2000年代くらいから、急速に普及してきた
「空気読めない」
という、ネガティブな言葉。言われた方は、理由が曖昧なだけに、心に深く突き刺さりますよね。また、どうすればいいのか、よくわからないため、悩みの種になりがちです。
「空気読めない」というのは性格の一種です。そのため、直らないことの方が多いのです。ですから、性格を無理に直すというより、上手くつきあっていくという考え方で生きていきませんか。
今回は「空気読めない」という性格の良いところを5つ紹介して、「空気読めない」と言われて傷ついている人の癒やしになればと思います。
悪い空気を吹き飛ばす
空気を読めない人は、場の空気が悪くなってしまったときでも、自分のペースを崩さないので、悪い空気を吹き飛ばしてくれます。そのため、ムードメーカーとしての資質をもっているといえるでしょう。
確かに、悪い空気を吹き飛ばすような、少々場違いの空気をだすときには、
「ああ、やはり空気読めない人だ」
と思われるかもしれませんが、あなたのアクションをきっかけに、空気が変わったことについて、気づく人は必ずいます。ですので、自信をもって自分のペースを貫いてください。
マンネリの雰囲気を変える
予定調和という言葉があります。Aの話題が出たら、Bのつっこみが入り、笑ってお茶を濁して終わるというような。それはテレビの影響だったり、グループのなかでのおきまりのパターンだったり。日本人は様式を好みますので、予定調和が心地よい場合もありますが、だんだんと飽きてきて、しまいには、
「このグループで集まっても楽しくないなあ」
と友情にヒビが入りかねません。
空気が読めない人は、Aの話題が出たときに、突然Zの話題に転換するというような、ウルトラCの会話展開をするので、確かにウザがられる時もありますが、同じくらい面白がられる場合があります。ですので、自分の思ったとおりの会話展開で、笑われることを恐れないでください。
他人に対して大らか
「空気読めない」と言われる人は、自分がなぜ「空気読めない」のかわからずに、悩んでいる人が多いのが実情です。そのため、同じように、「空気読めない」人に対して、非常に大らかな態度をとることができます。つまり、「空気読めない人」の気持や悩みは、「空気読めない人」でないと分からないのです。
また、「空気読めない」という欠点以外にも、「自分の意図と反して、やらかしてしまう」という、周りからウザがられる人もいますが、そういう人たちに対しても、
「わかっちゃいるけどやめられないんだよな」
という優しい目線を向けられます。だから、「空気読めない人」というのは、大らかで人間味あふれる人なのです。
恐れ知らず
空気読めない人は、うっかりとした発言で、人を怒らせることがあります。しかし、それはみんなが思っているけれども、立場や雰囲気で言えないことの場合が多いです。つまり、みんなが本当は言いたいことを代弁する役割を持っていると言っても過言ではないでしょう。
相手を怒らせたときには、まず素直に謝る必要はありますが、
あなたの発言は決して間違いではない
ので、自信をもち、必要以上に傷つかないでください。
大器晩成
空気読めない人は、毎日「空気読めない」と言われるなかで、悩み、どうすればいいのか考えています。ですので、一生かけて精神的に成長できる人といえるでしょう。つまり、大器晩成型の人間なのです。
「空気読めない」と言われて、悩み考えることは、苦しいですが、決して無駄ではありません。
今回は、「空気読めない」という、コミュニケーション能力が過剰に重視される現代において、致命的だと思われている欠点を、ポジティブにとらえ直す思考法を紹介しました。
性格を変えようとすると、往々にして、変な方向に行ってしまいます。自分の性格に自信をもって楽しく生きていきましょう!
いやほんと空気読める人だけで集まっちゃうとどんどんその場の空気が重くなっていっちゃったり。必要だよ!空気読めない人!