「かなえたい夢」ってありますか?
私は学生の頃から、物書きになるのが夢でした。元々は、純文学作家になることでしたが、今はノンフィクションとコラムで仕事をできています。結果として、物書きで食べていることには変わらないので、夢を実現できています。
今、私は幸せです。そんな幸せに浸りながらも、
「どうして夢を実現できたのだろうか?」
と振り返るキャリアと年齢になってきました。そうすると、たった1つのことに気がついたのです。
私は、夢をもつ若者背中を押していきたいと、心の底から思っています。だから、夢をもっている若者のために、私の経験をシェアするためにも、この記事を書きます。
夢を始めるためにやるべきたった1つのこととは何か?それは勝手に仕事を始めるということです。
勝手に仕事を始める
私の場合、大学生の頃から文章を書き続けていました。原稿用紙30枚の作品を月に1本のペースです。もちろん載せる媒体なんてどこにもありません。
でも、物書きで食っているんだ!と勝手に思い込みながら、作家活動を継続していました。
唐突ですが、あなたに質問があります。
あなたの夢はなんですか?
- 映画をつくることですか?
- カフェを始めることですか?
- 子どもの貧困を救うことですか?
色々あるでしょう。どれにも共通するのが、それなりに「スキル」が必要だということです。仕事というのは、自分を売りものにすることなので、スキルが必要なのは当たり前です。
また、「初期投資」も必要です。若者ならお金がないのは当たり前です。
「まだ自分なんて人様に貢献できるほどのスキルなんてない。ましてお金なんて・・・・・・」
と思っていますか?そんなの関係ありません。
まずは、勝手に仕事を始めてください。大赤字でもかまわないのです。僕の場合も、勝手に製本したりしていましたので、大赤字でした。
スキルなんてないからなんて言訳
スキルは行動しながら身につけましょう。
そうでないと、スキルは一生みにつきません。もちろん、私も文章作成については10冊以上読んできました。ですが、実際に書いて学んだことのほうが多いのです。
自分の製作ペースについて。モチベーションの維持方法について。製作環境の大切さについいて。校正について。一番最初に誰に読ませるかについて、などなど。こうしたことは、本にも書いてありましたが、実際に書いてみたら、3時間で気がつくことです。
本を10冊読むのには、私の場合ですが3日かかります。それにくらべれば3時間なんてケタが違う速さだということがわかるとご理解いただけるでしょう。
お金がないなんて言訳
今、自分の「お金」を何に使っていますか?
旅行、友だちとの遊び、ファッション、漫画、CD、けっこう無駄遣いしていませんか。勝手に仕事を始めるための初期投資なんて、言い切ってしまいますが、10万円もあればなんとかなります。10万円なんてちょっと我慢すれば貯まる金額です。夢をかなえたいなら、ちょっとやそっとの我慢はこらえましょう。
では、本当に10万円で実現できるのでしょうか?
カフェの例
例えば、初期投資が必要なカフェの場合で考えましょう。
自分の部屋をカフェにすればいいんです。友だちに
「明日、部屋をカフェにするから、友だち連れてきてよ」
と言えばいいのです。これなら、10万円もいりません。3万ほどあればできてしまうはずです。“家飲み”の感覚で、自宅をカフェにすればいいのです。
古着屋の例
別の視点で。古着屋さんを始めたいのだとしましょう。
フリーマーケットに出品すればいいのです。服の買い付けは友だちのいらなくなった服で調達できます。これなら5万円もあればお店っぽいことはできてしまうはずです。
いずれにせよ、「友だちは大事」ということです。世話になった友だちの恩義には、なんらかのカタチで必ずいつか報いる。これだけは絶対にやってください。
やるべきことをやっていれば、夢はいつのまにか、かなっているものです。私もいつのまにかライターになっていました。ふと、気がついたら、
「ああ、夢がかなっているなあ」
と感動を覚えていたのを覚えています。
”いつの間にか”ということが大切です。夢をかなえるためには、身もふたもない話ですが、運が大事なのです。その運を引き寄せるためには、やはり動かないといけない。
大学時代の恩師が言っていました。
「お金を払ってでもやりたいことを、仕事にしなさい」と。
確かに今考えると、駆け出しライターの頃は、ポケットマネーを何の気なしに、記事のために使っていました。それでも幸せでした。
だから、お金をもらえなくても、まずは勝手に仕事を始めることから、夢をかなえるために動き始めましょう!
スキルは行動しながら身につける!これすっごく大事なこと!「ん~なんだか難しそうだけど、とりあえずやってみるか~」とかそんなゆるい感じでもまずはオッケーだと思うんだよね。