寒さも厳しくなり、慌しい年末シーズンがやってきましたね。
忙しい中でも、楽しいイベントの予定が盛りだくさんで、スケジュールがどんどん埋まっている方も多いのではないでしょうか。
中でもクリスマスは、恋人同士はもちろん、気の合う仲間や家族でクリスマスパーティーを開いて盛り上がる人も増えてきているようです。
オシャレなお店や、人気のお店で美味しい食事を楽しむパーティーも良いですが、気軽に“無駄なく”楽しめるクリスマスパーティーができたら素敵ですね。
知って驚く日本の年間食品廃棄量
世界で約9億人の人々が栄養不足状態にある中で、日本の年間食品廃棄量は、約1,800万トンにもなります。
それは、食料消費全体の2割。
食べられるのに廃棄される食品のことを「食品ロス」と言いますが、この「食品ロス」は年間約500~800万トンにも及びます。
家庭での一人当たりの食品ロスは、1年間で約15kg。
それは、ご飯1食を250gとすると、60食分です。
農家では、形や大きさが規格に合わないという理由で、野菜を大量に破棄せざるを得なかったり、大量に生産された場合価格を安定させるために破棄されたり。
スーパーでは、売れ残ることが明らかな食品でも、品揃えのために陳列しなければならないという事情もあります。
サルベージパーティーで余り物を無駄にしない!
農林水産省も、食品ロスの削減に向けた取り組みとして
をスローガンに「食品ロス削減国民運動」を展開しています。
企業やNPOや個人らも、食品ロス問題の解決法を探ろうと、昨年、広告代理店博報堂が事務局となって、「フードロス・チャレンジ・プロジェクト」を発足させています。
プロジェクトの中で生まれたアイデアの一つの「サルベージパーティー(サルパ)」は、参加する人たちが自宅で余っている食材を持ち寄って、プロのシェフにご馳走を作ってもらうという企画。
参加者は、余り物だった食材の変化に驚き好評だった模様。
そのサルパは、プロのシェフに依頼しなくても、友人同士で食材をそれぞれ自宅から持ち寄り、皆で工夫しながら料理するパーティーにすると、より手軽に楽しいパーティーにすることができるのではないでしょうか。
また、非常食を用意していても、いつの間にか賞味期限を過ぎていたということもありがち。そこで、非常食を持ち寄り料理して食べることも、良いアイデアですね。
もちろん、食べ切れなかった料理は、各自持ち帰りましょう。
これは、レストラン等でもお店の人に一声かけて、実践していきたいものです。
食品ロスをなくす為に、自分でできることは何かを考え、まずは今年のクリスマスパーティーを家にある食材を持ち寄って作るサルパにしてみるなど、いかがでしょうか?
クリスマスパーティーで料理を沢山買ってきすぎて、残したらもったいなもんなぁ~
ちゃんと残さず食べや!