36人が病院搬送―昨年、都内―
スマホの普及とともに
以前、NTTドコモが歩きスマホ防止機能を搭載したスマートフォンを発表したことをお伝えしました。
「NTTドコモの歩きスマホ防止機能は利用者に受け入れられるのか?」
正直、そこまでする必要はないのではと個人的には感じていましたが、そこまでする必要があったようです。
昨年東京都内で歩きスマホが原因で事故に遭い、病院に搬送されたのが36人にのぼると東京消防庁が発表しました。
スマホの普及は著しいですが、これにともなってマナーの再考が必要なようです。
2010年の1.5倍
東京消防庁の調査によれば2010年の23人と比較するとおよそ1.5倍も増加している結果となりました。
また36人中6割強の24人がスマホ操作中に事故にあっています。
その他としては「通話中」や「電話に出ようとして」また7人が自転車走行中に事故にあっています。
うち一人は死亡
スマホの操作に夢中になり、線路内に立ち入ったことに気が付かず電車にはねられて死亡した人が1人。
搬送時に事故原因がはっきりとわからないケースも有るため今回の数字を東京消防庁は「氷山の一角」と見ているそうです。
合わせてこの数字はあくまでも東京都内に限定されたもの。
日本全国で調査した場合はさらに人数は増えることでしょう。
スマホの普及が背景にあることは間違いないようです。
確かに多い、歩きスマホ
危うくぶつかりそうになることも
あたりまえのようにスマホを操作しながら歩いている人はとても多いです。
スマホを操作しているわけですから前方に目が行っていません。
自転車が前から近づいてきているのにまったく気が付きません。
慌てて自転車が除けますが、狭い道などでは他の歩行者にも迷惑がかかります。
また信じられないことに自転車運転中にスマホを操作していたり、通話中だったりする人を見かけることが多くなりました。
これがどれだけ危険なことかは改めて説明する必要はないでしょう。
マナーをもう一度考えてみる時期が来ているようです。
歩行者こそ、前方注意
私見ですが歩行者は意外に前方に注意を払っていないことが多いと思います。
喋りながら歩いている人の中には相手の顔を見ていて前方にまったく注意を払っていない人も見受けられます。
自動車運転中によそ見をしている人はほとんどいないはずです。
自動車に乗っているときはできることが、歩いている時にはおろそかになってしまう。
そこには
という間違った認識があるのかもしれません。
マナーは守ろう
スマホや携帯のマナーといえば車内通話や着信音といった方向に気を取られがちですが、歩きスマホもマナー違反であることを利用者は強く認識しておく必要があると思います。
通話や操作する場合は立ち止まるという基本に一度立ち返らなければならないでしょう。
今後も増加しそうな予感を見せる歩きスマホ、一人ひとりのマナーが、いま問われています。
ガラケーの時もそうやけど、スマホになってからさらに事故につながるケースが増えたんやないかな?
危ないから歩きながら、携帯やスマホをいじるのはやめや!