小学校や中学校はもちろんのこと、高校、大学、社会人になり会社の中でもいじめは起こり得ます。
なかなか解決の糸口がみつからないいじめ問題ですが、最近のデータから
いじめが起きやすい時期
があることがわかってきました。
その時期のひとつに入っているのが、これからの季節、5~6月にかけてなのです。
今回は学校でのいじめを中心にお話したいと思います。
なぜ5~6月にいじめが発生しやすいの?!
学校生活の中でいじめが発生しやすい時期は、5~6月にかけてと10~11月にかけてだというデータがあります。
これは、実は専門家の意見とも一致。
長期の休みがあけてしばらくたった頃、学校生活に慣れてくる頃にいじめは起こりやすくなります。
ちょうど、人間関係が定着・固定されてくる時期ですよね。
そんな中で、この時期までにうまく友達と馴染めなかった、孤立してしまった、または、定着した人間関係の中で上手くいかなくなったなどのトラブルがおこってしまうといじめに発展しやすくなります。
5~6月のサインは絶対見逃さないで!
夏以降、秋冬のいじめに比べてまだ軽い状態の場合が多いのがこの5月〜6月のいじめです。
ここで見逃してしまうとこれから先、いじめが発展してしまう可能性がありますので、この5月~6月の時期に親御さんや先生がいちはやく、
いじめの芽
を発見して摘み取ってしまうことが大切です。
また、この時期、いじめというまでにはいっていなくてもいじめに発展しそうな言動などにも注意を払いましょう。
子供はすぐにエスカレートしますので、意識して注意しておくことが発見につながります。
いじめのサインとは?
子供は、親に心配かけたくないからと学校でいじめられていることを黙っていることがよくあります。
と思いがちですが、どんな子供でもひょんなことからターゲットにされる可能性はありますので注意深く様子をみてあげましょうね。
- 体操服や制服、靴などが汚れている
- 持ちものをよくなくす
- 持ちものが汚れている、落書きやイタズラがされている
- なんとなく元気がない
- 登校をしぶる
- 家族に対する朝の挨拶が以前と比べて小さい
- 友人の話をしなくなる
- 兄弟やペットに対しての態度が乱暴になる
- 親への反発がひどくなる
このような様子が見られた時には注意が必要です。
まずは、この時期にいじめが発生しやすくなるということを知っておくことが大切です。
ちょっとだけ普段より注意して子供をみてあげることができるようになりますからね。
子供のいじめはあっという間にエスカレートしてしまいますので大人が発見してあげることが子供を守る大きなポイントとなります。
最近は、いじめの原因みたいなのが心理学的にわかってきている世の中なんや。
せやけど悲しい話、この世界からは絶対に「いじめは」なくなることは無いと思うわ。
でも、減らすことは少なからず出来るはず!