日本にはさまざまな風習やしきたりや行事があります。
全国共通のものもあれば地方によって全く異なるものも。
伝統やしきたりは面倒くさいと感じてしまったりもめ事の原因になってしまったりすることも多々ありますが、やはり守り継がれてきたもの、大事に受け継いでいくべき習慣も確かに存在します。
正しいマナーや常識を知って受け継いでいくべきものは正しく受け継いでいきたいですね。
お中元マナーのいろいろ
お中元にまつわるマナーをいくつかご紹介したいと思います。
分からなくなったとき、迷ったときなどに参考にして下さい。
その1、お中元とお歳暮は必ず必要なの?
もしどちらか一方だけにしたいという場合には、お中元をやめてお歳暮だけにしましょう。
お歳暮には
- 一年間の感謝の気持ち
- 半年間の感謝の気持ち
の2つの意味があります。
ですので、お歳暮だけにした場合は一年間の感謝の気持ちを表すことになります。
その2、喪中の方へのお中元は必要?
お中元は日頃の感謝の気持ちを表すものですので、贈り主、受け手のいずれかが喪中でも問題ありません。
ただし、受け手が喪中の場合はのしをシンプルにする、時期をずらして贈りものをするなどの配慮は必要です。
その3、お中元をやめたい
お中元とお歳暮を贈り続けてきた人に贈るのをやめたいときには
その後、お歳暮の金額おさえていき、最後は挨拶状だけにするという段階を踏むようにしましょう。
その4、お中元をいただいたら?
お中元はお返しを必要としませんが、贈り物が届いたときには速やかに電話か手紙でお礼の気持ちを伝えるのが礼儀です。
もちろん、お礼だけではなく何か贈りものをしたいと思うときには「御礼」や「お中元」として贈っても問題はありません。
最近は電話で済ます場合が多いですが、贈り物が届いたという電話をとりあえずかけて、その後に礼状を出すのが正しいマナーです。
その場合はどんなにヘタな字であったとしても、手書きの礼状をだすようにしましょう。
やはりパソコンの字よりも感謝の気持ちがよく伝わります。
礼状を書きたくても書き方がわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、目上の人以外の友人や親しい人には、そんなに形式にこだわる必要はありません。
夏らしい風流なハガキなどに一言添えて贈るだけでもいいと思います。
人との関わりが薄くなってきている今日このごろですが、こういう行事は人との繋がりの大切さを教えてくれます。
面倒くさがらずに、日頃の気持ちを伝えて繋がりを大事にしていくことも必要なのかもしれませんね。
人とのつながりを大切にするためにも、こういう行事はちゃんとしたほうが良えな!
そのためには、ちゃんとマナーを知っとかなアカンでぇ~