今年2009年以来5年ぶりに
エルニーニョ現象
が発生する可能性が高いと気象庁から発表がありました。
エルニーニョ現象確かに久々に聞くきがします。
ここ数年夏はもの凄く暑かったですしね。
エルニーニョ現象が起こると冷夏になる傾向があるそうなのですが今年はどうでしょうか?
今回はそんなエルニーニョ現象について調べてみました。
エルニーニョ現象とは?
数年に1度、東太平洋の赤道付近の海水の温度が平年より上昇し、この状態が1年ほど続くことをいいます。
エルニーニョ現象が発生すると世界中で異常気象が起こると言われています。
逆に海水の温度が下がった場合はラニーニャ現象と呼ばれます。
なんで起こるの?
エルニーニョ現象が起こる海域では
通常貿易風(亜熱帯気圧帯から赤道方向に吹く風)
が暖かい海水を西側に移動させます。
さらに、深海より冷たい湧昇があることで通常この海域の海水の温度は低いのですが、貿易風が極端に弱まるときがあるのです。
その影響で暖かい海水は西に移動せず湧昇が抑制されることで、海水の温度が上昇する為にエルニーニョ現象が発生する。
エルニーニョ現象が起こると日本にどんな影響があるの?
エルニーニョ現象が起こると大気の循環が変化することで、日本では冷夏と暖冬になると言われています。
逆にラーニャ現象の際は猛暑と厳冬になりやすいそうです。
またエルニーニョ現象が発生している時の台風に与える影響には下記のようなものがあります。
- 夏に発生した台風の中心気圧が低い。
- 秋に発生した台風の寿命が長くなっている。
- 夏から秋にかけて台風の発生数が少なくなる。
- 台風が発生する位置が例年よりずれる。
エルニーニョの意味は?
エルニーニョはスペイン語で
男の子という意味があります。
エルニーニョというのはもともとは南米のエクアドルとペルーの間のグアヤキル湾やその近海で毎年12月頃に海水の温度が上昇する現象を指していました。
この現象が起こる時期が毎年クリスマス付近ということもあって地元ではスペイン語でイエス・キリストを意味するエルニーニョと呼んだそうで、これがもともとのエルニーニョの意味になります。
この現象がもともとあった上で、数年に1度海水の温度上昇が大規模で起こり世界各地での異常気象が報告されるようになったことで、学者の間でエルニーニョから引用してエルニーニョ現象と呼ぶようになったようです。
なので厳密言うとエルニーニョとエルニーニョ現象は全然別のことを指していうのですが、この元となった現象のほうがほとんど知られていないせいもあり、エルニーニョ現象のことをエルニーニョと呼ばれることが多いようです。
海水温度はどのくらい上昇しているの?
エルニーニョ現象が起こったときの東太平洋の赤道付近の海水は例年より1~2℃ほど上昇するようですが、過去には最大5℃上昇したこともありました。
エルニーニョ現象とエルニーニョって違うことだったんですね。
ニュースなどで聞いたとき是非思い出していただけたら光栄です。
エルニーニョ現象は、原因が未だにわからへんねん・・・
やっぱり地球温暖化が関わってるんやないかなぁ~