コミュニケーション術

コミュニケーションの極意教えます。キーワードは「ありのままで」

Written by 言祝(kotoho)

コミュニケーションの難しさ

避けて通れぬ、他者との「コミュニケーション」

今回は、大人も子供も、すべての年代に関わってくる

「コミュニケーション」

をテーマにしたいと思います。

他者とのコミュニケーションって、ものすごく大切ですよね。自分一人で生きていけるのであれば、それはものすごく楽なことで、他者とのコミュニケーションなんて全く必要ありません。

  • 「話が続かない」
  • 「話題の引き出しが少ない」

なんて悩まなくても済むわけです。

コミュニケーションをとる必要がないわけですから、自分以外の人間と対話する必要などありません。

ところが、現実はそんなに甘くないのです。社会人として仕事をし、報酬をもらって生活していくなかで、他者とのコミュニケーションは避けて通ることができません。

さらにいえば、コミュニケーションは子どもの世界でもとても重要なツールとして成り立っています。友だちを作るためには、輪の中に自分から飛び込んでいく必要があります。遊びの仲間に入れてほしければ、自分からアプローチしていかなければならないことは、詳しく説明するまでもないでしょう。

それほど「コミュニケーション」は大切なことなのです。

書店に行くと、コミュニケーションをテーマにした書籍がたくさん目につきます。このことからも多くの人たちが、自分のコミュニケーション力を磨きたいと考えていることがうかがえます。

「コミュニケーション」の定義は、実は人によって様々だったりします。

他者との疎通をはかる、というのが一般的な解釈といえますが、もしかしたらコミュニケーションの最大の目的は「自分を認めてもらう」ということにあるのかもしれないと思ったりはしませんか?



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「空気を読む」とは?

「空気を読む」

という表現、皆さん聞いたことがあると思います。周りの雰囲気を感じ取れ、とかそんなニュアンスです。同僚たちが徹夜覚悟で仕事をしているなか、自分だけ定時で帰宅するのは気が引ける。

ある程度の目途がつくまでは、手伝ったほうがいいな、と判断する能力というか、世渡りのテクニックのようなものだと考えることもできます。企業や学校といった集団のなかでやっていくには程度の差こそあるものの、必要不可欠なスキルではありますが、ちょっとうがった見方をすると、「空気を読む」とは他者の顔色を気にすることと大きな差はないような気がするのです。

等身大の自分でコミュニケーションしてみよう

キャラ、演じてません?

最近の集団のなかのコミュニケーションって、なんとなく

「どれだけ深く空気を読むことができるのか?」

を競っているような面を感じませんか?

やたらと人の顔色を気にするようなコミュニケーションが多いように思えるのです。

「こういうことを言ったら、この人怒るのではないだろうか?」

「自分はこの案には反対だ。でもせっかくこれでまとまろうとしているし、もし異を唱えたら会議が長引いて、皆から白い目で見られるかもしれない。ここは黙っていたほうがいいな」

このようなことに気をとられてしまうと、アンバランスなコミュニケーションになってしまうと思うのです。このアンバランスな状態がさらに進化すると、自分のキャラを無意識のうちに作り上げてしまうことになりかねません。

本来の自分を隠して、人当たりのいい人を演じたりする。

「このキャラクターでなら、みんなとうまくやっていける」

これはとてもつらいことです。背伸びのような、無理をしている状態がずっと続くのですから。

足さない、引かない。等身大の自分

バランスの取れたコミュニケーションのために必要なことは何でしょうか?

大切なのは等身大の自分を見せることです。無理に自分を大きく見せる必要はありません。逆に自分を卑下する必要もないわけです。ありのままの自分で勝負しましょう。

「こういうことを言ったら嫌われてしまうのではないか」

などと考えていては、一歩進んだコミュニケーションは望めません。嫌われたっていいじゃないですか、それが本当の自分の姿なら、隠す必要などないのです。

ただし

「自分はこう思うのだけれど、あなたはどう思いますか」

という問いかけを忘れてはいけません。相手の意見を聞く態度が足りないと、敬遠されてしまいます。つまり等身大の相手も認めてあげなければフェアではないのです。

つまるところ、コミュニケーションとは自分を認めてもらい、なおかつ相手のことも認めてあげる行為だと思いませんか? それが分かればおのずとコミュニケーションが円滑に動き出すはずです。

まさケロンのひとこと

認めてあげるっていうのも簡単なことではないよね。ただ、難しく考える必要はないと思うんだ。

masakeron-love


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」