黒砂糖の原料はサトウキビ
黒砂糖が黒いのはなぜ
黒砂糖の原料は「サトウキビ」です。
これは普通の白い砂糖と同じですが、工程が異なるため、色が黒褐色になります。白い砂糖がサトウキビの絞り汁の上澄み液を使うのに対して、黒砂糖はサトウキビの絞り汁を煮詰めて作ります。
黒砂糖は沖縄が原産
黒糖の原産は沖縄県、というのは有名ですね。しかし、沖縄本島では製造されておらず、
- 伊平屋島(いへやじま)
- 伊江島(いえじま)
- 粟国島(あぐにじま)
- 多良間島(たらましま)
- 小浜島(こはまじま)
- 西表島(いちおもてじま)
- 波照間島(はてるまじま)
- 与那国島(よなぐに じま)
以上、八つの離島地域の特産品です。これらの生産地の名前はとても重要です。特許庁の登録を受けた、本場、本物の「沖縄黒糖R」の商品名をつけられるのは、これらの島々で生産された黒砂糖だけだからです。
黒砂糖の栄養分
ミネラルがたっぷり!
黒砂糖には、以下のミネラルが豊富に含まれています。
- カルシウム、リン、マグネシウムが豊富→骨や歯を強くする。骨粗しょう症の予防
- カリウム→老廃物を排出し、むくみを解消。血圧を下げる効果も。
- 亜鉛→タンパク質の合成を助けるため、髪や爪の新陳代謝を促す。
- 鉄分→鉄欠乏性貧血に効果あり
- 銅→赤血球を作るのを助ける。骨の形成の補助。
貧血や、骨粗しょう症に悩む女性におすすめの効能です。
ビタミンがたっぷり!
ビタミンB群(B1・B2・B6)も含んでいます。
- ビタミンB1→糖質をエネルギーに変換
- ビタミンB2→糖質・脂質・タンパク質からエネルギーを生成
- ビタミンB6→たんぱく質や脂肪の代謝
「疲労回復」に効果がありますね。
オフタコサノール
オフタコサノールは、果物の皮から発見された栄養素で、食物にはごく微量しか含まれず、サプリメントで摂取する栄養素です。
- 運動耐久性の向上
- 筋肉能力の高進
- ストレスへの抵抗性
に効果があります。栄養はできるだけ食物から摂取するのが理想ですので、黒砂糖から取れるのはうれしいですね。
フェニルグルコシド
- 糖の吸収を抑える
- 腸で余分な糖を体外に排出
生活習慣病の予防や、ダイエットに役立ちそうです!
ラフィノース
天然のオリゴ糖です。大腸まで届いてビフィズス菌を増殖させるため、「便秘の解消」に。
熱中症に黒砂糖を!
暑いときは塩、疲れたら黒砂糖
沖縄では、熱中症対策として黒糖を食べるそうです。理由は、汗で流れたカルシウムや鉄などのミネラルの補給ができ、同時に代謝をアップしてくれるビタミンB群が摂れるからです。一緒に塩分を取るのも忘れずに!塩と砂糖を同時に摂取するには、以下の2つの方法があります。
方法1:経口補水液を作る
熱中症対策として、塩と砂糖を混ぜて作った「経口補水液」を飲みます。市販されていますが、簡単に作ることもできます。
材料
- 水:500 ml
- 塩:1.5g
- 黒砂糖(粉末):20g
レシピを見て、
「これっておいしいの?」
と思われるかもしれませんね。
味の感想はさまざまですが、これが「おいしい」と感じるときは、「脱水症状」になっています。
ご注意ください!
経口補水液は、冷蔵庫に保管し、その日のうちに飲みきってしまいましょう。使用済みのペットボトルを使ったりすると、雑菌が繁殖することがあります。
方法2:黒糖塩あめを食べる
「塩あめは熱中症予防に良いと聞くけど、おいしいものがない。」という声をよく耳にします。そこで当店では、あめ職人があめにぴったりな塩を探し、さらに当店自慢の黒糖をプラス。 – 【熱中症予防に】『塩』と書かれた黒糖塩あめ 業務用 100個入り
あめなら手軽に塩と砂糖を同時に摂取できますね。こちらの黒糖塩あめ以外にも、たくさんの黒糖塩あめが販売されています。「熱中症用の塩あめはおいしくない…」という方はぜひ試してみてくださいね!
暑い夏こそ黒砂糖!まさケロンは一年中食べるけどね。