奇妙な投稿
謎のタグづけ
Facebookを閲覧していて、おかしな投稿に気がつきました。
通販サイトの広告なのですが、なぜか友だちがそこにタグ付けされているのです。
タグ付けは通常、複数の人物が写っている写真に対してなされるもののはず。
なぜ通販サイトの広告にタグ付けされているのでしょう。
しかもその通販サイトのコメント、日本語としておかしい文章になっています。
これは怪しい。真相を確かめるために、リンクをクリック。問題の通販サイトを表示させました。
UGGという、日本でも人気のあるオーストラリアのブーツを取り扱っているショップです。
見た限りでは確かに定価より遙かに安い値段で販売していますし、購入価格に限らず全国送料無料。
念のため、会社概要を確認すると、所在地も代表者の名前もきちんと記載されています。
でも気になる点がありました。所在地が愛知県なのに、電話番号が03から始まっているのです。
模造品を販売している悪質サイト
UGGの公式ホームページ上で正規取り扱い店か否かを確認できるページがあります。
サイトのURLを入力してチェックできるのですが、問題のサイトをこれを使って調べたところ
「このサイトの登録情報はありません」
と結果が出ました。
ほぼ100パーセント、偽物を販売している『悪質なサイト』だということになります。
LINEの次はFaceboook
今一度セキュリティをチェックしよう
しかしなぜ、悪質なサイトにタグ付けなどされてしまったのでしょうか?
またタグ付けされてしまった場合なにか不都合なことが起きるのでしょうか?
これは誰かがfacebookのアカウントを乗っ取られ、その友人のそのまた友人と連鎖的に悪質サイトの宣伝に利用されてしまっているということのようです。
タグ付けされてしまうことにより、個人情報の漏洩などの実害はいまのところ報告されていません。
しかし、アカウントを乗っ取られた人にとっては非常に甚大な被害に発展する可能性があります。
少し前にLINEのアカウント乗っ取りが問題となりました。
運営会社がセキュリティの強化に踏み出したため、被害は減少したと言われています。
つぎにねらわれているのはFacebookかもしれません。
facebook利用者はセキュリティを再度チェックすることをオススメします。
まず定期的なパスワードの変更を行いましょう。単純な方法ではありますが、効果は高いようです。
さらに『二重認証』を設定しておくことをオススメします。
これはログオン時に、ユーザー名(メールアドレス)とパスワード以外にパスコードを入力し、セキュリティを高めることで不正ログインを防止する方法です。
『iPhone』を例にとってこの二重認証の設定方法を紹介しておきましょう。
- facebookにログインした状態で、画面右下の「その他」をタップします。
- 切り替わった画面をスクロールさせ「設定」→「セキュリティ」を開きます。
- さらに「ログイン認証コード」を選択。
- メッセージに従って設定すると、パスコードが記載されたメールが届きます。
- このパスコードを入力すれば設定完了。
この設定をしておくことにより、もし第三者が不正ログインしようとしても、こちらが認証しなければ不可となります。
セキュリティ対策は最終的にはユーザー自身に委ねられているのです。
LINEやFacebookに限らず、なんだって狙われる可能性があるから困るよね。まさケロンもメールアカウントを乗っ取られてから二重認証は絶対にやってるよ!