大満足だったそうです。

お土産にクッキーをくれました。落語家の似顔絵がプリントされています。他にも、扇子や手ぬぐい、湯飲みなどが販売されていて、完売していた商品もあったと楽しそうに話してくれました。。

イベントやライヴといえば「グッズ」ですね。筆者はグッズが大好きです。

「推し」のライヴによく行くのですが、Tシャツなどはすぐ完売するので、早目に会場へ行って列に並びます。2~3時間並ぶことも珍しくありません。

時間の無駄といわれても仕方がないかもしれない。でも、グッズ入手の優先度を高く設定している筆者のようなファンにとっては、失敗は許されないミッションなのです。

「完売しました」

の張り紙が掲げられる前に入手する「ビフォアー完売」を目指して、場合によっては始発に乗って現地に赴くことも厭わないのであります。

ところが、最近になってちょっと考えが変わってきました。きっかけとなったのは、あるアーティストのライヴです。



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並ばずに…

筆者はそのアーティストの大ファンで、久しぶりにツアーを行うということで、ガンバってチケットをゲット。ホームページ上でグッズが紹介され、何を買おうかと悩んでいたところ、信じられない事実を目にして驚愕しました。あろうことかウェブにてグッズの事前販売を行うというではありませんか!

グッズのオンライン販売については、とりたてて珍しいわけではありません。ですが、そのほとんどがイベント終了後の「事後販売」です。

でも今回は違います。購入したグッズは、当日、会場で受け取ることができるのです。

ということは、Tシャツを着て、応援できるし、タオルを振って盛り上がることだってできます。なによりも長い列に並ばずにグッズを入手できるというのですから、驚くと同時に、感激してしまいました。

そして、あることに気付いたのです。

グッズ購入の未来形

エネルギーの行きつく先

グッズを手に入れるためには、長い列に並ぶ、ということが自分の中で当たり前になっていたのです。

何時間も行列に並べば普通に考えて疲れないはずがありません。

本来の目的はライヴなりイベントを楽しむはずなのに、グッズ入手が目的になっている、完売する前に入手することを優先しすぎているのではないか? そんなことを考えるようになりました。

グッズ購入にエネルギーを費やしてしまい、イベント中はテンション低め、そんな事態に陥る可能性だって、けっして低くはないのです。

盛り上げていこう

実際には、グッズ購入、イベント参加、すべてをひっくるめてテンションを上げていくのが「推しに対する」態度なのですから前述したようなことは起きません。でも、そういうルールというか、「当然でしょ」みたいなものにひたすら忠実になるのも、どうなのかな、なんて思ったりするのです。

今回筆者が経験した「グッズ事前購入」は、アーティストのメッセージではないかと思うのです。

「グッズ買ってくれるのはとてもうれしい。でも、何時間も並ぶと疲れちゃうでしょ。並ばなくても買えるように工夫したから、エネルギーをすべて、ライブに使ってよ。盛り上げていこう」

もちろんこれは筆者の想像。根も葉もない妄想にすぎません。

もし筆者がアーティストなら、ちょっとやってみたいことがあります。

ライヴを行う際、グッズ販売はしません。その代わり、入場時全員にグッズをプレゼントします。すごいでしょ?

えっ、その費用、だれが負担するのかって?

へへ、何も考えていませんでした。

まさケロンのひとこと

あ~まさケロンも昔ライブいったとき、たしかにグッズ買うために並ぶのってしんどかった記憶があるな~。売り切れにならないかドキドキしちゃったりね。

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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」