円安の影響大
パン、チョコレートに文具まで
2015年7月からいくつかの品目が値上げするようです。
まず小麦。
山崎製パンは「ロイヤルブレッド」「芳醇」など、食パンの主力商品14品目に対して、値上げを行うことをすでに発表済み。
1~4パーセントの値上げに踏み切る予定です。
食パン以外では、菓子パンなどで2~7パーセントの引き上げとなります。
これは原料となる小麦粉の価格が円安の影響を受けて高騰したためであり、小麦粉を原料とするパスタなども値上げは避けられません。
チョコレートも値上げされます。
ロッテは、チョコレート8品目の価格を10パーセント程度引き上げる予定です。
また明治も24品目のチョコレート商品について減量・値上げを発表しています。
小麦粉同様、カカオの価格高騰が原因です。
円安・原料価格の高騰は食品のみならず、文具にまで影響を及ぼします。
コクヨは、ノートやファイルなど4275品目に対し平均約9パーセントの値上げに踏み切ります。
同社の主力商品「キャンパスノート」の値上げは、じつに7年半ぶりとのこと。
ユニクロ、ジーユーまで
「ファストファッション」のさきがけとなったユニクロやジーユーも7月からの値上げを発表しています。
ユニクロは7月以降に発売する新製品の価格を2割程度引き上げる、予定。秋冬もののジーンズやセーターなどが対象です。
ジーユーも秋冬ものの5パーセント程度の値上げを行う予定だとのことです。
ビザ申請費用まで
ちょっと変わったところでは、オーストラリアのビザ申請費用も7月から値上がりします。
- 観光ビザ 130ドル → 135ドル
- ワーキングホリデービザ 420ドル → 440ドル
- 学生ビザ 535ドル → 550ドル
値上げの理由については、オーストラリアの法改正に伴うものと説明されています。
値上げは困るが…
できることから始めてみよう
今回の値上げをうけて、
「もうパンが食べられない」
とか
「チョコレートが高級品になった。もう気軽に食べることが出来ない」
という事態には直結しませんが、値上げは値上げ、もう、これまでと同じ値段で買うことができなくなってしまいます。
さらに、8月以降も毎月、様々な商品が値上げされる予定となると、消費者としては頭の痛いところです。
最近の相次ぐ値上げの背景には、円安に伴う材料費の高騰があります。企業としては、なんとか努力して価格を抑えたいという考えはあるのでしょうが、限界もあるということなのでしょう。
だから消費者として、抗議しても解決できる問題ではなさそうです。
とくにパンなどの食べ物は、購入を控えることも出来ません。
例えば、タバコだったら止めれば済むことですが、食べ物については、
「食べるの止めよう」
というわけにはいかないのです。
とはいえ、嘆いてばかりはいられません。
何かできることがあるはずです。たとえば家庭菜園なんてどうでしょう?
さすがに小麦は難しいと思いますが、プチトマトなどの簡単に栽培できるものに挑戦するのは無駄ではないと思います。
劇的な節約には結びつきませんが、できることから始めてみませんか?
給料は上がらないのに、食料の値段は上がるってんじゃ困っちゃう。
家庭菜園もひとつの案だし、手軽にできる副業を探すっていうのも手なんじゃないかな。
ただ時間を余計に使うんじゃなくて、今よりもイイ時間を増やしていけたらいいよね。