コンタクトレンズを着けたまま泳ぐ!?
プールにコンタクトレンズをつけたまま入っている人が多いのをご存じでしたか?
「泳いだら外れちゃうのでは?」
と思われるかもですが、水泳用のゴーグルは気密性が高く、水泳中にゴーグルの中に水が入ってくる事はまずありません。
ですので、めがねやコンタクトレンズがないとまっすぐ歩けないくらい視力が悪い人でも、コンタクトレンズをつけて泳ぐことができます。
コンタクトレンズをつけてつけてプールに入ってもいいの?
私が通っているジムのスタッフに聞いてみたところ、
「目の衛生によくないのでおすすめしません。」
との事でした。ゴーグルをしていたら水が入ってくることがないのに、どうしてよくないのでしょう?
泳がなくても目に水は入る
プールで水中ウォーキングをしている時は、ゴーグルは必要ありませんよね。でも、隣のコースでバタフライをされると、水しぶきが顔にかかり、当然、目にも水が入ってきます。海で遊んでいても、不意に波が高くなったり、水遊びしていて海水が跳ねて目に入ることもありますよね。
なぜコンタクトをつけてる時に水が入るといけないのか
水の浸透率が高いコンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズの場合、プラスティック製のレンズが水分をたっぷり含んでいます。それが水道水に触れると、水分の含水率が変わってしまい「レンズが変形」してしまいす。これは大変に危険です。水道水でレンズを洗ったことが原因で、レンズが変形し、目が傷ついて、角膜移植をした例もあります。
汚れた水を保持してしまうコンタクトレンズ
裸眼の場合、プールや海水が目に入っても、まばたきをすれば涙と一緒に汚れた水が洗い流されます。しかしコンタクトレンズの場合、目とレンズの間に汚れた水がたまって流れず「目もレンズも汚れた水につけたまま」になってしまいます。
プールや海辺でのコンタクトレンズはN.G
いくらゴーグルをしっかりしているからといって、正しくつけていなくて隙間から水が入ったり、泳いでいる途中にゴーグルが外れることがあるかもしれません。また、水辺では予期せず水が跳ね、目に入ることがあります。「プールや海辺でのコンタクトレンズの着用は避けた方が良い」でしょう。
でも、プールの中で何も見えないと困りますよね。
水泳用度付きのゴーグル
「ゴーグルに度」が付いていて、水中でも視力を矯正してくれるものがあります。
- 自分の視力に合わせた度付きのレンズを選ぶ
- 専用のパーツセットを選んで好きなデザインにカスタマイズする
と、2ステップで度付きのゴーグルが簡単にできます。お値段は、2,700円から3,000円ほど(税抜き)です。思っていたよりも、高くないですよね。
ゴーグルの度数の選ぶときのポイント
実際のメガネやコンタクトレンズより度数が弱いものを選ぶ
プールの中で泳いでいると、隣のコースを泳いでいる人が実際よりも大きく見えませんか?
水の中では1.3倍大きく見えます。
実際のコンタクトレンズやメガネよりも「度数が弱いもの」を選びましょう。
[例]
筆者の場合、「-7.5」のめがねを使っています。
この場合、ゴーグルの度数は、2から3落とした、「-4.5から-5.5のものを選ぶと良い」でしょう。
視野の広いものを選ぶ
私たちがまっすぐ前方を見た場合、視界は180度あります。
- 左目で60度
- 右目で60度
で、合わせて120度を両目で見ています。残りの60度は、
- 左目でさらにその外側の30度
- 右目でさらにその外側の30度
で、これでようやく180度の視野になります。
ゴーグルの視野が狭いものだと、左右の目、それぞれで見ている外側の30度が見えにくくなります。ゴーグルは「視野の広いもの」を選びましょう。
老眼の場合は?
プールや海で泳ぐ場合、水の中で手元を見ることがないので、特に必要は無いでしょう。老眼の度数に近いゴーグルをつけると「遠くが見えにくくなって危険」です。
スイミング用のゴーグルではなく、「ダイビング用」のマスクやゴーグルでは老眼に対応したものがあります。ダイビングは計器を見たり、細かい作業をしたりするので必要なのでしょうね。
試着する
度数が合わないと度付きのゴーグルを長時間つけていると頭が痛くなったりします。視力が左右で違ったり、乱視もありますよね。度付きのゴーグルは大型のスポーツ店で取り扱っているので、可能なら10分から15分試着をして、頭痛や目のくらみなど、不調が出ないものを選びましょう。
1.3倍を計算しても微妙に合わないかもだし、度付きのゴーグルは大型スポーツ店まで行って試着するのがよさそうだね~。