5月下旬から7月中旬ちかくまで続く梅雨
毎日、じとじとと降り続く雨には梅雨なので仕方がないとわかっていてもイヤになってしまうもの。
また、梅雨の時期にいちばんこわいのは
食中毒
です。
気を付けていたつもりだったけど….
腹痛がひどい、子供が吐く….
という場合は食中毒の可能性があります。
今回は、食中毒の原因別、潜伏期間と主な症状をご紹介します。
ブドウ球菌が原因の食中毒
梅雨〜夏にかけての食中毒はウイルスだけではなく菌が原因となっている場合が多くなります。
その中でもブドウ球菌は代表的です。
感染源
増殖力が旺盛のため、ほとんどの食品で食中毒が発生する可能性があります。
潜伏期間
潜伏期間が非常に短く感染したらすぐに症状があらわれます。
おおよそ1~5時間で発病します。
症状
- 嘔吐
- 下痢
- 吐き気
が主な症状となります。
発熱は人によりでたりでなかったりします。
また、腹痛もある人とない人がいますので絶対必要な症状ではありません。
一般的に2~3日で回復しますが、幼児やお年寄りは吐しゃ物を詰まらせる可能性がありますので注意が必要です。
病原大腸菌
この菌も有名ですよね。
特に腸管出血性大腸菌O157はニュースなどで頻繁に流れれますのでご存知の方も多いはず。
この菌は潜伏期間が長いので厄介です。
感染源
- 牛
- ブタ
- シカ
などの草食動物が保菌
これらの動物の糞便に汚染されたものが感染源となります。
人から人へも感染してしまいますので、生肉を扱う人は特に手洗いが必要です。
潜伏期間
O157のような腸管出血性大腸菌は3~9日と潜伏期間が長くなります。
その他の大腸菌は5~72時間で症状が出始めます。
症状
O157は、強烈な腹痛で症状がはじまり、水溶性の下痢になります。
嘔吐や吐き気を伴うことも。
最悪の場合は溶血性尿毒症や脳症になることもあります。
潜伏期間も長く何が原因かわからないままに症状が急にでて、不安になることが多いです。
腹痛や下痢がひどいときは病院へ行きましょう。
大人は感染しても無症状で終わることもありますが、子供やお年寄りは嘔吐や下痢が続くと脱水症状を引き起こしやすく危険ですのですぐに病院へ行く事をオススメします。
近年は、梅雨から夏にかけてだけではなく冬にも
ノロウイルス
が大流行するようになりました。
しかし、これからの時期はノロウイルス以外のウイルスや菌も増殖するシーズンになりますのでよりいっそうの注意が必要です。
まずは、うがい、手洗いが基本中の基本。
これだけでも感染の確率はかなり下げることができますから、手洗いの習慣をつけることが大切です。
次回は、サルモネラ菌などの症状をご紹介します。
ホンマに、家に帰ったらうがい、手洗いは絶対にしいや!
基本中の基本やで!