マラソンの中継などをテレビで見ていて
ということを思われた事がある方もいると思います。
実はこの方達こそがマラソンの
ペースメーカー
と呼ばれる方々なのです。
ペースメーカーとは
その名の通りマラソンのペースをつくる人たちです。
だいたい30kmあたりまで一定の速さでレースを先導していきます。
これは参加している選手たちが牽制しあってペースがあまり遅くならない為や、トップ付近を走ることによって風よけにもなって選手の負担を減らしています。
このペースメーカーがいるおかげでペースが遅くなりすぎず、いい記録を出す選手がたくさんいます。
ちなみに世界選手権やオリンピックなどでは出場選手が国ごとに制限されている上に、他の選手は全てライバルであることから、ペースメーカーは使われていません。
どんな人達が走っているの?
この方々マラソンのトップ集団に常にいるだけにかなりの実力者です。
実際にフルマラソンを走っても2時間10分を切るような方々ばかり。
あまり知られていないのは何故?
実は日本ではペースメーカーの存在に触れることはタブーになっていました。
実際10年以上前から使われていたそうです。
それが2003年の福岡国際マラソンでペースメーカーを使うことを公表されたことで、中継などでも公に触れることができるようになったのです。
最後まで走ってもよいペースメーカーもいる
その違いは契約の内容です。
内容によっては契約区間での役割を終えたあとも走り続けて完走し、優勝しても構わないというものもあります。
賛否両論
選手の負担を減らしたり、良い記録を作ることに貢献してくれたりと良い事ずくめのような、ペースメーカーですが中にはこのような否定的な意見も。
- 先頭集団だけ負担が減るのは不公平
- 30kmぐらいまでの間で見れていた選手同士の駆け引きが減ってつまらない
などなど
確かに言われてみれば納得な意見ですね。
様々な意見があるペースメーカーですが世界的にメジャーなレースではほぼペースメーカーが使われています。
世界選手権やオリンピックは除く
海外にはペースメーカーのエージェントも存在しているそうです。
ちなみにペースは毎回同じということはなく、出場する選手の顔ぶれやその日の天候によって変えていくそうです。
次回マラソンの中継を見られるさいは是非このペースメーカーにも、注目されてみてはいかがでしょうか?
まさケロンも、マラソンの中継とかTVで見ててさっきまでいた人が急におらんくなったなぁ~、って思ったことがあったわ!
これで疑問が解決したわぁ~