離婚

離婚は再スタート。罪悪感を感じる必要はありません

Written by 言祝(kotoho)

結婚はゴールではない

結婚って何だろう

離婚に罪悪感を感じる人が多いと聞きます。

離婚した人を、ときたま「バツイチ」と呼んだりしますが、そんな呼称も「離婚は悪いこと」と考えてしまう一因かも知れません。

ちょっと表現がおかしくなりますが、離婚をするには条件があります。

“結婚していなければいけない”というものです。

当然ではありますが、結婚していなければ離婚はできません。

結婚はよく「ゴール」に例えられます。

でもこれは違います。実際に結婚するとよく分かりますが、結婚はゴールではなく、

「スタート」

なのです。

価値観が異なる2人が一緒に生活するという新たな始まりに過ぎません。

これを成功させるためにはお互いが協力しなければならないし、各々が努力しなければなりません。

交際期間が長い、または同棲していたからといって、お互いを本当に理解しているとは限らないのです。

結婚して初めて自分が知らないパートナーの一面に気がつくということも珍しくはありません。

その結果、一緒にいたくないと、思う気持ちが強くなることがあります。



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我慢するべきなのか?

もし、結婚後、相手と一緒にいることが苦痛になってきたら、皆さんはどのような行動を取りますか?

いろいろなケースがあると思いますが、「自分を責める」というパターンについて考えてみます。

「パートナーのこういうところが嫌だと感じている、自分が悪い」

「お互い愛しあった結果、結婚したのだから、多少のことは我慢するべきだ」

特に子どもが生まれた場合は、このような考えが強くなるのではないでしょうか?

もちろん、自分が悪いと思うのなら、改める、もしくは改めるよう努力することは間違っていないでしょう。

そういった前向きな行動は、かならず良い結果を生みますから、パートナーとの絆も更に強くなるに違いありません。

では、離婚するという選択肢はできれば避けるべきなのでしょうか?

離婚も、新たな生活のスタートではないのか?

離婚は勧めません、でも…

筆者は離婚は勧めません。

もし、パートナーとの間で離婚という言葉が具体化しつつあるのであれば、これはもう徹底的に回避する努力をしなければならないです。

とくに子どもがいるのであれば、その子に与える影響を、真剣に考えてあげてください。

それでも、もし、離婚を避けることができなかった場合は、自分の下した決断に自信をもってください。

罪悪感を感じることはないのです。特に子どもをひとりで育てなければならない環境にあるのだとしたら、たぶん、悩んでいるヒマなどないはずです。

前向きに生きていきましょう。

筆者も離婚を経験しています。

子どもがいる状態での離婚でした。離婚後しばらくは放心状態が続いたものです。男のくせに夜ごと泣いていましたよ。当時は罪悪感の塊でした。

でもそれでは何も進まないことに気がついたのです。自分はこの方向へ進む道を選んだのだから、とにかく進むしかない、と心に決めました。

養育費もありますので、めそめそしていることは許されなかったということもあります。

いったん気持ちの切り替えができると、一緒に暮らしていたとき以上に責任感を感じることができるようになりました。

離婚を後悔しているかと問われると、即答はできないけれど、

「後悔しないようにしたい」

とは考えるように意識しています。

そうやって生きていくうちに新たな出会いがあり、いまに至っています。

離婚は罪ではありません。悪いことではないのです。

努力した結果、そのような選択を行ったのであれば、それは自分が決めたことなのだから、迷っていては何も始まりません。

前向きに考えれば、「ああこういうことだったのか」という瞬間が必ず来ます。自分を責めてはいけませんよ。

まさケロンのひとこと

離婚から10年以上たってる人に「今は幸せですか?」って聞くと「幸せです」って答えてくれる人がほとんどだった。きっとみんなツライときがあって、でも必死に前を向いて歩いてきたんだと思う。

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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」