ホットケーキ、パンケーキ、ワッフル、これらの人気スイーツにかける甘いシロップと言えば
「メープルシロップ」です。
筆者は不二家のホットケーキが大好きです。パンケーキのブームの前からずっと好きでした。不満があるとすれば、ホットケーキについてくるメープルシロップが、「とても小さなピッチャー」に入っていることです。
それもそのはず、
「メープルシロップは200ミリリットルのもので、だいたい800円から1,000円もする」
からです。
高いメープルシロップ
メープルシロップはカナダ産が有名です。実際に、世界で流通しているメープルシロップの7割がカナダのケベック州産です。このメープルシロップですが、カエデの一種、サトウカエデという樹種から取れます。
1本のサトウカエデから1リットルのメープルシロップ
メープルシロップはどのように採取されるのでしょうか?
- 直径が30センチメートル以上のサトウカエデの木に穴を開ける。
- そこから流出してきた樹液をバケツにためる
- 樹液を煮詰めたものがメープルシロップになる
このように、メープルシロップは希少なため、どうしても価格が高くなってしまいます。
- 1リットルのメープルシロップを作るためには、40リットルの樹液が必要
- 1本のサトウカエデから、採れる樹液は平均40リットルから80リットル
つまり、1本の木から1リットルのメープルシロップしか作れないから高いのです。
生産・流通が管理されているメープルシロップ
メープルシロップの生産地であるカナダのケベック州にはメープルシロップ生産協会があります。価格安定のため、販売される量、価格の設定、流通方法など厳しく監視、統制しています。
この組織外でメープルシロップを販売すると、罰金刑が課されるそうです。また、カナダ全体でも、メープルシロップの生産を管理・規制する法律は多数存在します。
国、自治体が一丸となって、メープルシロップの品質と価格を守っています。価格が高くなるのは困りますが、言い換えると、カナダ産のメープルシロップは味と品質が守られているので、高くても安心して購入できます。
メープルシロップとケーキシロップ
「実は、あれはメープルシロップではありません。」
コーンシロップや果糖にカラメルでメープルシロップのような色をつけた、別のシロップです。商品名からして違いますが、見分けるポイントは、やはり価格です。
- メープルシロップ→200ミリリットルで800円ほど。
- ケーキシロップや、ホットケーキシロップ→同じサイズで200円ほど。
メープルシロップを安く買うには?
1. 個人輸入をする
アメリカでは、メープルシロップは日本に比べるとかなり安いです。同じ商品で比較してみましょう。
「NOW Foods」という、アメリカで有名なハーブ、サプリメント、オーガニックフードを手がけているメーカーの商品です。
Now Foods Maple Syrup Organic, 16 oz
- アメリカAmazon 11.57ドル(米国内ので2週間の場合送料無料)
- 日本Amazon1,880円+送料500円
11.57ドルは、1ドルを100円と考えると、1,200円ほどです。かなりお安いですよね!アメリカのサプリメントや健康食品を世界中に販売しているサイトがありますので、そこで購入すると、メープルシロップを安く手に入れることができます。
個人輸入愛好派には有名なサイトです。リンク先は日本語のサイトなので、安心してお買い物いただけます。上記のメープルシロップが、1,420円+送料4ドルです。
一見すると、日本のアマゾンとそんなに変わらないお値段に見えますが、まとめ買いをすると送料無料のサービスもあります。詳しくはiHerbのサイトをご覧ください。
2. コストコで買う
個人輸入がちょっと怖いな、と思われる方は、コストコがおすすめです。コストコのプライベートブランド、「カークランドシグネチャー」が出しているメープルシロップは、輸入食品店で売られている物より安いです。
- 「946mlのメープルシロップが1,500円ほど」
です。上記でご紹介したNow Foodsの倍のサイズでこのお値段ですから、いかに安いかがわかりますよね。
サイズが大きいので、食べきれるか心配かもしれませんが、開封後に冷蔵庫に入れておくと、メープルシロップは傷まず、長もちします。ただし、コストコでのお買い物には年会費4,000円(税抜)の会員登録が必要です。
お断り
今回ご紹介した商品の価格は2016年5月のものです。商品の価格は変動することがあります。
コストコでメープルシロップだけ買うっていう人はちょっと年会費4000円のもとをとれるか怪しいかな〜。自分の生活スタイルと相談だね!個人輸入は慣れちゃえばどうってことないから、こっちのほうがおすすめかも!