面接官は犬
面接会場に犬がウロウロ
ここは大学の面接試験会場。
面接官があなたに志望の動機や入学したら目指したいことなどを質問してきます。
よくある風景です。
でも、会場に
数頭の犬
がウロウロしていたらどうしますか?
面接官の質問にあなたは答えようとします。
その瞬間、犬が膝の上に乗ってこようとします。
どうやら犬はあなたに遊んでもらいたがっているようです。
あなたはきっと面接に集中できないに違いありません。
もしかしたら犬を払いのけてしまうかもしれませんね。
れっきとした見極めです
これは実際に行われている面接の話です。
スコットランドにあるエディンバラ・ネピア大学では犬が面接のお手伝いをしているのです。
面接会場には面接官以外に何頭もの犬が放し飼いにされています。
けっしてふざけているわけではありません。
プレッシャーを与えて入学志望者を試しているって?
それもちょっと違います。
志望者が犬をどのように扱うかが、非常に重要なポイントなのです。
動物への接し方を知るため
獣医学部動物看護学科
なぜこのような面接が行われているのでしょう。
じつは獣医学部動物看護学科の面接で採用されている方法なのです。
なぜこのような方法を採用したのかというと、志望者の動物に対する適性をチェックするためです。
この学科の志望者は将来動物看護士の職に就くことになります。
面接の段階で人なつっこい犬とうまくやっていけないようでは、動物看護士はつとまらないでしょう。
そのため定員をはるかに上回る志願者が殺到するそうで、志願者の適性を判断するのは非常に重要な要素となるのです。
リラックス効果もあり
志望者にとってはなんとも頭の痛い犬の面接官ですが、リラックス効果も期待できるとのことです。
犬に限らず動物の癒し効果はよく知られています。
こうして考えてみるとじつにユニークでなおかつ理にかなった方法であることがわかります。
物言わぬ犬ですが厳しい面接官として今後も活躍して欲しいですね。
ところでこの方法はいろいろと応用が効くと思います。
例えばドライバー希望者を自動車内で運転してもらいながら面接したりすれば、ドライバーとしての資質も確認できるというわけです。
今後このような形式の面接が増えていくかもしれませんね。
面接会場に入って、犬がいたらビックリするやろうな!
でも、ホンマに理にかなった方法やなぁ~
まさケロンやったらちょっと緊張がほぐれるわ!