「長期休暇は帰省するものだ」
と決めつけて、盆や正月に惰性で帰省していませんか?
結婚したからには実家といえど、別世帯です。
帰省する方も、される方も、「負担にならない帰省をするための3つのポイント」をご紹介します。
1. 実家に負担をかけない
「親に顔を見せてやりたい」
「孫と会わせてやりたい」
確かにそれらは立派な親孝行です。ですが、それにあぐらをかいて、実家に負担をかけていませんか?
実家に帰って
「久しぶりなんだからのんびりさせて」
は分かりますが、テレビばかり見てゴロゴロばかりしていませんか?
帰省する息子、娘夫婦を迎えるために両親がすること
- 家中の掃除
- 寝具の用意
- 食材の確保
「特別なことしなくていいよ!」
と、あなたは思っていても、お嫁さん(おむこさん)は、あなたの両親にとっては自分の子の配偶者で、大切なお客さまです。失礼なことはできないと、家中に掃除機をかけ、布団を干し、
「お嫁さんが好きなお魚」
「おむこさんが好きな地酒」
と、食材確保に奔走します。
金銭的な負担も見逃せない
家に滞在する人数が増えると、光熱費や水道代も一気に倍です。食費も倍になり、さらにごちそうを食べさせてあげたいと、いつもなら購入しない高価な食材を買ったりします。
対策
「そんなに負担がかかるなら行かない方がいいのか?」
という考え方は短絡的です。
- こちらもおみやげを持って行く
- 家事を手伝う
- 滞在費やお小遣いを渡す
など、気配りを忘れないようにしましょう。
また、
「帰省はうれしいけど、最近は長い滞在がキツい。」
と、ご両親が思っているかもしれません。何日くらいの滞在がちょうど良いのか、よく相談して決めましょう。
2. 配偶者に帰省を無理強いをしない
帰省の日程は一方的に決めるのはNG
「◯日から◯日まで帰るって親に言っといたから。」
こんな風に、あなたの配偶者に一方的に帰省の日程を告げていませんか?自分にとっては実家でも、配偶者にとってはよその家です。とても気を遣います。
「うちの両親は気にしないから。」
は、なんのフォローにもなりません。あなたは配偶者の実家で、寝転んでテレビを見られますか?
対策
当たり前のことですが、帰省の日程は相談して決めましょう。
「嫁は夫の実家に帰るのが当たり前。」
なんて思っていませんか?あなたの配偶者は、2人きりでゆっくりと過ごしたいと思っているかもしれません。お盆や正月の帰省は義務ではありません。めったに取れない長期休暇をどのように過ごすかは、夫婦でよく話し合ってください。
配偶者が帰省を渋るとき
もし、配偶者が帰省を渋ったら、どうしてなのかその理由を聞いてみましょう。
たとえば、赤ちゃんを連れての帰省は大変です。夫の実家では落ち着いて赤ちゃんのお世話ができない、という新米ママさんもいるでしょう。
一方、猫アレルギーなのに、妻の実家で猫を2匹も飼っていて
「滞在中はくしゃみと鼻水がとまらなくてつらい…」
などなど、さまざまな理由があります。
対策
大切なのは、
「うちの親に孫を見せないつもりか」
「あなたはうちの猫が嫌いなの?」
と感情的にならないことです。赤ちゃんを連れての帰省が大変なら、帰省の時期を盆から、翌年の正月やゴールデンウィークに延期する、猫アレルギーなら妻だけ帰省する、もしくは妻の両親を招待するなど、お互いをおもいやって、話し合いで折衷案を見つけていきましょう。
3. 今も昔もある嫁vs姑(しゅうとめ)
夫が(妻が)居ないときに、配偶者にチクチク
「最近、息子が痩せた(太った)みたいだけど?」
「今は、共働きは当たり前だけど、ちゃんと息子のお世話をしてくれてるの?」
「孫の顔が早く見たいわ!」
などの姑のいやみの王道から、最近では、
「うちの娘をいつまで働かせるつもり?」
「キミの年には私たちはもう家を建ててたよ。」
など、おむこさんが義理の両親にチクチクと言われる、逆のパターンもちらほら聞かれます。
義理の両親は自分たちの息子、娘が心配で、ついそんな風に言ってしまいます。それが理解できるからこそ、言われる方は反論ができません。しかも、言われた方は
「妻の(夫の)両親だから」
と、それを配偶者に伝えるのを遠慮してしまうことが多いです。
対策
「配偶者を自分の実家で一人にしない」ようにしましょう。
両親はお嫁(むこ)さんだけになると、つい、不安や不満が口に出てしまうからです。配偶者を置いて、クラス会や地元の友人と遊びに行くなどは、もってのほかですよ!
まとめ
書き出してみると当たり前のことが多いですよね。でもその当たり前のことができていなくて、帰省する度にケンカになる夫婦はとても多いです。
もし帰省の度に夫婦間や実家とギクシャクするようでしたら、上記の3点を見なおしてみてください。
帰省ってただでさえ帰省ラッシュとかあって大変なのに、それで嫌な気分になりたくないよね。ちょっとしたこと気をつければ変わると思うんだ~。