歩きスマホは大変危険。米国では悲惨な事件も……
歩きながらスマホや携帯を操作する、いわゆる歩きスマホ、街なかではよく目にする光景です。
マナーという面で考えると、いかがなものかと思ってしまいます。
そして危険でもあります。
スマホに気を取られていて歩行者や車に衝突してしまう危険性をはらんでいます。
死亡事故にもつながります。
スマホの操作に気を取られ踏切に気づかず電車にはねられ死亡するという事故が実際に起きています。
また米国では電車内で大学生が拳銃で射殺されるという事件が起きました。
事件当時、車内には大勢の乗客が乗り合わせていましたが、銃声がするまで誰一人気が付かなかったそうです。
監視カメラには堂々と拳銃を振り回す犯人の様子が映っていました。
なぜ、誰も気が付かなかったのか?
スマホの操作に夢中になっていたからです。
ありそうでなかった「歩きスマホ防止機能」NTTドコモが提供開始を発表
そんななかNTTドコモが「歩きスマホ防止機能」の提供を開始すると発表しました。
既に提供を行っている「あんしんモード」というアプリにこの機能を追加してリリースするとのことです。
スマホを見ながら歩くと歩行中であることを自動検知し、警告画面に切り替わるというもので
警告画面表示中はいっさいの機能が使えなくなってしまいます。
歩行をやめるとロックが解除され使用できる状態に戻るという仕組みです。
NTTドコモは企業として、歩きスマホ防止に取り組んできた実績があります。
これまでにホームページでユーザーに対し注意喚起を促したり、独自のロゴを作成して駅などに広告を設置するなどの取り組みを行ってきました。
そんな背景を踏まえて今回の機能提供となったわけです。
機能に頼らずマナーを守りたい
今回の発表を受けてのユーザーの反応は様々です。
好意的に受け止めているユーザーもいれば、そうでないユーザーもいます。
そもそもこの機能、アプリを入れなければ使えませんし、アプリを入れたとしても機能をオンにしなければそれまでです。結局は利用者のマナーの問題ということになります。
NTTの努力は評価したいところです。
ですが行き着く所は利用者の意識。
利用者一人ひとりが歩きスマホの危険性をどれだけ認識しているかというところに落ち着きます。
理想をいえばアプリに諭されるのではなく、利用者が自主的に歩きスマホには気をつけるような方向に進むのが望ましい形です。
スマホは現代人の生活に欠かせないツールとなりつつあります。
その分使用頻度も高くなるのは当然のこと。
スマホは立ち止まって操作する、「歩きスマホ防止機能」がその啓蒙(けいもう)のきっかけになればいいですね。
歩道なんかをスマフォいじりながら歩いとったらホンマに危ないで。
前から来る人にもぶつかるし、ヘタしたら車にひかれかねへんで!
注意しいや!