いじめ

いじめの理由は足下に。2学期はサインを見逃さないで!

Written by ぽぷらこ

いよいよ長い夏休みも終わり、2学期が始まります。

2学期というと子供にとっては一年の中で一番長い学期です。

4月からの新しいクラスにも馴染んできて、クラス一体となり落ち着いて勉強ができる学期かと思いきや、実はこの2学期は

「いじめ」

がひどくなりやすい時期といわれています。

ひどく悪質ないじめに発展したり、急にいじめにあうようになったり…とさまざまなトラブルが起きやすいんですね。

いじめは時に尊い命をも奪ってしまいます。

そうなる前に周りの大人が気付いてあげることがとても大事です。

「子供の世界のことだから」

なんて悠長に構えているとどんどん子供は傷ついてしまいます。

「いじめは大人が放っておいて解決することはない」

という危機感が大切です。



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なぜ、2学期にいじめがひどくなるの?

いじめの相談件数は春と秋以降が多いといわれています。

新学期が始まる春は

「クラスメイトに冷たくされる」

「仲間外れにされている気がする」

などと比較的軽めの相談が多いですが、秋以降は急激に状況が深刻化します。

2学期ともなるとクラスにも慣れ、ある程度グループ分けがされているということ、力関係がはっきりできているということが、悪質ないじめに発展する原因にあげられます。

さらに、2学期は行事もたくさんありますので、

いじめの「きっかけ」ができやすい

という点もあげられます。

子供の頃のいじめは一生の心の傷になる

立派な大人になって、元気に明るく生活をしている人でも子供の頃にいじめられたという話になった途端に涙を流しはじめたり、子供の頃に受けたいじめがトラウマになって大人になっても「自分らしさ」を発揮できなかったり、人とのコミュニケーションがうまくとれなくなってしまったり….

子供の頃にいじめられた経験をもつ人は、大人になっても心に消すことのできない「傷」を抱えています。

「子供の時の話だから」

と軽く受け流す人なんていません。

子供の頃にいじめられた人は、その時に辛い思いをするだけではなく、一生、自分では消すことができない傷を背負って生きていくことになります。

一方、いじめた側は

「エッ、俺、そんなこと言ったっけ?!」

「そんなことしたっけ?」

という具合に「いじめている時期」を過ぎてしまったら、忘れてしまっていることが多々あるんです。

「いじめ」は本当に理不尽です。特に「子供の頃」のいじめは心に一生の深い傷をつくります。

どこからがいじめ?!悪ふざけといじめの違い

子供が悪ふざけやいたずら、やんちゃなことをして怒られる、親や先生、周りの大人に

「コラー!!」

と雷を落とされるのは、今も昔も変わらないことだと思いますし、それは決して嘆かわしいことではありません。

私たちもそうやって周りの大人に怒られながら、迷惑をかけながら大人になってきました。

しかし、「悪ふざけ」や「やんちゃ」と「いじめ」は全く違うものです。

「その境目がわからなくて注意ができない」

「ふざけだと思って注意しなかった」

という言葉をよく耳にしますので、2つを区別する目安をいくつかご紹介いたします。

「ふざけ」と「いじめ」の違い

  • 一方が嫌がっている
  • いつも同じ子がターゲットになっている
  • 対等ではなく一方的な感じがする
  • 明らかな力関係、上下関係がある
  • 毎日のように同じ構造で「ふざけ」が行われている
  • 一方が「いじめられた」と思っている
  • 相手が心底嫌がっているとわかっているのにやっている
  • 欠点や弱みを軸にいつも同じ子がやじられている

これらがひとつでも見受けられた場合は「ふざけている」「じゃれている」ように見えてもいじめの可能性があります。

もしも、「ふざけ」か「いじめ」かわからない現場に出くわしたら

もしも、「ふざけ」なのか「いじめ」なのかわからない現場に出くわしたら、「じゃれあってるのかな、ふざけてるのかな….まあいいや」とカンタンに終わらせてしまってはいけません。

かといっていじめかふざけかわからないうちに本気で怒ってしまうのも子供にウザがられてしまう可能性が…。

ふざけのようにも見えるときには、一度目は

「軽く声かけをする」

程度にし、その後も注意深く観察をすることが大切です。

ただ、周りが「これはいじめだ」と認識する程になった時にはすでに「いじめ」は進行していて手遅れになる場合があります。

周囲の大人は、

「まあ、よくわからないし、誰か、他の人が対応してくれるだろう」

と見過ごしたりせずに、ちょっとでも気になる現場があれば、とりあえずはそのことを周りに話しておくことが大切です。

周りの大人が「情報を共有」することで、監視の目が増えますし、大人同士で相談して判断することができますので正しい対処ができる可能性が上がりますよね。

あなたが「あれ?」と思ったことを周りに伝えておくだけで、子供を守ることができるかもしれません。

コレは確実にいじめです!

基本的には、一方が「いじめられた」と思った時点でどんな行為でも「いじめ」になると考えますが、ここでは、第三者が躊躇なく「いじめ」と判断してよいと思われる行動をピックアップしてみました。

  • 金品を取り上げている
  • 暴力をふるっている
  • 所有物を傷つけている、もしくは捨てている
  • 所有物を隠して渡さない
  • 衣類を脱がしている
  • 相手の尊厳を傷つけるようなことを言っている
  • 言葉で脅されている
  • 欠点や弱みを軸にやじられている
  • 根も葉もないウワサを言いふらされている
  • 集団で無視をしている
  • 集団で悪口を言い、仲間はずれにする
  • 悪口を言いふらす

文部科学省の「いじめ」の定義

「いじめ」に対する文部科学省の定義があります。

「一定の人間関係のあるものから、心理的・物理的攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているもの」
(文部科学省HPより)

やはり、「いじめられた」と感じたら相手にいじめている気がなかったとしても「いじめ」といえます。

このことは小さい時から子供にしっかりと教えて、この感覚をもった子供になって欲しいですね。

なぜいじめが起こるのか

これは、さまざまな原因が考えられます。

そもそも、人は誰でも自分自身を守ろうとしますし、優位に立ちたいという願望も持っています。

それはきっと大人になってからもつものではなく子供の頃からもち合わせているもの。

卑怯な手段を使ってもその欲求を満たそうと自己主張をしようとしてしまう子もいます。

とくにいじめが多くなる小学高学年から中学生はまだまだ未熟です。

そのためよく考えないまま「いじめ」をしてしまっている場合も多くあります。

さらに、子供を「いじめ」に走らせるのは、

  • 極度のストレス
  • 家庭環境の問題
  • 学校環境の問題
  • いじめの温床になりやすいネット社会などの社会的な問題

などさまざまな原因があります。

子供は、これらの問題に対して、対処するための道具や手段を多くはもち合わせていません。

家庭環境が悪いことに対して、子供が対策をとることはできませんし、たまったストレスに対しても発散方法をまだ多くは知りません。

私たち大人のように選択肢もないですよね。

このフラストレーションの蓄積がいじめに走らせる大きな要因になります。

子供のいじめはなくならない?

ほとんどの子供たちが

「いじめはいいことか、悪いことか?」

と尋ねると

「悪いこと」

と答えられるでしょう。

悪いこととわかっていなくてやっている場合は「それは悪いことだよ」と教えてあげれば済みますが、

悪い事とわかっていてやっている場合は、そうカンタンではありません。

「悪いことだからやってはいけない」という理性以上のエネルギーがその子の中にあるわけですからね。

そのエネルギーの根を発見して軌道修正してあげる必要があります。

おそらく、ひどいいじめをしている子供本人は、何かきっかけがない限りひとりで軌道修正することなんてできません。

まだまだ判断能力、コントロール能力、経験値不足の子供たちは「いじめ」というかたちで自分の中の負のエネルギーを発散しようとするでしょう。

また、もしかするといじめが「他の人とつながるための唯一の手段」となっているのかもしれません。

何かのきっかけで友達をいじめてしまう、逆になんの落ち度もないのにいじめのターゲットになってしまうという可能性はどの子供ももっていると思います。

大人は子供の世界で「いじめの芽」がなくなることはないと考えておく必要があります。

でてきた「いじめの芽」をすぐに摘み取るのが周りの大人の役目

「いじめの芽がでてくるのをなくす」というのは厳密には無理だと思います。

生活の多様化によりさまざまな環境で育つ子供たちも増えてきます。

自分の感情をうまくコントロールできない、判断能力が未熟、さまざまな問題を解決するための道具をまだあまりもっていない、大人と違って家庭と学校しか世界がない、つまり広い視野で物事をみることができない子供たちは、「いじめる」ことによって何かしら自己表現や自己満足を得ようとするかもしれません。人とつながろうとするかもしれません。

その芽をしっかりと見極めて、成長しないうちに摘み取ってしまうことが大切です。

そして、同じ種類の芽がでてこないように原因をしっかりと追求してケアをしてあげること。

気を付けていても芽がでてきてしまうのであれば、その芽が成長しないうちに摘み取ってしまう作業が重要です。

大人の価値観で判断しないで!

「うちの子に限っていじめられることはない」

「うちの子がいじめなんてするはずがない」

「なにかの間違いでしょう」

「そんなことたいしたことじゃない」

「大人になったらもっと大変なことがたくさんあるんだから」

「学校にだけは行きなさい」

「そんなのただの甘えだ」

…..あなたはこんなふうなことを勝手に思い込んでいじめの芽を見過ごしていないでしょうか?

自分の勝手な判断で子供を追いつめてはいないでしょうか?

これらの思いは、「子供を守る」ための思考ではなくて「あなた自身を守る」ための思考です。

あなたが受け入れたくないと思う現実、自分がショックを受けたくないために拒否したいという気持ち、プライドが許さない、面倒くさいことにかかわりたくはない…..こんな大人の気持ちで子供からのSOSを見逃していることも多々あります。

ただ、決してこの気持ちはあなただけが持つものではありません。

たいていの大人、親、教師でさえ頭をよぎってしまう感情だと思います。

でも、きっと私たち大人がこの感情のままに言動をしていたらいじめによって人生を狂わせてしまう子供や自殺者は減ることはありません。

子供はどんな子供でも「曇りのない鏡」のようなものを持っていますので、大人のそういう「逃げ」の感情は敏感に感じとります。

それは、「いじめている子」「いじめられている子」も同じです。

そして、それを感じとったとき、いじめている子は反発心をますますいじめに向けて、いじめられている子はさらに暗い闇の中へ放り込まれるのです。

大人も知らないうちにいじめに加担してしまっている現実に私たちも気が付く必要がありますよね。

いじめる理由なんてない子どもが多い

「特定の子が心底嫌いでその子をいじめている」

「恨みがあっていじめをしている」

「その子に対しての仕返し」

など、明確な理由があってあるターゲットをいじめている子というのは、私たち大人が考えているよりもずっと少ないのかもしれません。

いじめに加担することによって仲間意識を保っている…

つまり、

「自分が仲間が欲しいためにいじめに加担している」

「ターゲットになっている子に個人的な感情はないけど、自分が仲間外れになりたくないからいじめに参加している」

「みんなが無視しているからなんとなく雰囲気で自分も無視している….」

「自分がいじめのターゲットになるのが怖いからいじめる側についている」

「いじめることで、自分の居場所を自覚できる」….

こんな感覚でいじめている子の方が圧倒的に多いのではないかと感じます。

でも、いじめられている側にとってはこの

「なんとなく」

「別に個人的に理由はないけど…」

というのがなんといっても辛いですよね。

「なんとなくってなに?理由なんかないのになんであんな態度をとられるのだろう…」

「あの子と僕は何の関係もないのにどうしてあんなことをするんだろう…」

「僕は、誰にも何もしてないのに…」

と思うとどんなに惨めな気分になるか、自分の存在価値を信じられなくなるか、自尊心が傷つけられるかは容易に想像できますよね。まだ小さい子供がそんな気持ちを経験すると考えると胸をギュッとえぐられる気分になります。

いじめはいじめる側が100%悪いということ

「いじめる側が悪いけど、いじめられる方にもそれなりに問題があるんじゃないの?」

「いじめをしている子だって犠牲者だ」

「いじめっ子もかわいそうな子なんだ」

という意見を耳にすることがあります。

確かにいじめる側にも、一人一人丁寧にその子を取り巻く環境をみていくと何かしら汲み取るべき事情がでてくると思います。

その子も何かの犠牲者なのかもしれません。同情をするべき環境の元で生活しているのかもしれません。

でも、どんな理由があれ

「いじめはいじめる側が100%悪い」

のです。

どんな理由があったとしても「いじめ」はしてはいけません。

犯罪と同じです。

どんなにお金がなくても物を盗んではいけないし、愛する人を殺めた犯人を自分の手で殺してしまったらやっぱり犯罪になるんです。

いじめは「一対一のけんか」とは違います。

「いじめは犯罪と同じなんだ」

ということを本当に小さい頃からしっかりと教えていくことが、子供の身近にいる大人の役割です。

女の子よりも男の子のほうが大人に相談をしないことが多い

女の子だから安心というわけではありませんが、統計的に女の子より男の子の方がいじめに関して一人で抱え込む傾向が強いといわれています。

「親に心配をかけたくない」

「男なのに恥ずかしい」

という気持ちがあるんですね。男の子はうまく隠し込んでしまいます。

「なんでもないって言ってるからまあいいかっ」

で聞き流してしまわないように注意しましょう。

子供はみんな天使のような優しさを持っています。健気な気持ちを持っています。そこに親や大人が甘えてしまってはいけません。

周りの大人はいじめのサインを見逃してはいけない

「ちょっと転けてしまって…」

「部活でお金がいるから..」

「自分がボウっとしててなくしてしまったんだ」

という言葉を

「ふーん、なんかおかしいけど、まあそうなのかな…」

という感じで鵜呑みにしていませんか?それも、あなた自身の逃げではありませんか?

今まで転けなかった子供が急に転ける回数が増えるわけがありませんし、学校から連絡もなくお金を必要とすることが急に増えるわけがありませんし、そんなに急に物をなくすようになるわけがないんです。

元気に学校に通っていた子がただのサボりで急に学校に行きたくないなんて言い出すはずはないんです。

よく考えるとわかることなのに、忙しさのせいで立ち止まって考えるのを避けてしまっていませんか?

自分の子がいじめに巻き込まれるわけがない、そんなこと考えたくないと思っていませんか?

それが子供が発しているサインを見逃す原因になってしまいます。

いじめを正面からは話せない子供からのサイン、助けて欲しいというサインを見逃してはいけません。

「いじめにあっている」サイン。これだけは絶対に見逃さないで!!

サインは、いじめの恐怖やストレス、隠そうという気持ち、何をされているか、今の気持ちなどが垣間見えますので見逃さないようにしましょう。

  • 口数が減る、ボーッとする時間が長くなった
  • 成績が下がる
  • 忘れものが増える
  • 学校や友達の話を避ける
  • 行事の話をしない、行事に行きたがらない
  • 電話やメールにビクッとしている
  • お金を欲しがる、勝手に持ち出す
  • 学校のことをいっさい話なくなる
  • 教科書などの持ち物がなくなる
  • 持ち物が汚れている
  • ケガが増えている
  • 服などが妙に汚れている
  • 体の不調を訴える
  • 学校に行きたがらない
  • お小遣いで買えないようなものがある
  • 夜、眠れていない
  • 食欲がない
  • イライラしている
  • 手首を隠そうとする
  • 態度が荒くなる

もしかしたら、あなたの子供が「いじめている」かもしれません

いじめている側にも日頃の生活に変化が現れます。

保身のために「いじめる側」にはいってしまうことはよくあります。早期発見が大切です。

  • 人の言うことを聞かなくなる
  • 言葉使いが荒くなる
  • 買った覚えがないものを持っている
  • 与えた以上のお金を持っている
  • お小遣いでは買えないようなものを持っている
  • 人のことをバカにするようになる
  • イライラしている
  • 態度が荒くなる

「あれ?」と思ったら….

いじめられる側でもいじめる側でも、一緒に住んでいて注意深くその子に接していれば、なにかしらの変化、

「あれ?なんかおかしいな」

ということにきっと気が付きます。

子供に尋ねたときに

「こけただけ」

「自分の不注意でなくした」

「別になんでもない」

というかもしれませんが、鵜呑みにするのは危険です。

また、いじめられているようなサインがあるのに、無理に「学校にだけは行け」と言ってしまうのも危険です。

子供は、学校と家庭が、世界の全てといっても過言ではありません。

両方に居場所をなくすと追いつめてしまいます。親として、大人として、「世間体」よりも

「自分の子供を守ること」

が何倍も大切です。

「あれ?」と思ったら自分だけで抱え込まないで

いじめかなというような現場を目撃した時、我が子がちょっとおかしいと気が付いた時、ひとりで抱え込まないようにしましょう。

「通りすがりに公園でいじめのような行為を目撃した」というようなとき、自分が積極的には注意をしそびれてしまったときは、学校に電話をいれておくだけでも子供を救えるかもしれません。

自分の子がなんだかおかしいと気が付いたときも、学校に相談するのはもちろんのこと、近所や同級生のお母さんに学校での様子を尋ねてみるのもいいでしょう。

「そのままにする」

「なんのアクションもおこさない」

「そのうち忘れる」

ということだけは絶対に避けて欲しいと思います。

あなたが、「誰かに伝える」というだけでいじめを食い止めることができるかもしれません。

親や担任が子供を守ればいいというわけではありませんよね。

親の目からも担任の目からも漏れてしまっている子供は、苦しんでいます。

親や学校が見逃すということはあってはいけないことですが、そんな場合、他の誰か、赤の他人でも誰かが気が付いてあげられれば、救われる命があるかもしれません。

子供は、誰の子であろうと全ての大人が見守っていくべき存在です。

子供はなんといっても子供。大切なのは、わたしたち大人の責任感

子供は、なんといっても子供なのです。

小学生や中学生は、思考も未熟、判断も未熟、さらに学校と家庭が世界のすべてといってもいいくらいまだまだ狭い世界で生きています。

家庭内での問題があった場合もその問題から逃げることはできません。

たいていの子はイヤでもその家に帰るしか生きていく方法はありませんし、問題を解決したくても自分が積極的に解決することはできませんよね。

子供なりに辛くても我慢するしかないということもきっとたくさんあります。

それでも子供は母親や父親、身近にいる大人が大好きですし、かまって欲しい、愛して欲しいと思い続けているのです。

もしかすると、そんな気持ちが空回りしてしまいいじめをしてしまう子がいるかもしれません。

自分には何の落ち度もないのにいじめられて苦しいのに、大好きな親に迷惑をかけたくないと自分一人で耐えている子がいるかもしれません。

それは、あなたの子供かもしれませんし、すぐ隣に住んでいる子供かもしれません。

大人からすると

「そんなことくらいで…」

というようなことでも、子供の世界では大問題なことであったりするのです。

私たち大人は、大人の価値観で、大人の事情で、いじめを見過ごすことのないようにすることが大切です。

子供のいじめは、子供だけの問題ではありませんよね。

ちょっとのぞき込むとどんな子供でも大人の事情をたくさん背負わされています。

なのにいじめを見て見ぬふりをするというのは、大人の甘えです。

いじめに対して、どんなに小さないじめだったとしても、大人が毅然と立ち向かう姿勢というのが、子供の世界のいじめをなくすために必要なことだと感じます。

自分の事情で、自分のプライドで、大人の価値観で子供たちを傷つけてしまわないように親も先生も、そして地域の大人たちも冷静で的確な目で、そして優しいまなざしで子供たちを見守りたいですね。

まさケロンのひとこと

大人になるとちっぽけに感じることでも、子供の時はすっごく大きなことに感じたもんね。
みんな子供時代があったわけだから、大人のみんなは「思い出す」ことができると思うんだ。

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ぽぷらこ