富士山に続き14件目
近代の産業遺産としては初
代表選手たちの健闘が結果に反映されなかったワールドカップですが、落ち込んでいた人も多いのではないでしょうか?(まだ望みはありますが)
そんななか、日本国民にとってうれしいニュースが飛び込んできました。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が群馬県の
富岡製糸場
と
絹産業遺産群
を世界文化遺産として登録することを発表したのです。
カタールの首都ドーハで開催されている世界遺産会議にて登録が決定しました。
富岡製糸場はユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が世界遺産への登録を勧告したこともあって観光に訪れる人たちが急増し、その行方が注目を浴びていました。
富士山に続き14件目、自然遺産も含めると18件目になります。
近代の産業遺産としては、初めての快挙です。
当時のままの状態がほぼ完全な形で
富岡市にある富岡製糸場は、1872年に明治政府が西洋の技術を導入して建設されました。
当時としては世界最大規模の製紙工場だったのです。
木骨レンガづくりの製糸場などの生産設備がほぼ当時のままで残されています。
遺産はこの他に近代養蚕農家の原型といわれている田島弥平旧宅、自然の冷気を利用して蚕の卵を貯蔵した「荒船風穴」、養蚕技術の教育機関施設だった「高山社後」の4カ所で構成されています。
2003年から群馬県が登録に向けた活動を続け、政府が13年に推薦していました。
イコモスは
と高く評価し登録の勧告を行っていました。
日本のものづくりの原点といっても過言ではない富岡製糸場の世界遺産への登録はうれしい限りですね。
早くも来年の登録に向けて動き出す
来年は九州
政府は来年の登録に向けて
を推薦しており、今夏ごろイコモスの現地調査が行われる予定です。
筆者は歴史にうといため、今回のニュースにふれるまでは富岡製糸場のことは全く知りませんでした。
いま日本はいろいろな問題を抱えており、国全体で解決していかなければならない状態です。
そんななか、日本の近代化に貢献した歴史ある施設が世界遺産に登録されたことの意味は大きいと思います。
日本の世界遺産が増えるってのは嬉しい事やね!
世界遺産を増やすためにも、環境問題とかゴミ問題をしっかり解決してかんとアカンなぁ~