ギフト・贈り物

お中元の品選びの注意~もらって嬉しくても迷惑な品物~

Written by すずき大和

7月に入りました。

梅雨明けまでもうすぐではないでしょか。

デパートの催物場はどこもお中元商戦が本格化しています。

2013年の小売業界などの調査を見ると、昨今お中元やお歳暮の習慣を続ける人は一家庭で3~5件に贈っているそうですが、最も多いのは「贈らない」人たちだそうです。

贈る相手としては、取引先や上司への挨拶としてのビジネス関係が全体の1割くらいはありますが、恩師や恩人などお世話になっている人に贈るケースはそれよりもっと低いです。

そして

全体の8割方は両親や親戚など身内へのプレゼントになっています。



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贈る品物は、圧倒的に食べ物

選ばれる品物の変遷

現在、お中元として贈られる品物は、圧倒的に食品です。

欲しい物の調査では、近年ずっとダントツで商品券・金券が上がっていますが、実際に贈るとなると別のようです。

これは戦後冷蔵庫が普及した昭和40年頃からずっとその傾向が続き、ビールが1位というのも50年近く変わらないそうです。

しかし、ビール以外のものは、時代により随分変わってきました。

昭和時代はタオルや石鹸・洗剤などの日用品も売れ行きランキングの上位にありました。

食品は

  • お茶
  • 調味料
  • ジュース
  • 缶詰
  • コーヒー
  • そうめん

など、常温長期保存可能で、小分けにしておすそ分けもしやすいものが主流でした。

冷蔵庫に入れるのはハムくらいでしたが、昨今ではクール便で送る美味しい物が人気の上位を占めています。

自分が貰って嬉しい物を選ぶ傾向

昭和の頃は、今より親戚づきあいが日常的だった人が多く、身内間の贈答習慣も季節の贈り物や旅行のお土産、内祝いなど気軽にやりとりしていました。

改まったお中元やお歳暮は、

  • 恩師・恩人
  • 上司
  • 取引先あて

に贈るものが主流でした。

地位や身分のある偉い人や会社の場合、贈られてくる量は半端ないことが多いですから、たくさん来ても処理しやすいもの、とっておけるものが選ばれました。

お酒やたばこの詰め合わせなどもよくあったものです。

最近は身内あてが主流なので、贈ったらすぐ食べてもらえることを前提にした、生もののお取り寄せ品などが人気の上位にたくさん入ってきました。

調味料や缶詰など日常的消耗品より、自分では買わないけどもらったら嬉しい、ちょっと贅沢な美味しい物を選ぶ人が増えています。

身内への感覚と同じように、取引先や上司へ贈るのは危険

人気ランキング上位のものが上位になる理由

お中元マナー

を説くネット記事や、デパートなどの販売促進文句を見ると、品物のオススメは

誰にでも喜ばれやすいもの

と、必ず書いてあります。

  • 石鹸
  • シャンプー
  • 洗剤
  • 調味料

などの日用品は、最近は人によって決まった銘柄にこだわるケースが多いため、好みを知らないと選びにくく、逆にもの珍しいけれどちょっと高級な美味しい物のほうが無難、という意見が多いです。

その結果

  • 名店のお菓子
  • 産直の高級フルーツや牛肉

などが人気の上位になっています。

人気の商品が必ず喜ばれるとは限らない

ここで思い出してください。

現在、お中元のほとんどが身内へのプレゼントです。

当然、人気商品ランキングの上位を占める品も、身内あてのものです。

  • 子ども
  • 姪甥
  • 兄弟

から来るものはせいぜい多くて5件くらいでしょうから、届けばすぐあけるし、食べ物ならすぐ食べることもできます。

上位の商品は、そういう状況を前提にした品物なんです。

取引先や上司や恩師に贈る場合、相手に届く贈答品の数は10や20ではない可能性が高いです。

会社なら従業員たちに分けることができるものなら分けるでしょう。

上司や恩師の立場の人は高齢な場合も多く、もしかしたら老夫婦ふたり暮らしかもしれません。

そう考えたら、生ものなど大量に送られてきても、冷蔵庫に入りきれず傷んで捨てることになってしまうと、容易に想像がつきます。

相手の状況を考えたら、好きなものでも迷惑になる

実際は、上司や取引先に贈る場合、身内よりちょっとグレードをあげたものを選ぶ人が多く、食品メインのランキングでグレードの高いものは、生ものの割合がぐっと高くなっています。

結果

  • 冷凍のカニ
  • 牛肉
  • メロン

などがたくさん届き、食べたいし、もったいないけど、処分しきれず見る見る傷んで行くのを処分している偉い人たちは多いのです。

偉い人は往々にして、お礼状などちゃんと出すでしょう。

いつも美味しくいただいています。

なら、本当に喜んでくれているかもしれません。

いつも結構なお品物をありがとうございます。

の場合、もしかしたら、本当は迷惑しているかもしれないのです。

せっかく日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちを贈るのですから、相手が本当に喜んでくれる方法を選択しましょう。

とはいえ、ビジネスの場合形として贈る必要がある場合もあります。

なので、どうしてもこの時季の贈答品にするのであれば、商品ランキングなどの情報や自分が欲しい物を基準にせず、相手の立場で品選びをすることを心がけましょう。

ささいな思いやりで、よい人間関係を築いてください。

まさケロンのひとこと

お中元選びのコツは、相手の立場になって選ぶことやな!
受け取る人がお酒を飲まんへんのに、ビールの詰め合わせを送っても喜ばれへんでぇ~

masakeron-happy


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。