春一番
春の訪れを告げてくれる風
この風が吹く時期ってみなさんいつ頃だと思いますか?
私はてっきり、3月の後半ぐらいだと思っていました。
しかし、調べてみると違いました。
実は2月から3月半ばに吹く風だそうです。
春一番とは?
春一番とは、毎年2月~3月半ばに吹く南寄りの強い風です。
太平洋側を中心に観測され、この風が吹いた日は気温が上昇します。
しかし、次の日は西高東低の気圧配置、つまり冬型の気圧配置となり寒さが戻ってくることが多いです。
風速8m/s以上の風が吹き込みます。
なぜ春一番が吹くのか?
春一番の原因となるのは、日本海側の低気圧と南側の高気圧が原因です。
風というのは、気圧の高い方から低い方へと吹きます。
この場合だと、南側から日本海側(北側)へと吹くのです。
なので、温かい風が吹き込んできます。
ちなみに、春一番が同じ年に何回か吹くことがあるのです。
その時は、春二番、春三番と呼ばれます。
春一番は危険な風!?
春一番は、ただ春を告げるだけの風ではありません。
危険な一面も・・・
台風並みの被害をもたらす事も
春一番の風速がなんと・・・
平均20m/s前後の強風になることもあるのです。
さらに、温かい気流が日本に来る事により、雨雲が非常に活発化し大雨になることもあります。
海難事故や山岳での遭難事故に、要注意しなくてはなりません。
花粉が飛散る!
私も、花粉症です。
酷い時だと、車を運転できないぐらいに目が痒くなってしまいます。
鼻水も止まらなくなってしまうのです。
そして、春一番がふくことにより、沢山の花粉が舞うことになります。
この時期だと、「スギ」「ヒノキ」の花粉が舞うことになるのです。
スギ、ヒノキ花粉に苦しんでいる方は、沢山おられると思います。
辛いですよね・・・
寒さがすぐに戻ってくる
危険な点というよりは、注意すべき点ですね。
春一番の温かい風が吹いたからといって、すぐ暖かくなるわけではありません。
むしろ、翌日には冬の寒さが戻ってくるのです。
その理由は、日本海側にあった低気圧があっと言う間に太平洋側へに抜けていってしい、西高東低の気圧配置に戻ってしまうからです。
なので、寒さ対策はちゃんとしておきましょう。
春一番が吹いた翌日は寒くなることがあるので要注意です!
北陸地方の方では、春一番の事を「ぼんぼろ風」って言うらしいで。
何度も言ってるみたいやけど、春一番の翌日は寒さが戻ってくることがあるから要注意しいや!