深夜の赤信号
それでも止まるか?
信号無視について考えてみましょう。
想像してください。
深夜、午前3時過ぎ。
歩行者はおろか、自動車さえも走っていない交差点。
信号は赤。
あなたは青になるまで待ちますか?
信号は守らなければいけません。それはルールです。いや、法律で定められているのです。
また、赤信号を無視して横断すればかなり高い確率で車にひかれます。
場合によっては死亡するかもしれません。
でも、
いまはひとっこひとりいません。
くりかえしますが自動車も走っていません。
つまり、信号無視をしても、車にひかれることはないし、目撃者もいないのでとがめられることもないでしょう。
青になるまで待ちますか、それとも信号無視しますか?
信号待ちのイライラ
筆者は最近自分が変わったなと感じることがあります。
信号が赤だとイライラするのです。
特に急いでいるわけではありません。
むしろ時間に余裕があるのに、妙にイラっとします。
若いころはそんなことはなかったのですが、45歳を越えたあたりから、赤信号の待ち時間が非常に腹立たしく感じるようになってしまいました。
もちろん自動車がひっきりなしに通過していく交差点を信号無視するわけにはいきませんから、当然青になるまで待ちます。
でも青に変わるまでの時間が非常に長く感じるようになりました。
余談ですが信号の待ち時間は一定ではないそうですね。交通量によって長かったり、短かったりと調整されているそうです。
話は戻りますが、筆者は信号待ちの時間を利用してスマートフォンでメールチェックをして、少しでも有意義な時間を過ごそうと工夫しています。
それでも長く感じることが多いのです。歳のせいなのでしょうか?
信号を守るのは何のため
赤信号は止まれ
さて深夜の赤信号についての質問に戻ります。
無視するか?
止まるか?
お前はどうなんだよ、という声が聞こえてきそうですので筆者がまず、質問に答えたいと思います。
筆者例え信号無視してもまったく問題のない状況であっても
必ず止まります。
皆さん、筆者の答えを聞いてどのように感じたでしょうか。
まじめなヤツだと思いましたか?
それとも「ウソつくなよ、お前信号待ちがイライラするんじゃなかったのかよ」と感じた人もいるかもしれません。
筆者が深夜でも信号を守る、と宣言したのは理由があります。
一度車にひかれそうになったからです。
3年ぐらい前の話になります。酒を飲んで終電がなくなり、歩いて帰宅したことがあります。
時間は午前2時頃、筆者は国道沿いの歩道を歩いていました。
路地との交差点の信号が青だったので、そのまま渡ろうとしたところ、軽自動車が信号無視して突っ込んできたのです。
おそらくこんな時間帯に歩行者などいないと決めつけていたのでしょう。
運転者が筆者に気が付き、急ブレーキをかけたので大事には至りませんでしたが、大変怖い思いをしました。
信号の大切さを身を持って知ることになったのです。
ちなみに信号無視をすると…
信号無視は犯罪行為です。
一部ネット上では「信号無視は取り締まる法律がないため裁けない」といった記述が見られますが、
これは誤りです。
道路交通法の第七条に違反します。二万円以下の罰金が課せられるとのことです。
「どうしてそこに信号があるのか?」とか、「どうして横断歩道はそこにあるのか?」とか、こういったことを考えてみてほしいんだ。