寝ているときは人の意識は休んでいますが、無意識はずっと起きて活動を続けています。
寝ても覚めても、意識が気付かない世界を見ているのが無意識。
それは、ベッドで横になっているとき、身の回りの現実を監視するもう1人の自分です。
現実の情報をとらえ、意識に関わることを教えてくれます。
目覚める直前の夢とは、半径10メートルにある、予知夢でもあるのです。
半径10メートル、10分先に起こる出来事
目覚まし時計やトイレ、朝の日課の夢
起きる直前の夢は、誰でも1度は見たことがあると思います。
前の日に目覚まし時計をセットしておいて、ぐっすりと眠りにつく。
するとどういうわけか、朝、布団から起きて、目覚まし時計を止めるシーンが夢に出てくる。
あっと思い目を覚ますと、セットした時間の5分くらい前だったということがあります。
また、朝起きたらトイレに行ったり、すぐに顔を洗うなどの日課になっていること。
これらも、起きる直前に夢に出てくることがあります。
こういった夢はすべて、無意識が寝ている間も活動していて、意識が目覚める直前に、現実の世界を知らせているのです。
無意識は常に活動しているので、寝ていても、外の様子をうかがっています。
そこで、日課として意識に定着していることの未来を知らせているのです。
これは、小さな予知夢といえるかもしれません。
寝ている時、もう1人の自分が起きていて、まわりをぐるぐると見渡している。
時間になったら、頭の中に戻り、起きて!と知らせる。
そうイメージすると、不思議な感じがしてきますね。
現実と夢がつながる接点
強く意識したり、日常的に意識に定着していることは、夢に表れてきます。
では、思いが強ければ強いほど予知夢を見ることはできるのでしょうか?
これは、できることもあれば、できないこともある。
100%予知夢を見れる方法はわかっていません。
でも、強く念じることが予知と関連するなら、そのことを活かしてみることはできます。
自分がどうしてもやりたいこと、叶えたい願望、恋愛での願いなど、思いが強ければ夢がメッセージをくれるかもしれません。
「強い願い」は、現実と夢がつながる、大切な接点になります。
体の状態を表わす夢
トイレの夢は体のことを表わす夢
目覚める直前にトイレの夢を見るのは、体が
「トイレ行きたい!」
と感じているから。
体の状態が脳や意識に影響して、夢として表れているのです。
この夢からもわかるように、無意識は、「トイレ行きたい!」という脳の信号をキャッチして、意識に知らせます。
つまり、体からの強い訴えも、夢で予知することができるのです。
例えば、
普通は、痛みがあって初めて病院に行きます。
しかし、本当は、無意識が体の状態を察知しているはずなので、何かの夢で表わしているのです。
普段は夢を見ない人が、急に印象的な夢を見始めた、などの場合は、やはり何らかのメッセージがあるのでしょう。
体の異変は一例ですが、夢を意識することで、気付くことがたくさんあります。
夢は体や心の命を守ろうと訴えてくるので、良いことはそのまま受け止め、悪いことは、修正すべきととらえましょう。
さらに、人の意識は、脳だけではなく、四肢、体内の臓器にも宿っているといいます。
自分の体のさまざまな部分から脳へ信号が送られるので、体に関する夢は印象の強い映像で表れてくるといえます。
体の中は、自分に最も近いこと。
距離が近ければメッセ—ジも強く、鮮やかですから、夢に意識を向けて見てみましょう。
すべて、もう1人の自分からの未来へのメッセージなのです。
まさケロンは目覚める直前に寝坊する夢なんかをよく見るな〜。これは焦らせて起こそうっていうもう1人の自分の作戦なのかも?