花粉症

花粉症になる人とならない人の違いはどこにあるのか

Written by 言祝(kotoho)

今年も地獄の季節がやってくる

人類最大の脅威

もしかしたら人類最大の脅威かもしれない、そんな風に思えて仕方ありません。

そうです、花粉症の話です。

筆者はかなり重い花粉症に毎年悩まされています。

今年もそろそろ花粉症の季節が近づいてきているようで、ここ数日、鼻がムズムズしたり、目の周りがかゆくなってきました。

まだ日常生活に支障はでていませんが、くしゃみ、鼻水が止まらなくなり、目がかゆくなり、頭がぼんやりしてくるのも時間の問題と思われます。

「鼻を取り外して、洗浄したい」

症状がひどくなると冗談ではなく、本気でそう思います。

いくら鼻をかんでも、鼻水が止まらないのです。くしゃみも止まりません。

鼻なんてなければ

とも思います。

筆者の場合マスクは全く意味がありません。マスクをしようがしまいが症状は変わらず。

それでもくしゃみで周りに迷惑をかけないためにマスクはしますが、花粉の侵入を防ぐ効果はありません。

目のかゆみも相当ひどいです。室内にいても屋内にいても症状に全く変化がありません。

花粉が原因なんだなあ、と実感できるのが風呂に入ったとき。

体に付着した花粉が洗い流されるのだと思うのですが、唯一症状が緩和される瞬間です。

こんな状態ですから仕事にも支障がでます。

頭がボーッとして集中力に欠けてしまうのです。

やる気も失せてしまい、ミスが多くなります。

ただ一つの救いは「花粉症」に対する認知が世間に広まっていることです。

「花粉症か? 大変だな、大丈夫か?」

と同情してもらえます。

命の危険はないものの、花粉症は人類にとって最大の脅威だという筆者の意見、あながち大げさとはいえません。

なる人とならない人がいるのはどうして

不思議なのは、どんなに花粉が猛威をふるってもケロリとしている人もいるということです。

まったく症状がでない人がいる。体質だと言ってしまえばそれまでですが、症状の原因が花粉にあるのなら、みんな同じ空気を吸っているのだから、症状がでない人も花粉を体に取り入れてしまっているわけで、重い症状に悩まされる人と、まったく問題がない人との違いはどこにあるのでしょう。

今回は花粉症に悩まされる人とそうでない人の違いはどこにあるのかを考えてみたいと思います。

調べてみると花粉症は遺伝するようです。確かに筆者の母もかなり重度の花粉症です。

そういうことであれば、花粉症の境界線は遺伝で体質を受け継いだか受け継がなかったかということになるのでしょうか? 



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花粉症のメカニズム

花粉症は時限爆弾?

花粉症になるメカニズムを調べてみました。

花粉は人体にとっては異物ということになります。

花粉が体内に取り入れられてしまうと人体はこれに対抗するために抗体を作り出します。

この抗体には

IgE(アイ・ジー・イー)

という名前がついています。

IgE抗体は花粉に対抗して化学物質を放出します。

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 目のかゆみ

などの症状はこれらの化学物質が知覚神経を刺激した結果、起こるものです。

このIgE抗体が花粉症の原因だったのです。

では症状がでない人はIgE抗体を持ち合わせていない人なのでしょうか?

そうではありません。IgE抗体は誰でも持ち合わせています。IgE抗体が一定量に達すると、症状が現れるのだそうです。

つまり花粉症の人とそうでない人の違いは「体内のIgE抗体が一定量に達しているかいないか」の違いなのです。

ということであれば、今は症状がでていない人でも、花粉を吸い込んでIgE抗体を増やすことで、いつか一定量を越えてしまい花粉症を発症させる可能性があるということです。

これで「今までは何ともなかったのに、急に花粉症になった」という現象の説明がつきます。

花粉症はまさに時限爆弾のようなもので、症状がでないからといって対策をしないといつかは発症してしまう可能性があるのです。

今は症状に悩まされていない人も花粉症の季節にはマスクや保護めがねなどの対策を強くおすすめします。

花粉症は完治できるのか

レアケースだか完治した例もある

筆者は薬を処方してもらって、花粉症の季節には症状緩和のために服用していますが、あくまでも症状の緩和にしかなっていません。

薬を服用していても毎年花粉症に悩まされています。

花粉症は完治するものなのでしょうか?

いまのところ決定的な治療方法は確立されていません。

「体質を改善させること」がキーポイントのようです。

一部この方法に沿って治療を行っている医療機関もあるようですが、まだ一般的ではないようです。

いくつか完治した例が挙がっています。

美容のために乳酸菌などを摂取し、腸内環境が改善されたのに伴い、花粉症の症状がなくなったという例

体内の状態か改善されることで、アレルギー反応(前述のIgE抗体が放出した化学物質に対する体の反応)が軽減されたと考えられます。

背骨のゆがみを矯正したところ同時に花粉症が治まったという例

体のゆがみを改善することによって血流がよくなり体質が改善されたということなのでしょう。

妊娠・出産を経て花粉症が治ったという例

興味深いのはこちら。

専門家の話では、医学的な見方をした場合、胎児も母親にとっては「異物」と考えることができるとのこと。

その胎児を長期間体内で育てることになった結果、免疫力が高まり異物にたいする反応のキャパシティが広くなったことで症状がでなくなったと考えられるそうです。

ただしこれらはあくまでもレアケース。かならず花粉症が治るというものでは、残念ながら、ありません。

高齢者は発症しにくい

日本国内で花粉症が報告されたのは1960年代に入ってからだそうです。

それ以前での花粉症の発症例はありませんでした。

食生活が欧米化するなどの事情から免疫力が低下していることはありえます。

当時の日本人の食生活や生活環境がアレルギー体質になりにくくする効果があったのでしょう。

高齢者に花粉症が少ない、という意見もあります。

これはアレルギー体質になりにくい環境で育ったことと、年を取ったため、若い人ほど花粉に対して体が敏感に反応しなくなったことが要素としてあげられます。

まさケロンのひとこと

まさケロンの知り合いにも、「食生活で花粉症が治った!」とか言ってた子がいたっけな。
もうほんと毎年しんどいから、体質改善にチャレンジしてみようかなぁ。

masakeron-sorrow


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」